屋外で使用した「GEX 育成メッシュ」のデメリット
春にメダカを飼育している容器に人工の産卵床をいれたところ、産卵床に毎日卵を産みつけるようになったので、GEXが販売している「育成メッシュ」なるものを購入しました。
育成メッシュのおかげで卵や稚魚は親に食べられなくなったものの、メッシュの目が細かすぎるため、餌や糞がどんどん中に溜まっていき、メッシュ部分は苔だらけになります。
メッシュ部分が苔だらけになると、水が回らなくなり水質が悪化するため、卵の孵化率が低下したり、稚魚が落ちやすくなりました。そのため、こまめなお手入れが必要となります。
しかし、樹脂やスポンジ部に根をはった苔を完全に除去できないため、汚れを落としやすいステンレス製の茶こしと、ビニールチューブで隔離ケースを自作することにしました。
隔離ケースを自作する際に用意するもの
内径Φ10mmのビニールチューブを用意します。写真のものはアズワンのビニールチューブ(10×14mm)で、回転バレル研磨機を自作したときに余ったものです。モノタロウで1m/250円で購入しました。
直径10mmの木製の丸棒を用意します。ホームセンターで1m/100円前後で販売されています。木を水槽の中に入れるのに抵抗がある場合は、樹脂製の丸棒がよいでしょう。チューブは若干伸び縮みするので、丸棒の直径は11mmでも問題なかったです。
木の丸棒だと水が少しずつ侵入して一週間ほどで沈みそうになりました。チューブコネクターや樹脂製の丸棒を使って追記したいです。
任意のサイズの茶こしを用意します。わたしは、Amazonで販売されていたステンレス製のナガオの茶こし(88号)を購入しました。GEXの育成メッシュよりお手入れしやすい目の大きさで、卵や針子も通り抜けれません。100円ショップでも販売されているみたいです。
自作隔離ケースの作り方
丸棒を30mmで切断します。この丸棒をチューブに差し込んで両端を接合しますが、もし丸棒が抜けてしまうと、茶こしが沈んで卵や稚魚が親に食べられてしまうので、少し長めの30mm以上にしたほうが安全です。
ビニールチューブを茶こしの外周と同じ長さでカットします。
ビニールチューブの両端に丸棒を差し込むと、浮力のある浮き輪の完成です。
作った浮き輪を茶こしの外側に通します。
ステンレス製の茶こしだと浮き輪1つだと沈んだので、浮き輪を2つ作って通しました。樹脂製の茶こしだと1つで浮きました。
水の上に浮かせて沈まないか確認します。
沈みました!
育成メッシュを使用して気づいたこと
卵と稚魚を別にしないと卵が消失する!?
わたしはこの茶こしの中にメダカの卵を入れて、カルキ抜きしてない水道水(稚魚が産まれるときにはカルキは抜ける)を入れたバケツの中に浮かせています。育成メッシュの中で稚魚が産まれると、稚魚を別の茶こしに移動させないと、茶こしの底に溜まっていく餌や糞などで、他の有精卵が腐って消失しやすくなります。なので、卵用と稚魚用の茶こしが2つ必要でした。
ちなみに稚魚用の育成メッシュは親がいる水の中で飼育しています。大きな餌が食べられるようになれば、他の容器に移す予定です。
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