ドリルドライバーやインパクトでネジ付きフックを締めつけたい
量が多いと時間と手が辛い
工具などを壁に掛けて収納する場合は広い有孔ボードが大変便利だが、有孔ボードを取り付けられない狭い場所には、洋灯吊や洋折釘と言ったフック状の金具が役立つ。
しかしながら、手だと下穴をあけても締めつけるのにある程度力が必要となるため、回してる指が痛くなってくるうえ、大量に取り付けると時間を食われてしまうのだ。
そこで今回、洋灯吊や洋折釘を大量に木にねじ込む機会があったので、ドリルドライバーを使って効率よく締めつけ+緩められるような先端ビットがないか調べてみた。
アイスクリュー(ヒートン)
洋折釘や洋灯吊金具を木にねじ込める専用ビットは国内では販売されていなかったが、壁や天井に物を吊ったり、チェーンや糸と接続するための金具[アイスクリュー(ヒートン)]を利用するとどちらのフックも木に締めつけたり、緩めることができた。
アイスクリューをネジ部分をドリルドライバーのチャックに取り付け、輪っかの部分をネジ付きフックにひっかけてスイッチを入れる。ただし、それなりに負荷がかかるため、アイスクリューの線径が2mm以上のものを選ばないとへし折れることがった。
その他に、L字のフックはアイスクリューの輪っかが大きいと抜けやすいため、輪っかがアイスクリューの方が使い勝手がよかった。輪の小さいサイズはネットで購入する場合は「ヒートン」と検索したほうが、適したサイズが見つかりやすいかもしれない。
ソケットアダプター(六角シャンク付き)
六角のボルトやナットを締めつけられるソケットアダプターでも、洋折釘や洋灯吊金具を木にねじ込んだり、緩めることができた。洋灯吊金具の場合はアイスクリューより安定性が高いが、洋折釘の場合は偏心するので使い勝手が悪かった。
ソケットアダプターは六角シャンク付きのものでないと、ドリルドライバーやインパクトドライバーに取り付けられないので注意。このビットは組み立てや分解の際にあると便利なので、色々なサイズが用意されているセット品を選ぶとよいだろう。
洋灯吊金具には洋灯吊金具で締めつけられる
洋灯吊金具をネジ部分をドリルドライバーのチャックにくわえさせて、フック部分を壁にとりつける洋灯吊金具のフック部分にかけて回転させれば、締めつけることも緩めることができた。洋灯吊金具オンリーの場合で予算を抑えたい場合は、アイスクリューやソケットアダプターを購入する必要はないだろう。
インパクトドライバーに取り付けたい場合
インパクトドライバーはドリルドライバーと違い、6.35mmの六角軸のビットしか取り付けることができない。このため、インパクトドライバーに記事で紹介したものを取り付ける場合は、インパクトドライバーに装着できる[ドリルチャックアタッチメント]を利用するとよいだろう。
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