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ジグソーの選び方


ジグソーとは?

特徴

ジグソーは、幅の細いブレード(鋸刃)を糸鋸(イトノコ)のように上下運動させて木材や金属などを切断することができます。
ブレードは幅が狭く柔らかく、切断中に進行方向を曲げることができるので、曲線加工や切り抜き加工に向いています。

ジグソーも定規を使用すれば、直線に切断することもできますが、丸ノコのような高い精度はありません。
ジグソーのブレードは上下に運動しながら切断していくので、ベースが微妙に浮き上がったり、振動をともない切断面が粗くなります。
またブレードが柔らかいので、材料に斜めにはいっていくことがあり直角に切断することが難しくなります。

直線切りをする場合は、危険度が増しますが、容易に垂直で真っ直ぐに切断できる丸のこのほうが切断面も綺麗ですし、精度の高い切断ができます。
丸ノコが怖くてジグソーの購入を迷っている方は、材料をバイスで抑えることができ、キックバックが発生しない卓上式の丸ノコもお勧めです。

BOSCH(ボッシュ) ジグソーガイド[PLS300]

直線切断をサポート

BOSCH(ボッシュ)から直線切断、角度切断、傾斜切断をサポートするジグソー専用のガイドも販売されています。
厚さ25mmまでの材料に対応しており、アタッチメントの組み換えで、幅広い材料の切断や曲線切りも行うことができます。

対応機種

PST800PE型・PST680EL型・PST650/N型・PST650PE型・PST650型・PST700PAE型・GST90BE型・GST14.4V型・GST24V型・GST75BE型・GST100シリーズ・GST85シリーズ

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ジグソーのストロークとは?

 

ストローク数とは?

ジグソーのストロークとは上下に動く運動のことをさすので、ジグソーの説明に記載されているストローク回数(min-1(回/分)とは、1分間にブレードを上下運動させる回数のことです。

ストローク巾(幅)とは?

ストローク巾は、ブレードの稼働範囲となります。
ジグソーの場合は、上下に動く刃の幅となります。
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どのような場面で使用するのか?

 

BOSCH-[PST700]

 曲線切り

マルノコで精度の高い直線切りができても、曲線切りをすることはできません。
ジグソーは曲線切りが得意な電動切断工具なので、木工などで曲線切りをする場合に活躍します。
小さな円や複雑な形状に切断する場合は送るスピードを遅くすると、墨線に沿って加工がしやすくなります。

切抜き加工

切り抜く箇所にドリルなどでブレードが入る穴を空け、穴の中にブレードをさしこみ好きな形に切り抜く加工も可能です。
切断する対象が小さく複雑な曲線を切断する場合は、さらに刃が細くなり卓上で切断する板を手で操れる糸鋸が向いています。
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ブレードの種類

PR-JBL10ジグソーのブレード(刃)
BOSCH-ブレードセット
〔PR-JBL10〕
ジグソーのブレード(刃)

ブレードの種類

ブレードとはジグソーに取り付ける鋸刃のことです。
ブレードは大別すると〔木工用〕〔金工用〕〔サイディング用〕〔プラスチック用〕〔発泡スチロール用〕などがあり、切断する素材に適切なブレードを装着します。
〔木工用〕には〔厚材用〕〔曲線切り用〕〔円切り用〕〔合板用〕〔仕上げ用〕など様々な種類があるので、用途にあったブレードを装着しないとうまく切断できない場合があります。

よく切れるブレード

付属のブレードの切れ味が悪く切断面が荒くても、評価の高い会社のブレードを装着することにより切断能力や仕上がりが変わる場合があります。
またブレードは他社のものでも兼用できるものとできないものがあるので、ブレードの頭の形状や商品説明やレビューをしっかり読んでから購入しましょう。

スタンダードタイプ(ジグソーブレード)Bタイプ(ジグソーブレード)
スタンダードタイプBタイプ

替え刃を購入する際の注意点

ジグソーのブレードはスタンダードタイプとBタイプの2種類があります。
それぞれ頭の形状が違うので、違うタイプのブレードを購入すると装着できない場合があります。
付属されていたジグソーブレードの頭の形状を確認して選ぶようにしましょう。

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ジグソーの使い方

ジグソーの使い方(スイッチの入れ方)

スイッチの入れ方

ジグソーはトリガー式のスイッチになっているので、スイッチを指で引くことによりスイッチがはいります。
スイッチを引いた状態でスイッチON保持ボタンを押すと、指で引かなくてもスイッチがはいった状態が維持されます。

送り方

ジグソーは強く前に押し付けても速く切断できません。
無理に前に押し付けようとすると、ブレードが折れたりブレる要因となるので、本体に負荷がかからないようにゆっくり前に押し進めていきましょう。

木工

木工用には様々な種類のブレードがあるので、材質や厚みにあわせてブレードを選びましょう。
きつい曲線を切断する作業では、刃の厚みが薄いブレードを選んだほうがうまく切断できます。

金属

金工用のブレードには材質に特化したブレードがたくさんあります。
刃が痛みやすいので、ストローク数を下げて(低速)、切削用のオイルスプレーをブレードや切断部分に塗ると耐久性があがります。

安全上の注意

ジグソーと丸ノコを比較するとジグソーのほうが安全な電動工具だと思いますが、切断用の電動工具の中でブレード(刃)が折れやすい部類にはいります。
ブレードが目に飛んできて失明する恐れもあるので、必ず安全ゴーグル・メガネを装着するようにしましょう。

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切り抜き切断

切り抜き切断

切り抜き切断は(窓抜き)(ポケット切断)などと言われ、ドリルなどでブレードを挿し込む穴をあけなくても切り口を作り中抜きが行えます。

切り抜き切断の仕方

切り抜き切断(窓抜き)を行う場合は、あらかじめドリルなどでブレードがはいる穴をあけておきます。
材料が薄い場合は、定盤の先端(前角)を支点として材料に当ててスイッチを入れ、ブレード(刃)をゆっくりと材料に近づけながら降ろしていくことで、ドリルで穴をあけなくても切り口があけられます。
慌ててブレードを材料に近づけると、ブレードが折れたりして危険ですので急がずにゆっくりと材料に近づけていきましょう。

丸ノコの性能比較表

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