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土耕用化成肥料(8-8-8)で大葉を水耕栽培してみた育成実験

大葉の水耕栽培 比較実験:化成肥料 vs 水道水 ブログ

8-8-8化成肥料で大葉を水耕栽培
大葉の水耕栽培では、一般的にハイポニカなどの水耕用2液タイプ肥料が定番です。しかし、A液・B液の計量と混合や補充・交換作業が面倒なので、手元にあった「8-8-8粒状(土耕用)化成肥料」を使って栽培を試してみました。結果は意外にも良好で、しっかり収穫までたどり着けたので、その記録をまとめます。

8-8-8粒状の化成肥料
使ったのは、ホームセンターで購入した8-8-8粒状の化成肥料。これを水250mlに溶かし、およそ4粒を入れ、箸の頭を使って水中ですりつぶして溶かしました。粒数は実際に育てながら葉色や成長の様子を見て加減。容器はコーラ瓶を利用した簡易水耕栽培で、日当たりの良い窓際に置き、補光はせず自然光のみで育てました。

大葉の水耕栽培 比較実験:化成肥料 vs 水道水
発芽後から葉は順調に展開し、色も濃い緑色を維持。特に葉の厚みが出て、香りも良好でした。溶け残りによる根の傷みは見られず、食べられる大きさまで成長しました。液肥の補充は1週間に1回程度で、完全交換は2週間ごとに実施。

また、比較として水道水のみで育てた株と並べてみると、化成肥料を与えた大葉は明らかに背丈が高く、葉の枚数・大きさ・色つやともに優れていました。水道水のみの株は全体的に小型で葉色も薄く、栄養差がはっきりと確認できました。

一般には不向きとされる土耕用化成肥料でも、溶かし方や濃度管理を工夫すれば水耕栽培で十分利用できると感じました。2~3日前に化成肥料をすりつぶしてジョウロに入れた水に混ぜておけば、液肥として使用できたため、市販の液肥を購入する必要がなくなるという応用も可能でした。

ただし、商品によっては不溶成分や成分バランスの問題があるため、溶液の濁りや葉色の変化には注意が必要です。条件が合えば、大葉以外の葉物にも応用できるかもしれません。

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