バレル研磨機という魅力的な機械を知る
去年、水晶甲州屋さんがYoutubeにアップロードしている振動バレル研磨機で石を研磨している動画を視聴して、これに木材や3Dプリントした物を入れたら研磨・バリ取り・面取りを自動化できるのではないかと面倒くさがりの自分は目を光らせて興味を抱くまき。
そこでバレル研磨機について調べてみると、なにやらバレル研磨機には「磁器バレル」「回転バレル」「振動バレル」など様々な種類が存在することを知る。国内ではバレル研磨機の口コミが少ないため、これを機会に家庭でも使えそうな3種類のバレル研磨機の同時購入を決意。
振動バレル研磨機は高額!?
だがしかし、「磁器バレル研磨機」と「回転バレル研磨機」は小型で割安なタイプがあるのだが、「振動バレル研磨機」は小型でも割高な製品しか販売されていないようだ。そこで、薬莢に残った火薬や汚れを落とす用途で使われる小型でチープな薬莢用の振動バレル研磨機(50$)を海外で注文。ちなみに普通のバレル研磨機も海外だと100$以下で販売されていた。
なにやら、ブラックラグーンにでてくるようなチャカ大国では薬莢に残った火薬や汚れを落として再利用する人たちがいるようだ。そんなものでバレル研磨機を銃大国の言語で検索すると一般人がバレル研磨機を紹介する動画が弾丸のように散見。また、薬莢だけでなくアクセサリーや金属の部品から石を研磨しているユーザーも見られた。
ちなみに3種類のバレル研磨機を購入したときに偶然「ビーチグラスは何回シェイクすればできるのか?」という記事を読んだ。最終的に3万回シェイクしても角が丸くならずにガラス片をコンクリートに叩きつける衝撃的な終わりかたで読み物としてはおもしろかったのだが、自分が持ってるバレル研磨機ならシーグラスを自動で作れるかもしれない興味を抱きと脱線実験。
結果はというと、研磨槽を回転させて勢いよくメディアをワークにぶつけることができる「回転バレル研磨機」だけがガラスの角を丸くすることができ、シーグラスもどきを作ることに成功。そのときの記事はこちらからどうぞ。ちなみに、「値段が高い!」というレスポンスを頂いたのでそのうち1,000円くらいで自作してうまくいけばシェアしたい。
薬莢用の振動バレル研磨機でも研磨できるのか?
話は脱線したが、結局のところ本来の目的である振動バレル研磨機で木の凹側の辺や曲面の面取りはうまくいかなかった。おそらく薬莢用以外の振動バレル研磨機でも無理と諦めモード。
しかし、このまま振動バレル研磨機を使わずに埃をかぶらせるのはもったいないので、貴金属や石製品を研磨できる振動バレル研磨機のように、チープな薬莢用の振動バレル研磨機でも硬い金属を研磨できるのか検証してみた。
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