スコヤの特徴
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直角90°と目盛り
スコヤの語源はsquare(スクエア)がなまったものが有力とされ、スコヤという名前が入っている定規類は必ず90°(直角)の角があります。
一般的なスコヤはL字の形になっており、内角と外角がぴったり90°(直角)になっています。
長竿の表裏には、定規と同じように目盛り(センチ目)が振られているので寸法を測ることも可能です。
指矩との違い
指矩(曲尺)と形が非常に似ていますが、スコヤは差し金に比べるとサイズが小さいものが多く、差し金のように弾力性がなく曲がりにくいつくりになっています。
小さいもので10cm以下のスコヤから、長いもので1mほどあるスコヤもあります。
スコヤのほとんどがセンチ目の目盛りだけが刻まれており、指矩のように角目や丸目の目盛りが刻まれていません。(一部例外あり)
土台の部分は、〔短竿〕〔短枝〕や〔妻手〕と呼ばれ、指矩より厚みがあります。
この土台を材料にひっかけ固定することができるので正確なケガキ作業がスムーズに行えます。
材質
長竿部分の材質はほとんどがステンレス製になっており、妻手はアルミや真鍮になっているので、錆びにくく直角を長く正確に保ちます。
高いところから落下して衝撃をうけると狂いがでることがあるので、落とさないように使用する前に角度を確認します。
スコヤの用途
管理人の用途
管理人は主に以下の用途で使用しており、木工品を作る際には必需品だと思っています。
使い方はどちらも土台を側面(基準とする面)に合わせ線引きや角度の確認をで使用します。
土台は長竿に対して両面とも段差になっているので、線引きの際はひっくり返しても使用すること可能です。
直角の確認 | 直角の確認 | 電動工具の刃を直角に調整 | 電動工具の刃を直角に調整 |
直角(90°)の確認
木工で丁寧な作品を製作する場合、高い精度が必要になってきます。
寸法どおりに材料を切断できるようになっても、角部分が直角に接合されていないと歪みがでてきます。
また切断機械の刃がベース面に対して直角に装着されていなければ、材料を直角に切断することができません。
スコヤを使用すると、加工した材料や木工品の角部分(内角と外角)や機械の刃がベース面に対して垂直になっているか、容易に確認することができます。
4隅の角を直角がでているか確認しながら接着すれば、完成品が歪んだりすることはありません。
ケガキ(線引き)90° | ケガキ(線引き)45° | 土台(妻手) | 土台が引っかかり固定 |
ケガキ線(線引き)
一般的な物差しで真っ直ぐな線を引くことはできても、表面に側面に対して垂直な線を引く場合、両端の同じ長さの場所に印をつけて線を結ばなければいけないので手間がかかります。
真っ直ぐな線を引いても直角になっていなければ、斜めに切断することになるので、接合時に隙間ができたり歪みがおこる場合があります。
スコヤは長竿より短竿(土台)の部分が厚くなっているので、材料の側面に土台をひっかけることにより、表面に側面に対して垂直なケガキ線を容易に引くことができます。