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木材の曲面研磨に便利なスピンドルサンダーの特徴と使い方

SK11 スピンドルサンダー 330W SWS-330SP レビューブログ
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スピンドルサンダーの特徴

SK11 スピンドルサンダー 330W SWS-330SP レビュー

木材の曲面を効率的に研磨できる

スピンドルサンダーは円柱状のサンディングドラムを回転させて木材を研磨する木工機械である。木材を研磨する木工機械や電動工具には[ランダムサンダー][オービタルサンダー][ベルトサンダー][グラインダー][ベルトディスクサンダー]等があるが、スピンドルサンダーは凹みの曲面や孤面の研磨作業で威力を発揮する。

本機に取り付けるサンディングドラムは回転+上下運動するため、目詰まりがしにくいうえ、研磨能力が高い。このため、用途に合った粒度のドラムを使用することで、効率よく曲面を美しく研磨したり、成形することができる。サンディングドラムは色々なサイズが用意されているため、細部の曲面から緩やかな孤面にも対応。

このページでは当サイトが購入したSK11のSWS-330SPを使って、スピンドルサンダーの特徴や使い方をわかりやすく解説!

SWS-330SP(oem)

これまで国内大手メーカーのスピンドルサンダーが廃盤となったため、一昔前では海外メーカーの製品を輸入するしか入手方法がなかった。このため、当時はサンディングドラムを自作してボール盤などに取り付ける情報が散見された。しかし、現在では割安でコンパクトなスピンドルサンダーが販売されており、DIYerでも入手がしやすくなった。藤原産業が販売する[SWS-330SP]は海外でよくみかけるチープなモデルとフォルムがそっくりなことから、おそらく他社による設計や既存の型を用いてオリジナル色を加えたODMであろう。

SK11 スピンドルサンダー 330W SWS-330SP(重量とサイズ)

重量やサイズってどれくらいなの?

自分が購入したSWS-330SPの本体質量は約13kgとずっしりした重さであるものの、成人男性なら片手で持てるような重さ。家には手押しカンナ、自動カンナ、テーブルソー、バンドソー、糸鋸盤、ボール盤など色々な木工機械があるが、体感重量はおそらく一番かるい。

本体サイズは掃除機より一回り大きい集塵機くらいの大きさ。また、付属品の「サンディングドラム」や「テーブルインサート」は本体の前面・側面・背面にすべて収納することができるため、作業スペースが狭い我が家でもそれほど場所をとらないのは嬉しいポイント。

サンディングドラムの組み立て方

ペーパードラム&ペーパードラム

サンディングドラムの取り付け手順

Youtube-動画アイコン動画で見る

本体中央に取り付けるサンディングドラムは、[ゴムドラム]に[ペーパードラム]を差し込んだ構成となっている。購入時はゴムドラムにペーパードラムが差し込まれていない状態で同梱されているため、箱から開封するとゴムドラムのサイズに合ったペーパードラムを差し込む必要がある。

サンディングドラムの取り付け方(スピンドルワッシャー(下))

サンディングドラムの取り付け方法は一度セットすると忘れないほど簡単。まずはじめに「スピンドルワッシャー(下)」を「スピンドル」に差し込む。このワッシャーはお手入れ以外で取り外すことはないため、違うサイズのサンディングドラムを交換しても取り外す必要はない。

サンディングドラムの取り付け方(テーブルインサート)

次に使用するサンディングドラムの隙間が最も小さくなる「テーブルインサート」を選定して、サンディングドラムと一緒にスピンドルに通す。隙間が広いテーブルインサートを選ぶと材料や手が巻き込まれたときに危険なので注意。

サンディングドラムの取り付け方(スピンドルワッシャー下)

次にゴムドラムのサイズにあった「スピンドルワッシャー(上)」をスピンドルに通して、付属されているレンチで「スピンドルロックナット」を軽く締めつける。

サンディングドラムの取り付け方(レンチ)

スピンドルロックナットを締めつけることにより、ゴムドラムが少し膨らみペーパードラムがしっかり固定される仕組みとなっているため、締めつけが緩いとペーパードラムが空回りしたり抜けたりする。しっかり固定されていない場合はスイッチを止め、ペーパードラムが固定される最低限の力で締めつける。きつく締め付けすぎるとペーパードラムが破れやすくなるので注意。
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サンディングドラムの種類

SWS-330SP専用のペーパードラム(別販売品)

サンディングドラムの種類

藤原産業のSWS-330SPには6種類のサイズのペーパードラムが標準付属されているが、同社からは各サイズ粒度の違うペーパードラムも単品で販売されている。標準付属されているものは一番粒度が粗い#60。#60は研磨力が強いため材料の曲線を修正するには適しているものの、塗装するには粗い仕上げになるため、材料を塗装する場合は#240を用意したほうがよいだろう。また、材料の厚みが薄いと少し押し付けただけですぐに削れていくため、材料によっては#100~#150のほうが修正しやすい。

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SWS-330SP専用のペーパードラムは、大きいサイズ(76mm)を除くと500円以下で販売されているが、Amazonでは価格が変動して2~3倍の価格になっていることがあるので注意が必要。楽天だと500円以下で販売されているショップが複数あるが、単品だと送料がかかるため、送料無料になるまでまとめて注文したほうが経済的。
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スイッチ操作

SK11 スピンドルサンダー 330W SWS-330SP(スイッチの入れ方)

ON/OFF

スイッチは本体前面にあり赤いキーをつまんで上に引き上げることで、上で取り付けたサンディングドラムが上下に動きながら回転する。サンディングドラムの回転を停止する場合は引き上げた赤いキーを下に下げると停止。回転速度を調整する機能等はなくシンプルな操作となる。
SK11 スピンドルサンダー 330W SWS-330SP(ロックキー)

ロックキー

スイッチがOFFになっている状態で黄色いキーを引き抜くと、赤いキーを上に引き上げてもスイッチをONにすることができなくなる。黄色い部分を元の場所に差し込むとロックは解除。サンディングドラム交換時にスイッチが入ると危険なので誤ってONにすることを防止。

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使い方

SK11 スピンドルサンダー 330W SWS-330SP(材料の流す方向)

材料の流す方向

スピンドルに取り付けたサンディングドラムは反時計回りに回転しているため、凹曲面は右から左に流して研磨しなければいけない。木材の凹曲面は左から右に流しても研磨されにくいが、ホールソーなどでくり抜いた真円の内壁はサンディングドラムと同じ方向(反時計回り)に回したほうが効率よく研磨することができた。
SK11 スピンドルサンダー 330W SWS-330SP(穴の研磨)
注意点は材料がサンディングドラムの裏側にかかると材料が跳ね跳びやすい。また、SWS-330SPの定格使用時間は30分なのでそれ以上の連続使用は避けること。その他に、材料を強く押し付けすぎるとモーターに負荷がかかり、それを連続しているとモーターの故障の原因となるため、無理に力を入れすぎない。

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ダストポート

集じん機や掃除機と接続できる

SWS-330SPは本体の背面にはダストポートがあり、集じん機や掃除機の延長ホースと接続することにより、研磨時に発生する粉じんやおが屑を吸引して除去することができる。

木材を加工する木工機械の中には集じん機と接続してもおが屑を効率よく吸引できないものも存在するが、スピンドルサンダーの場合はサンディングドラムとダストポートの位置が近いうえ、空気が曲がる風路もないため、体感では9割以上集じんすることができた。

本機の中やテーブルにおが屑が溜まっていくので掃除機でもいいので接続しておきたいところ。ただしフィルターや紙パックを目詰まりさせる微細なゴミなので、吸い込んだ空気とゴミを遠心分離させる「自作サイクロン」を介して接続することをおすすめする。

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研磨してみた

SK11 スピンドルサンダー SWS-330SP(檜 研磨)
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檜(10mm)

木材の厚みが10mm以下だと研磨というより、柔らかいプラスチックを削っているような感じで研削されていく。少し押しただけでどんどん削れていく研削力があるため、調整が難しいようであれば#100~#150からはじめてもよいくらいだと感じた。

SK11 スピンドルサンダー SWS-330SP(杉 研磨)
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杉(12mm)

杉のバラ板も効率よく研削することができるため、修正する厚みが小さい場合は#100からでも十分だと感じた。糸のこ盤の使い方が下手で切断面がガタガタしているが#60を使えば数分で跡形もなく消すことが出来た。

SK11 スピンドルサンダー SWS-330SP(SPF 1×4材 研磨)
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SPF 1×4材(19mm)

10mm前後の針葉樹が3~4分で終わったのに対し、厚みが約20mmほどになると6分ほどかかるため、修正のため研削する場合は#60から始めたほうがよいだろう。やはり、これだけ小さい範囲を5回繰り返しただけで定格使用時間に達することを考えると、本格的に使用する場合はワンランク上のメーカーの製品を購入したほうがよいのかもしれない。

SK11 スピンドルサンダー SWS-330SP(SPF 2×4材 研磨)
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SPF 2×4材(38mm)

上の1×4材より倍の厚みとなったが研削した時間は5分で終わった。研削力がアップしたのはサンディングドラムのサイズを大きくしたからだろう。サインディングドラムのサイズが大きいほど研削力が強くなるようなので、二次凹曲面に適したサンディングドラムの選定が大事なことを気付かされた。

SK11 スピンドルサンダー SWS-330SP(タモ材 研磨)
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タモ(30mm)

さすがに樫木になると約7分ほどかかったが、綺麗な曲面に修正することができた。手で研削すると大幅な労力と時間がかかることを考えると、曲面を効率よく研削&研磨できる専用のスピンドルサンダーを購入してよかった。

SK11 スピンドルサンダー SWS-330SP(穴の内壁 研磨)
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穴の内壁についた焦げ目

ホールソーで穴をくり抜いたり、トリマーやルーターを使用すると焦げ目がつくことがあるが、このような頑固な汚れも効率よく除去することができた。スピンドルの上は固定されていないため、閉じた曲面の穴の内壁もスピンドルを差し込めば研削&研磨することができる。
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知っておくと便利

SK11 スピンドルサンダー 330W SWS-330SP(目詰まり解消法)

サンディングペーパーの目詰まり解消法

スピンドルサンダーのスピンドルは回転に上下運動が加わるため、サンディングペーパーが目詰まりしにくいメリットがあるものの、長く使用していると目詰まりして研削力が低下してくる。一般的にサンドペーパーが使用される木工機の目詰まり解消には天然ゴムで作られた「ベルトクリーナー」が使用される。しかし、ベルトクリーナーは割高なうえにすぐに消耗するため、台所用のスポンジをサンドペーパーに軽く当てて目詰まりした屑を除去している。

スピンドルサンダー ペーパードラムの真ん中で研削する方法

サンディングドラムの真ん中を使う方法

SWS-330SPはテーブルを昇降することができないため、ペーパードラムの下のほうだけが消耗していく。下の部分が消耗するとサンディングドラムをひっくり返して上の部分を使用するが、ペーパードラムの上と下の部分が消耗すると真ん中のあたりは使用されないまま交換となる。そこでSWS-330SPのテーブルの上にさらに自作したワークテーブルを重ねることでサンディングドラムの全体を使いながら研磨することができる。
SK11 スピンドルサンダー 330W SWS-330SP(ワッシャー収納)

スピンドルワッシャー(上)を本体に収納

SWS-330SPは本体に「サンディングドラム」「テーブルインサート」「レンチ」を収納することができるが、3種類のスピンドルワッシャー(上)だけ収納することができない。そこで、テーブルの邪魔にならないところに磁石とワッシャーを引っ付けて収納することで小さなワッシャーも無くしにくくした。

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