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丸い円形板の側面を効率よく研磨する治具(ベルトディスクサンダー用)

円形板の側面を効率よく研磨する治具
ホールソー自在錐でくり抜いた円形の板を使って何かを作る場合、物によっては円形の板を研磨する必要がある。平面がでた表と裏の研磨は容易に綺麗に仕上げることができるが、小口面となる側面は春目がえぐれていたりすると、硬い冬目も削らなければいけないため、オービタルサンダーやランダムサンダーを使っても効率的に平らにすることができない。

春目-冬目

このように春目がえぐれていると、オービタル/ランダムサンダーを使っても平らにすることが難しい。硬い冬目を効率よく機械で研削するには負荷をかけてもパワフルに回転する固定した「ベルトサンダー」か「ベルトディスクサンダーのディスク面」が必要になるのだが、円板を手で固定しながら側面を均等に研磨することは難しいため、円板を固定しながら回転させられる簡易的な治具を作ってみた。

結果、ボルトに差し込んだ円板をドリルドライバーに取り付けて研磨する方法より、効率よく綺麗にすることができた。
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治具の作り方

脚

平面をだした板にベルトディスクサンダーのワークテーブルを挟む脚を取り付ける。

板の角に丸棒を立てる(木工ボンドでがっちり固定)。

ワークテーブルにセットした土台にベルトディスクサンダーのワークテーブルに差し込む。

土台の丸棒に円板を固定する治具を差し込む。

丸い円形板の外周を効率よく研磨する治具

治具に立てた丸棒にホールソーや自在錐でくり抜いた円形板を差し込み、ディスクに軽く押し当てながら手で回転させながら研磨する。

リング板の外周を効率よく研磨する治具

ホールソー(2枚刃)でくり抜いたリング状の板を固定できる治具も作った。作り方は下の記事からどうぞ。
端材から円柱形の木の容器を作ってみた-ホールソー
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垂直に研磨する方法

治具に使う板はきちんと平面をだし、円板を差し込む丸棒はドリルスタンドやボール盤を使用して垂直に立てないと、円板の底面に対して側面が直角にならなかった。

垂直に研磨する方法2

円板を治具から出しすぎると研磨しているときに傾きやすかった。ディスクは反時計回りなので円板は下方向に傾きやすくなる。
研磨前と研磨後
約1分でバリの除去と側面を平らにすることができるようになった。
左は#100前後で研磨したもの。
円板の直径を揃える治具
効率よく円板の側面を研磨できるようになったものの、複数の円板を研磨した場合、直径が微妙に揃っていなかったので、複数の円板の側面を研磨しても直径がすべて揃うようにストッパーを立てる予定。ちなみに、円板を固定している板の形状を上画像のように加工しないと丸棒(ストッパー)は立てられなかった。作ったら追記したい。
円板の直径を揃える治具(ベルトディスクサンダー用)

Youtube-動画アイコン動画で視聴する

追記:重い腰をあげて前述した「円板の側面を均等に研磨する治具」を円板の直径を揃えられるように改良。円板を固定する板を下のベースに立てたストッパーに当たる形状に加工したことで、大量に円板の側面を研磨してもすべて直径が揃うようになった。
円柱状の板をドリルドライバーで回転させるアタッチメント
接着したドーナツ状の円板をドリルドライバーで回転させられるなにがしを自在錐で作る。
円柱のペン立て 研磨

上に接着したドーナツ状の円板を差し込んでドリルドライバーで回転させて、サンドペーパーにあてがいながら側面を研磨して仕上げていく。ちなみに側面の表面は波打った仕上がりになっていたので、#80辺りから初めたほうがよかった。なぜベルトディスクサンダーで仕上げないかというと、ベルトディスクサンダーだとディスクペーパーの交換が面倒なうえ、また直径が微妙に変わっていき、揃わなくなってしまうからである。

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