ベランダで育苗すると徒長する
家のベランダで苗を育てると、建物の影が時間とともに動き、日向の場所が変わってしまうので、苗が徒長していました。そこで、私はこれまで育成用LEDライトを使って室内で育苗してきました。ところが、今年は植えようと思っている野菜(ゴーヤ・大葉・オクラ・空芯菜・ミニトマト)の種類が多く、LEDライトで育てられるスペースが足りなくなってしまいました。
そこで、大きくなった苗から順にベランダに出すことにしましたが、太陽の角度に合わせて移動させないと、やはり苗が徒長してきそうです。そんな中、ベランダの手すりの部分だけは長時間日が当たることに気づきました。そこで、手すりやブロック塀の上に安全にポットを置けるブラケットを作り、苗を移動させなくともより長い時間日光を当てられるようにしました。
手すりの上にポットを置けるホルダーの作り方
以下の3枚の板を用意する(今回はりんごの木箱を解体してでた板を使用)。
左右の縦板(2枚)
手すりを前後から挟む役目。
この板の幅(高さ方向の長さ)は、手すりの厚さに加えて、置きたいポットの高さも考慮して決める。
中央の横板(1枚)
左右の縦板を連結する梁(はり)の役目
この横板の幅は、手すりの幅より1mm程度広くする。
(※手すりの幅とぴったり同じ長さにすると、差し込む際に引っかかったり、きつくて入らない可能性があるため、わずかに余裕を持たせる)
左右の縦板を立てる
まず、左右2枚の縦板を並行に立てる。
中央の横板を取り付ける
左右の縦板の内側に、中央の横板を水平に取り付ける。
高さは、手すりを差し込みたい位置(たとえば縦の真ん中あたり)に合わせて木工ボンドで仮止めし、手すりに差し込めることを確認したらビスで固定します。
強風で吹き飛んでいかないかと不安になったので、左右の縦板に、鬼目ナットを埋め込み、ノブボルトで締めつけてしっかり固定できるようにしました。移動させたいときは、わざわざポットを1つずつ移動させなくても、ノブボルトを緩めてホルダーごと移動させられます。
ポットが強風で押されて横方向に移動すると、H字の外に滑り出してしまいそうなので、上板の両端に縁をつけました。ちなみにこういった反った材や粗材同士の面をピッタリ揃えて接合するのは難しいです。そのため、意図的に段違いにして組むことで、面位置のズレが目立たないので、木工初心者でもズレを気にせず組むことができます。
1週間ほど使用して問題なければ、耐水性や耐候性に優れたな塗料で塗装する予定です。
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