ボール盤とは?
リョービ(RYOBI) 卓上ボール盤 TB-2131-各部名称
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TB-1131K | TB-2131 | ||||
50Hz | 60Hz | 50Hz | 60Hz | ||
無負荷 回転数 |
高 | 低 |
2580 | 3100 | 3000 | 3600 |
1950 | 2340 | 2170 | 2610 | ||
1430 | 1720 | 1330 | 1600 | ||
915 | 1100 | 730 | 880 | ||
515 | 620 | 450 | 540 |
3.ベルトのかける上下位置を変える
主軸側のプーリーとモーター側のプーリにかかっているベルトの上下位置を所望の回転速度の高さにかけなおします。この時に必ずベルトをかける位置は、ベルトが平行になるように同じ高さの位置にかけてください。
基本的にベルトの位置が高いほうが回転速度が速くなります。TB-1131KとTB-2131の各位置の回転速度は上記を参照してください。
4.ベルトの張りの調整
ベルトをかけたらベルトの中央を手でつかみ、それぞれが約1cmくらいにたわむ程度のところまでモーターを後方に寄せてベルト張り固定用ノブで締め付けて固定します。長時間使用しないときは、ベルトの張りを緩めて休めておきましょう。
ボール盤の種類
卓上ボール盤 | 小型卓上ボール盤 | 直立ボール盤 | ラジアルボール盤 |
開けたい穴のサイズや材料の大きさでボール盤の種類を決める
ボール盤にはたくさんの種類があり、DIYで最も使われるタイプが「卓上ボール盤」や「小型の卓上ボール盤」です。どちらもほとんどの機種がドリル径13mmまでのドリルビットを取り付けられます。それ以上のドリルビットを取り付ける場合は、「直立ボール盤」を使用します。幅広い材料を加工する場合は「ラジアルボール盤」を使用します。一度にたくさんの穴を開けられる「多頭ボール盤」「多軸ボール盤」などもあります。「卓上ボール盤」以外のボール盤は大型タイプなのでしっかりと固定され据えつけされており、工房や工場などで使用されています。
卓上ボール盤
卓上ボール盤はこのページで紹介しているタイプです。重さが20kg~30kgあり、これ以上大型になると一般家庭に置くことが難しいのでDIYで一番利用される機種だと思います。ドリルドライバーや電気ドリルに備わっているドリルチャックがついているので、それらの電動工具を使用したことがある人ですと、迷わず簡単にドリルビットを取り付けられると思います。
小型 卓上ボール盤
上の卓上ボール盤でも家に設置するのが難しい場合は、この小型の卓上ボール盤がおすすめです。一般的な卓上ボール盤と比べると各パーツ『ベース』『コラム』『ヘッド』『主軸』がコンパクトになっているので、質量が5~10kgと軽くなっています。持ち運びにも便利ですし、手軽に出し入れすることができます。小型の卓上ボール盤にはテーブルがないのでベースがテーブルの役割も兼ねそなえています。
注意点としてストローク幅が短いので、卓上ボール盤のような深い穴を開けることが出来ません。
直立ボール盤
卓上ボール盤では10mm以下の穴開け作業が多いため、取り付け可能なドリル径が13mmまでの機種が多く存在します。この径までのドリルはシャンク部がストレート状ですが、これを超えるドリルはシャンク部がテーパー状になるので、取り付け方や機種が異なります。なので、ドリル径が13mm以上を超える場合は、スリーブとドリフトを用いてドリルを取り付けられる直立ボール盤を使用しなければいけません。
直立ボール盤、ラジアルボール盤でも主軸にドリルチャックをつけることにより、シャンクがストレート状のドリルを取り付けて穴を開けることもできます。
ラジアルボール盤
卓上ボール盤や直立ボール盤では、加工できる材料のサイズはフトコロ寸法やテーブルのサイズに制限されてしまします。
例えばフトコロ寸法が300mmも無ければ、600mmの幅の材料の中心に穴を開けることはできません。
そういった場合はラジアルボール盤を使用します。ラジアルボール盤はアームに主軸がついているので、主軸をアームの上を前後に移動させることができます。なので、幅広い材料の穴開けにも対応します。
自作 木工用テーブル
穴が開けやすくなるテーブル
卓上ボール盤は金工用に作られているので、標準付属されているバイスで材料をはさんで開けたい穴の位置に合わせるのは不便です。そこで、木工で穴開け作業を行う場合は、動画のように自作した木工用のテーブルを取り付けている方が多いです。
自作されたテーブルには、材料を押さえつけて固定できるフェンスやクランプが取り付けられてあるので、材料が固定しやすく穴を開けやすくなります。工夫されている方ですと穴の位置が決めやすく、すぐに固定できるように、フェンスやクランプが稼動するように作られています。また、フェンスにストッパーを取り付けることにより、複数の材料に同じ場所に穴を開けることができます。
テーブルの位置を自由に変えられる
同じ材料に複数の穴を開けなければいけない場合は、いちいちフェンスやクランプのネジを緩めなければいけないので手間がかかります。そこで、ボールバンのテーブルにクロステーブル(XYテーブル)をボルトやクランプなどで固定すると大変便利です。
クロステーブルには正面と横にハンドルがついており、ハンドルを回すことにより、縦軸(Y軸)と横軸(X軸)を自由に移動させることができるので、わざわざ材料の位置を変えて固定する手間が省けます。テーブルの上にクロステーブルを固定し、さらにクロステーブルの上に自作テーブルを固定されている方もいるようです。