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映画『キャスト・アウェイ』のウィルソンを購入!本物そっくりのバレーボールをレビュー

映画『キャスト・アウェイ』ウィルソン正面の顔 ブログ

孤独なサバイバル生活でウィルソンが果たした役割

映画『キャスト・アウェイ』

この顔が描かれたバレーボールは、映画『キャスト・アウェイ』に登場する「ウィルソン」だ。

主人公チャック・ノーランド(トム・ハンクス)は、飛行機事故によって太平洋の無人島へ漂着する。誰とも会話できない極限の孤独の中、彼は一つのバレーボールに自分の血で顔を描き、「ウィルソン」と名付けて話しかけながらサバイバル生活を送るようになるのだ。

映画『キャスト・アウェイ』ウィルソンとの別れのシーン

最初は奇妙な行動に見えるかもしれない。しかし物語が進むにつれ、ウィルソンは単なるバレーボールではなく、チャックが正気を保つための大切な話し相手となっていく。

そして、無人島を脱出する途中で海へ流されてしまうウィルソンとの別れは、映画を代表する名場面の一つだと思う。

昨今のSNSでは、自分を積極的に発信する人に対して「承認欲求おばけ」「我が強すぎる」などと揶揄する声を見かけることがある。しかし、そのような言葉を発信すること自体も、「自分はそう考える」という意思表示であり、自己表現の一つではないだろうか。

わたしは自己顕示欲や承認欲求をまったく持たない人間を見たことがない。程度の差こそあれ、人は誰しも「自分を知ってほしい」「認められたい」「こんな自分だと思われたい」という気持ちを持っているはずだ。ブログを書いたり、SNSへ投稿したり、口コミをしたり、誰かに話を聞いてもらいたくなったりすることも、その延長線上にあるのではないだろうか。

映画『キャスト・アウェイ』でウィルソンが初登場するシーン

年齢を重ねるにつれ、私は「人は一人では生きていけない」という意味がわかるようになってきた。誰にも自分の思いを伝えられず、誰からも反応を得られない環境で、心の健康を保ち続けるのは簡単ではない。だからこそ、チャックがウィルソンを心の支えとし、話しかけながら孤独を乗り越えようとした姿に深く共感した。

わたし自身もひきこもりなので、人と会う機会がほとんどなく、一人でデスクワークをする生活を送っている。そのため映画を観終えたあと、部屋にウィルソンを飾ってみたいと思い、実際に購入してみた。

10年以上前に売り切れていたウィルソンがAmazonで復活!?

映画『キャスト・アウェイ』ウィルソンがAmazonで販売

実はかなり前に『キャスト・アウェイ』を観たあと、一度ウィルソンを探したことがある。しかし、その頃にはすでに売り切れ。ヤフオクなどで見かけても、生産終了の影響なのか手が出せないほど高額で購入を諦めていたという。

実はウィルソンは、その後も映画やテレビ番組でたびたびパロディとして登場するほど、今なお根強い人気を誇っているようで入手することは困難なようだ。

ところが、ひょんなことから何気なくAmazonで「ウィルソン バレーボール」と検索してみると、あの赤い顔が描かれたウィルソンが販売されているではないか。

海外から届いたグレーの袋の正体は…

映画『キャスト・アウェイ』のウィルソンがグレーの袋で届いた様子

今回見つけた商品は価格が2,114円。販売元は「OnogoJP」で、海外から発送される商品だったが、この価格ならと映画ファンとしては迷わず注文した。

注文から約10日後、自宅に海外から荷物が届いた。しかし、発送から届くまでに時間がかかったこともあり、自分がウィルソンを注文していたことをすっかり忘れていた。

グレーの袋には英語の送り状が貼られており、差出人にも見覚えがない。一瞬、「もしかして送りつけ詐欺では?」と頭をよぎったが、恐るおそる開封してみることに。

ウィルソンのバレーボールを開封した様子

すると、中から透明の袋に入った空気の抜けたぺしゃんこのバレーボールが現れた。

映画『キャスト・アウェイ』のウィルソンを開封

「なんぞコレ?」と透明の袋から取り出してみると、見覚えのある赤い顔が目の前に。

あっ、ウィルソン!お前か!1

ここでようやく、わたしの海馬が10日前にamazonでウィルソンをポチったことを思い出したのだ。

キャスト・アウェイ ウィルソン バレーボール裏面

裏面にはボールメーカーのロゴと映画『CAST AWAY』の文字が印刷されている。

そこで初めて気付いたのだが、「ウィルソン(Wilson)」という名前は、映画のために付けられた名前ではなく、スポーツ用品メーカー「Wilson」のブランド名が由来だったのだと。

空気を入れると、少しずつウィルソンに命が吹き込まれる

自転車の空気入れ用 バレーボール用 AN2 空気針

残念ながらバレーボール用の空気入れは持っていなかった。そのため、自転車用空気入れで使える「AN2」の空気針を購入し、自転車の空気入れに取り付けて空気を入れることにした。ちなみに、100円ショップのダイソーでもボール用空気入れが販売されているようだ。

ポンプを押すたびに、ぺしゃんこだったウィルソンが少しずつ膨らんでいく。まるで映画の中で命を吹き込まれたように、少しずつ表情を取り戻していく様子は、映画ファンとして思わず見入ってしまった。

空気を入れ終えると、きれいな丸いバレーボールの完成。

映画版と比べると新品そのもの完成したウィルソンは、映画に登場したものとは印象が少し異なった。

映画キャスト・アウェイの髪が生えたウィルソン

映画のウィルソンは、長年無人島で過ごしたため、表面は色あせ、汚れや傷が目立っていていい感じにエイジングされてた。さらに、後半では枝を髪の毛のように差し込み、チャックにとって唯一の話し相手として、より愛着のある姿へと変化していた。

映画『キャスト・アウェイ』ウィルソン正面の顔

映画『キャスト・アウェイ』ウィルソンのロゴ面

一方、今回購入したものは新品そのもの。表面はピカピカで汚れ具合などは再現されておらず、とてもきれいな状態だった。

また、昔販売されていたウィルソンは専用パッケージに収められていた記憶があるが、今回の商品は簡易包装だった。また、血で描かれた顔のかすれ具合や色ムラがリアルだったが、この商品のプリントは比較的きれいに仕上げられており、当時販売されていたものよりやや控えめという印象を受けた。

これらの点を踏まえると、この商品は当時販売されていた正規ライセンス版とは仕様が異なり、正規品ではない可能性が高いと感じた。

とはいえ、映画『キャスト・アウェイ』に登場したウィルソンの雰囲気は十分に楽しめる。映画の雰囲気をより再現したいのであれば、オイルステインなどをスポンジや布に少し含ませて軽く汚し加工すると、長年サバイバル生活を送ってきたウィルソンらしい雰囲気に近づけられるかもしれない。

今ではデスクワークの監視役

パソコンデスクで仕事を見張る映画『キャスト・アウェイ』のウィルソン

現在、ウィルソンはパソコンデスクの上に置いてある。普段は何も話さないが、デスクワークをサボらないよう、こちらをじっと見つめる監視役だ。もし、いつか本当にウィルソンの声が聞こえてくるようになったら、そのときはこのレビューを追記しようと思う。

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