Re:床接地面積ゼロから始める集じん生活
作業スペースが狭くなるまき
現在、作業部屋の移転中につき毎日少しずつ整理をしているのだが、作業スペースが2畳に成り下がるため、工具をその部屋に全て移すと足の踏み場がなくなるほど狭くなる問題と直面。
そこで少しでもスペースを確保するために、木材を加工する際に発生する大鋸屑を回収する「集じん機」と、集じん機に接続している「サイクロン式分離回収器」を撤去することに。
今後はどうやって大鋸屑を回収するのかというと、電動工具メーカーのコードレスクリーナーとコードレスクリーナー用のサイクロンアタッチメントを使用して回収することにした。
掃除機を上から吊ると邪魔にならないことに気づく
コードレス掃除機は大型の集じん機と違い、省スペースに収納できるメリットがあるものの、立て掛けて収納するとわずかながら床の接地面積を必要とするため、最初は天井から吊って使用していたのだが、クリーナー本体やアタッチメントを収納できるBOSCHの[壁用ホルダ-1619PA5263]があることを思い出し、壁に掛けて本体とサイクロンアタッチメントを宙に浮かせた状態で設置することに。
スティック掃除機を壁掛けできる壁用ホルダー
電動工具メーカーのスティック掃除機を壁にかけるのに便利なツールが、BOSCHから販売されている壁用ホルダー(1619PA5263)。同社の従来モデル(GAS18V-LIH/GAS14.4V-LIH)専用のホルダーだが、マキタ・ハイコーキ・リョービのスティック機にも流用することが可能だったのでこれを利用。
マキタからも専用壁掛けホルダー(壁掛けマウント-No.458571-5)が発売されているようだが、BOSCHのホルダーより割高なうえ、アタッチメントを収納できないので見送った。どちらも壁にネジ止めする必要があるため、壁に傷をつけられない環境ではディアウォールなどを利用するとよいかもしれない。
サイクロンと延長ホースを組み合わせた掃除機をセット
壁掛けホルダーを壁にネジ止めしたら、[サイクロンアタッチメント][延長ホース]を装着した[コードレスクリーナー]をホルダーに差し込む。
サイクロンアタッチメントを取り付けると吸引力が約4割ほど低下するので、電動工具メーカーのコードレスクリーナーを使用する場合は、メーカー各社から販売されている一番吸引力が強いフラッグシップ機が選ぶとよいだろう。
最近はダイソンのように重心が上にあるハンディタイプのコード式スティック掃除機をよく見かけるが、吸引力は電動工具メーカーの充電式クリーナーより強いのだろうか?バッテリーと充電器が付属された上位モデルは高額なので、予算を抑えたい場合は安価なコード式スティック掃除機を壁に固定するのもよきかもしれない。
吸引力はどれくらい?
掃除機本体が18Vシリーズの上位モデルだと、木材の切り屑であれば軽々と吸引することはできる。しかし、手鉋、手押しカンナ、自動カンナからでる細長い切り屑はサイクロン内で詰まりやすい。また、今あげた木工機やトリマーやルーターは、一瞬で床一面を真っ白にするほど切削量が多いため、集じん容量が小さいサイクロンアタッチメントのダストケース内はすぐにゴミで一杯となるデメリットが存在。
木材の切断時に発生する微細な大鋸屑や、サンダーなどで研磨した際に発生する微細な粉じんもダストケース内で遠心分離されるため、フィルターが目詰まりしにくく吸引力が低下しにくい。ただし、100%の粉じんを遠心分離できるわけではないので、掃除機側のゴミが空でも定期的にフィルターをお手入れしたり、紙パックを交換したほうがよいだろう。フィルターが目詰まりした状態で使用しているとモーターやバッテリーに負荷がかかるからである。
延長ホースに標準付属されているストレートパイプや床用ヘッドを装着すれば床の掃除をすることもできた。床を掃除したり、アタッチメントを使用する場合は、やはり、専用ツールを一箇所にまとめて収納できるBoschの壁掛けホルダを利用したほうがよいだろう。
違う太さの集じん口と接続する場合に便利なアダプタ
延長ホースとして使っているSANEIの洗濯機排水ホースの接続口は内径が26mm~34mmのテーパー状になっている。若干伸び縮するゴムのような素材なので無理やり広げれば35mmまでは対応できた。
排水ホースのホース接続口と接続したい電動工具や木工機械の集じん口とサイズが合わない場合は、色々なサイズの接続口と連結できる「集じん機接続アダプター」や「塩ビ管 異径ソケット」を利用。
mm単位の誤差であればビニールテープなどを巻いて微調整。ホースが抜けやすい場合は、ホースバンドを取り付けることでしっかり固定できるようだ(マキタのアタッチメントと接続すると抜けやすいので、良きものが見つかれば追記したい。)。
ホースの固定・抜け防止に便利なホースバンド
SANEIの洗濯機排水ホースの接続口はゴムのような弾性力のある材質になっているため、他の接続口の外形が少々大きくても無理やりねじ込むことができるものの、手で動かすような電動工具やコードレスクリーナーのアタッチメント等と連結すると抜けやすいことがあった。
そこで、同社(SANEI)から販売されている[ホースバンド(PD50)]を購入して洗濯機排水ホースを固定しようと思ったのだが、クランプ力が弱いためすぐに抜けてしまった。
次に購入したのがセフティー3から販売されている[手締めホースバンド(25-40)]。これは25~40mmのホース(外径)に対応しており、ボルトで締めつけることができるため、電動工具の接続口や、電動工具や木工機と集じんホースを連結できるジョイントにしっかりと固定することができた。また、ボルトの頭部はツマミ式になっているため、工具レスで締め付けられるのも高ポイント。
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