先日ダイヤモンドカッターを装着したルーターをドリルスタンドに固定してペットボトルを輪切りにする記事を執筆したが、ドリルスタンドに刃物研磨機などに採用されている注水ホッパーを取り付けれるとガラス瓶も輪切りにできるのではないかと試してみることに。
ダイヤモンドカッターでガラスを切断すると切粉が詰まって切れなくなってしまうだけでなく、刃が高熱になって焼けてしまうので、刃の上に水滴を落としながら加工する必要がある。
そこで、アクアリウムで使われる水合わせキットを利用することに。風量を調整できる[一方コック]と[チューブ]だけ購入しようと思ったが、Charmで販売されていたエーハイムの水合わせキットのほうが割安だったので、猫の餌と一緒に注文。
水タンクは500mlの逆さまにしたペットボトルを利用。前述した水を分岐することができるパーツ(一方コック)をペットボトルの分厚いところに取りつけた。
ペットボトルの穴はハンダゴテで溶かして開けて、その穴に差し込んだ一方コックをセメダインのエポキシ系接着剤(ハイスーパー5)で固定。カチカチに固まる硬化型なので、コックを回しても取れることはなかった。
チューブが通る穴をあけた木片をダイヤモンドカッターの上に固定し、一方コックに接続したチューブを通す。上部のペットボトルに水を溜めて、コックを少しひねればサイフォンの原理で水がチューブを通ってポタポタと落ちてくる。
加工中にドリルスタンドが動くと精度が狂うえ危険なので、作業台にクランプや錘でしっかりと固定した。
ダイヤモンドカッターの下は水浸しになるので、シューズトレイの上で加工することに。
ガラスの切粉を含んだ水が周りに飛び散るので、丸洗いできるプラダンのようなもので囲ったほうがよいだろう。刃の周りにカバーを取り付ければよいのだが、考える時間と作る暇がなかったので、ベニヤやプラダンを周りに設置。自身も濡れるのでエプロンと安全メガネとマスクを着用。
上の動画は実際に瓶を切断している動画で、分厚いコーラの瓶を5分で輪切りにすることができた。切れたときに瓶が落下することがあるので、タオルなどを敷いて割れないように対策したほうがよいだろう。
何度も輪切りにしたペリエ(Perrier)の瓶。
ガラスカッターや熱湯を用いるボトルカッターは失敗する確率がかなり高いので、ドリルスタンドやルーター用のスタンドを持っている人はチャレンジしてみてはいかがだろうか。ラボジャッキにモーターを固定すれば経済的に作れるかもしれません。
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