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本当に回転バレル研磨機で金属のバリや面が取れるのか調べてみた。

回転バレル研磨機でバリ取りブログ
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小型の回転バレル研磨機で金属のバリ取り&面取り

回転バレル研磨機でバリ取り

本当に金属も加工できるのか?

現在、ちまちまと小型の回転バレル研磨機の使い方を説明した記事を執筆中。

その中で小型の回転バレル研磨機でも金属の面取りやバリ取りができると説明しているものの、実際に金属のバリを除去したことがなかったのでソースをつくるため、バリを発生させた金属板をバレル研磨機の中に入れて研磨した動画を作成した。

金属のバリ

グラインダーで切断してバリを発生させる

バリが発生したワークを用意するため、グラインダーと金の卵の組み合わせで「ステンレス」「銅」「アルミ」3種類の材質の金属板を切断した。

バリは硬度が軟らかい材質になるほど大きなバリが発生した。

各辺の角も指を切るほど尖っている状態なので、面が取れればはっきりとわかるだろう。

金属のバリ

ワーク同士がぶつかって傷だらけになる

バレル研磨する前に問題に気づいた。

これだけ鋭利なワークを研磨槽の中に複数入れて勢いよく回転すると、ワーク同士が勢いよくぶつかったときに傷がつくだろうということに。

回転・振動タイプのバレル研磨機は、コンパスで引っ掻いたような深い傷を短期間で消すような研磨力はないため、ワークが傷だらけにならないように、ワーク同士がぶつかったときの衝撃を緩和させる対策が必要であった。

バレル研磨用コンパウンド

対策1:衝撃を緩和させるコンパウンド

バレル研磨用のメディアには発泡作用の高いものが存在し、なぜ水を泡立てさせたり、ぬめらせたりするのだろうと不思議に思い、調べたことがあった。

答えはチップトン社のカタログで見つけたが、発泡作用によってメディアと工作物の衝撃を緩和させるためのようだ。工作物の打痕を防止することで仕上がりの状態も向上するという。

なので、工作物のバリやカエリを取る場合は、発泡作用の高いコンパウンドを使用したいところだが、発泡作用の低いコンパウンドしかない場合は、中性洗剤を一緒に加えることで代用できるかもしれない。

スピードコントローラー

対策2:衝撃を緩和させるために回転スピードを落とす

その他にメディアやワークの衝撃を緩和させるためには、研磨槽の回転スピードを低速にする必要があると思い、電圧を下げるスピードコントローラーに接続してみた。すると思ったとおり、研磨槽の回転スピードは1より低速にすることができた。

動画では家にあったハンダゴテ専用のパワーコントローラー(PC-11)を使用しているが、照明器具用のスピードコントローラーでも回転速度を下げることが可能であった。中型の小型バレル研磨機(KT2000)の場合は後者の商品のほうが相性が良かった(スピードを超低速にできる)。

コンセントタイマー

持久戦になるのでコンセントタイマーが必須

バリを落とすには時間がかかるため、電気器具のスイッチを自動で繰り返しON/OFFできるコンセントタイマーも必須であった。小型の回転バレル研磨機はオーバーヒートを避けるため、連続使用時間が1~2時間に制限されているものが多いからである。

コンセントタイマーを利用すれば、1時間~2時間ごとに15分~30分休ませるような設定が可能なので、何度もタイマーのつまみを回す必要がなくなる。外出中や寝ているあいだも回転バレル研磨機はオーバーヒートせずに回転し続ける優れものだ。

回転バレル研磨機で面取りした金属板

均等に面取りすることができた

3日ほど超低速で回転させると、金属板の角を面取りすることはできた。もっと時間をかければ、さらに角を丸くすることも可能だろう。

しかし、平べったい金属板を複数同時に研磨した場合、金属板同士の重なりによる偏研磨が発生した。このため、大きな工作物だけでなく、板状の工作物をたくさん研磨する用途では、回転バレル研磨は不向きだと感じた。

回転バレル研磨機でバリ取りした金属板

バリ取りは軟質材で問題が発生

一番硬度の高いステンレスは一日でバリを除去することができたが、ステンレスよりやわらかい銅は2日ほどかかった。一番やわらかいアルミのバリは取ることができず、金属板に癒着したような仕上がりになってしまった。

動画では硬度が硬い素材のほうがバリが早く取れると記載したが、よく見ると硬度が軟らかくなるほど大きなバリが発生しているため、アルミのような軟質材でもバリが小さくなるような切断方法で加工すれば、バリは綺麗に除去できたのかもしれない。

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