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ガスコンロの温度センサーを解除してみた【リンナイ KG35NBKR】

温度センサーの敏感な反応がストレス

ガスコンロの温度センサーの敏感な反応に悩まされる

去年、我が家で使用していたリンナイのガスコンロが故障し、やむを得ず新しいガスコンロを購入することになった。新しく購入したものは同じリンナイ製の「KG35NBKR」というモデル。

新しいガスコンロを数ヶ月間使用してみたところ、以前のガスコンロと同様の問題が生じた。それは、炭作りや炒め物をしている際に、ガスコンロの温度センサーが敏感に反応し、ガスの供給を自動調整したり、火を消す安全機能が働いてしまうことだ。

この自動調整機能は安全を考慮した設計であるものの、「ピピッ!」という音が鳴り響くたびに、発狂しそうなほどのストレスを感じるようになった。そのため、問題の根源である温度センサーを解除し、頭がハゲそうな問題から解放される道を選ぶことに。

過熱防止センサー購入見送りの理由

過熱防止センサーの購入の検討もしたが、最終的にはいくつかの理由から購入を見送ることに。

まず、このセンサーは競合品がないためか、やや割高であると感じた。また、収納性についても不便さを感じ、場所を取る製品は避けたいと考えた。批判レビューには、センサーが陶器で作られているため、落としたりぶつけたりすると簡単に割れてしまうようだ。

さらに、炭作りには適していないという批判的レビューも見受けらた。私は調理で炭を使う機会が多いので、このセンサーが適していないことは大きなマイナスポイントとなった。最後に、火から遠ざかりすぎることで火力が不足し、調理に適さないという点も購入を見送る理由の一つです。

過熱防止センサー購入見送りの理由

以前はちゃらりんこクックさんの動画を参考にし、針金を使って温度センサーと鍋底の接触をしないようにしていたが、新しいコンロはバネが強くてバーナーキャップを持ち上げてしまうようになり、この方法は使えなくなってしまった。また、着脱にちょっとした一手間がかかったり、固定が確実ではないため外れたすることもネックであった。

【備忘録】温度センサーを取り外す手順


ガスコンロの温度センサーを解除するため、センサーを取り外すとガスの火がすぐ消えるようになった。そこで、センサーを高温にならない位置に移動させる方法をとることに。温度センサーをあとで元に戻すことがあるかもしれないので、再組み立てがスムーズに行えるように撮影しながら分解を行った。
リンナイ ガスコンロ[KG35NBKR]の温度センサーの取り外し方(バーナーキャップの取り外し)

左右のバーナーキャップを取り外す。

リンナイ ガスコンロ[KG35NBKR]の温度センサーの取り外し方(天板の取り外し方1)

天板の両サイドのネジを取り外す(4個所)。

リンナイ ガスコンロ[KG35NBKR]の温度センサーの取り外し方(天板の取り外し方2)

グリルの排気口カバーにあるネジを取り外す(2箇所)

リンナイ ガスコンロ[KG35NBKR]の温度センサーの取り外し方(天板を取り外したところ)

天板を取り外す。

リンナイ ガスコンロ[KG35NBKR]の温度センサーの取り外し方(着火装置の土台の取り外し)

着火装置の土台を取り外す(後ろ側にツメあり)。

リンナイ ガスコンロ[KG35NBKR]の温度センサーの取り外し方(ガスバーナーの取り外し)

ガスバーナーを取り外す。

リンナイ ガスコンロ[KG35NBKR]の温度センサーの取り外し方(温度センサーを固定している金具の取り外し)

温度センサーを固定している金具を取り外す(ネジ1箇所)。

リンナイ ガスコンロ[KG35NBKR]の温度センサーの取り外し方(金具から温度センサーを取り外す)

金具から温度センサーを取り外す(ネジ1箇所)。

リンナイ ガスコンロ[KG35NBKR]の温度センサーの取り外し方(温度センサーを取り外す)

温度センサーを高温になりにくい隅に置く。

アルミ缶を使用したセンサー反応遅延装置

左のコンロは温度センサーを取り外さなかったが、特に炒め物をするときに温度センサーが邪魔になることもあるので、温度センサーの反応を遅らせるための工夫を施した。以前はちゃらりんこクックさんの動画を参考にし、針金を使用して温度センサーが鍋の底に直接触れないようにしていたが、新しいコンロはバーナーキャップを持ち上げてしまうほどバネが強いので、この方法ではうまくいかなくなった。そこで、バーナーキャップが持ち上がらないように、アルミ缶と釘を使って簡単な装置を作成。

アルミ缶を切る治具

アルミ缶をカッターやハサミなどを使って切断。

治具を使って輪切りにしたアルミ缶

DIYをしているとアルミ缶を素材や部品として使うことが多いため、ついでにアルミ缶をスムーズに輪切りにできる治具を作った。

輪切りにしたアルミ缶を切る

輪切りにしたアルミ缶を板状にするため、ハサミで垂直に切り込みを入れ長く切り取る。

丸棒でアルミ缶を平らにする

丸く曲がったアルミ缶を平らにするために、丸棒を使ってフラットな状態にする。

平らになったアルミ管

完全には平らではないものの、アルミ缶の丸まりのクセは取り除けた。

バーナーキャップの高さを測定

バーナーキャップの高さをノギスで測定。

アルミ缶をPカッターで切断

幅をバーナーキャップの高さに合わせてアルミ缶を切断。

切ったアルミ缶

余ったほうも使う。

丸めたアルミ管

バーナーキャップの高さに合わせて切ったアルミ板を小さく丸める。

丸めたアルミ板をバーナーキャップの中に挿入

バーナーキャップの中に挿入したアルミ板

丸めたアルミ板をバーナーキャップの中に差し込む。

余ったほうも丸めてバーナーキャップの中に差し込む。

穴をあける

余ったほうをバーナーキャップから抜いて穴をあける。最初に差し込んだアルミは捨てる。

ビスや釘や針金を差し込む

あけた穴に棒状の金属(釘・ビス・針金)などを差し込む。

ガスコンロの温度センサーを解除する道具

センサーが下がった状態のときに五徳の位置より高くなる場合はハサミで上側を切る。

ガスコンロに差し込んだところ

バーナーキャップをガスコンロに戻す。アルミの外径はバーナーキャップの穴経より小さいサイズで作っているので、バーナーキャップはセンサーのバネの力で持ち上がらない。

ガスコンロ(センサー解除装置なし)

▽アルミ缶なしの場合
温度センサーがフライパンや鍋の底に直接接触しており、調理器具の温度が安全範囲を超えると、ガスの供給量が自動で調整される。鍋に水が入っている場合はセンサーの反応はしにくくなるが、フライパンでの炒め物などでは火力が自動的に下がる場合がある。この機能は安全性を向上させ、ガスの使用を省エネルギー化するという利点がある、炒飯のように高火力が求められる料理を作る際には、この自動調整が不便に感じられることもあった。

ガスコンロ(センサー解除装置あり)

▽アルミ缶ありの場合
アルミ缶を差し込むと、センサーと鍋底の直接的な接触を避けることができる。これにより、調理器具の温度が安全範囲を超えた際にガスの供給量が自動で調整される機能の影響を受けにくくなる。ただし、この方法はセンサーの反応を遅らせることはできるが、センサーが全く反応しないわけではない。そのため、センサーの反応をさらに遅らせるための改良を予定。

アルミ缶を二重に巻いたセンサー解除装置

アルミ缶を二重にして作ったものは、センサーの反応をさらに遅らせることができた。この効果に基づき、さらなる効果を期待して、厚みのあるパイプを使用してつくることを検討中。

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