暗い場所でのDIY作業はワークライトの移動が面倒
実家のDIYや修繕で床下や屋根裏に入る際、これまではマキタの充電式ワークライトを使用していました。しかし、家の中とはいえ作業場所を移動するたびに持ち運ぶ必要があり、さらに照らしたい場所が変わるたびにワークライトの向きを調整しなければならないため、次第に面倒に感じるようになりました。
また、夏場の暑さを避けて深夜に屋根を塗装した際には、暗さのせいで塗り残しや、塗料を十分に塗れていない部分ができてしまいました。かといって、屋根の上にワークライトなど余計な物を置くと作業の妨げになり、転倒や落下の危険もあります。作業場所を移るたびにライトを移動させるのも面倒なため、両手を自由に使えて常に視線の先を照らせるヘッドライトが必要だと感じました。
そこで、床下や屋根裏でのDIY、夜間の屋根塗装などで手元を照らしながら作業できるよう、Energizerのヘッドライト(HDCS22)を購入することにしました。
HDCS22を選んだ理由
少ない本数の乾電池で使える
ヘッドライトを選ぶうえで最も重視したのは、少ない本数の乾電池で使えることです。充電式の乾電池を使用する予定だったため、必要な電池の本数が多いほど、使用後に充電する手間も増えてしまいます。
HDCS22は単4形乾電池2本で使用できるため、電池3本以上を使用する製品と比べて、充電・管理する電池を少なくできます。ちなみにお試し用電池が付属されているのですぐに使えました。
乾電池の交換に工具は必要なく、本体背面の電池カバーを取り外すだけで簡単に交換できます。電池カバーは装着時に額と接する側にあるため、使用中は額に押さえられる形になり、カバーが不用意に外れにくい構造です。
実はかなり前に購入したHiKOKI(旧日立工機)のコードレスヘッドライト「UB18DKL」も使ってみました。
UB18DKLはUSBコードをモバイルバッテリーなどのUSB電源に接続して使用するタイプなので、作業を始める前にヘッドライトと電源をコードでつなぐ必要があります。短時間の作業をするたびに、ヘッドライト、USBコード、バッテリーを用意して接続するのはものぐさにはストレスでした。
また、使用中は電源となるモバイルバッテリーをポケットなどに入れて身につけておかなければならず、バッテリー自体が重いうえ、ヘッドライトからバッテリーまで伸びるUSBコードが作業中に邪魔になるのも気になりました。
ちなみに本来はバッテリーホルダーに14.4Vまたは18Vの蓄電池を装着し、ヘッドライトとコードで接続して使用しなければいけません。
その点、HDCS22は単4形乾電池2本を本体に入れて使用するため、外部電源や電源コードを用意する必要がありません。使いたいときにヘッドライトを手に取って、そのまま頭に装着して作業を始められます。特に「少し暗いから数分だけ照らしたい」といった場面では、この準備の少なさが便利でした。
DIYでの使用なら長時間の連続点灯は必要はない
| ハイモード(点灯時間) | 7時間 |
| ローモード(点灯時間) | 25時間 |
電池の本数が少ない分、1日中使用する用途には向きませんが、わたしの場合は床下や屋根裏、夜間のDIYなど、1回あたりの作業時間が短く、使用頻度もそれほど高くありません。そのため、約7時間使用できれば十分で、作業のたびに充電する必要もなかったです。
もし点灯時間が足りない場合は、より容量の大きい単4形充電池や、長時間使用に適した単4形電池を使用して点灯時間を延ばす方法もあります。
使用頻度が低いため価格の安さを重視
また、使用頻度がそれほど高くない道具に高額な費用をかける必要もないと考え、価格の安さも重視しました。HDCS22はAmazonで725円で購入できたため、たまに行うDIYや修繕作業用のヘッドライトとしては十分に手頃な価格です。
本体上部のボタンは軍手を着けたままでも押しやすい
HDCS22の操作ボタンは、本体上部に1つだけ配置されています。ボタン部分は周囲より一段凹んだ形状になっており、この凹みの幅は実測で約2cmあります。そのため、ヘッドライトを頭に装着してボタンを直接見ることができない状態でも、指で触れば位置を把握しやすいです。
実際に頭に装着した状態で操作してみましたが、ボタンは押しやすく、位置が分からなくて指で探し回るようなこともありませんでした。また、素手だけでなく、軍手や革手袋を着けた状態でも試してみました。どちらの場合もボタンの位置を確認しやすく、問題なく押すことができました。作業中に手袋を外さず操作できるのは便利です。
操作方法もシンプルで、使用するのはこのボタン1つだけです。1回押すとハイモード、続けてもう1回押すとローモード、3回目で電源がOFFになります。複数のボタンを使い分けたり、複雑な操作を覚えたりする必要がないため、暗い場所でも迷わず操作できます。
バンドを簡単に取り外して洗濯・交換できる
ヘッドバンドを簡単に着脱できる構造になっているのも嬉しいポイントです。本体の左右にはヘッドバンドを取り付けるための通し穴がありますが、途中にスリットがはいっています。
そのため、ヘッドバンドを通し穴から抜き取ったり、バックルから外したりする必要がなく、スリット部分からバンドを抜くだけで本体とヘッドバンドを簡単に分離できます。取り付けるときも同様に、スリットからバンドを通し穴へ入れるだけです。
ヘッドライトは頭に直接装着するため、汗や皮脂でバンドが汚れやすいですが、HDCS22なら汚れが気になったときにバンドだけをすぐに取り外して洗濯できます。
また、実測したところ、本体左右のバンド通し穴は約2cm幅でした。そのため、純正バンドが使えなくなった場合でも、幅の合う細身のスポーツ用ヘアバンドなどを代用品として取り付けられる可能性があり、長く使ううえでメリットだと感じました。
Amazonで購入したヘルメットに取り付けて使用することも可能でした。
ヘルメットに装着しておけば、頭に直接ヘッドバンドを巻く必要がないため、汗や皮脂などでバンドが汚れにくくなります。特に汗をかきやすい夏場や長時間の作業では、バンドを洗濯する頻度を減らせるのもメリットです。
装着方法も簡単で、ヘッドバンドを伸ばしてヘルメットに被せるだけで取り付けられました。必要なときにすぐ装着できるため、DIYや屋外作業などでヘルメットと一緒に使いたい場合にも便利です。
また、ヘルメットに取り付けた状態で照らしたい場所に置けば、照らしたい方向にヘルメットの向きを変えることで、両手を空けて作業できるちょっとしたワークライトとしても使えます。
HDCS22はどのくらい明るい?
HDCS22の明るさはDIYに十分
| モデル | 最大明るさ |
| HDCS22 | 125ルーメン |
| HDA323 | 200ルーメン |
| HDL10 | 250ルーメン |
| HDB323 | 300ルーメン |
| HDL20 | 325ルーメン |
| HDL30 | 400ルーメン |
| HDE321 | 450ルーメン |
| HDL40 | 500ルーメン |
| HDL60 | 575ルーメン |
今回購入したHDCS22は、この中では最も明るさが低い125ルーメンの廉価モデルです。購入前は暗いという口コミも見ていたので不安もありましたが、スイッチをいれると直視できないくらい眩しいほどです。実際に使用してみても、暗い場所や薄暗い場所で軽作業をするときに手元を照らす用途であれば、個人的には十分な明るさでした。
一方、口コミを確認すると、「足元の明るさが足りない」「路面を照らすには暗い」といった批判も散見されます。これは単純に125ルーメンという光量だけが原因ではなく、HDCS22が広範囲を照らす配光であることに加え、ライトの照射角度を下向きに調整できないことも影響しているのではないかと感じました。
HDCS22でも足元は明るくなりますが、広い範囲を照らせても光が正面方向に固定されているため、首を傾けずに歩行時の足元や近距離の手元を重点的に照らしたい場合には、暗く感じる可能性があります。
実際の明るさについては、肉眼で見た状態にできるだけ近くなるよう撮影条件を調整した動画をYouTubeにアップロードしました。写真やルーメンの数値だけでは実際の見え方を判断しにくいため、動画を見て「これでは暗すぎる」と感じる場合は、同じEnergizerのより明るいモデルを選んだほうがよいでしょう。
| モデル | 最大明るさ | 照射角度調整 |
| HDCS22 | 125ルーメン | ❌️ |
| HDA323 | 200ルーメン | ⭕ |
| HDL10 | 250ルーメン | ⭕ |
| HDB323 | 300ルーメン | ⭕ |
| HDL20 | 325ルーメン | ⭕ |
| HDL30 | 400ルーメン | ⭕ |
| HDE321 | 450ルーメン | ⭕ |
| HDL40 | 500ルーメン | ⭕ |
| HDL60 | 575ルーメン | ⭕ |
また、足元や手元に向けて照射方向を変えたい場合は、角度調整機能を備えたモデルを選んだほうがよいでしょう。200ルーメンのHDL10以上には照射角度を調整できる仕様となっているため、夜間のウォーキング・釣り・登山などで明るさだけでなく照らしたい方向も重視する場合は、200ルーメン以上のモデルのほうが選んだほうがよいと感じました。
| モデル | 電源 | 重量(電池含まず) |
| HDCS22 | 単4形乾電池×2本 | 34g |
| HDA323 | 単4形乾電池×3本 | 51g |
| HDL10 | 単4形乾電池×3本 | 57g |
| HDB323 | 単4形乾電池×3本 | 52g |
| HDL20 | 単4形乾電池×3本 | 57g |
| HDL30 | 単4形乾電池×3本 | 57g |
| HDE321 | 単4形乾電池×3本 | 53g |
| HDL40 | 単4形乾電池×3本 | 76g |
| HDL60 | 単4形乾電池×3本 リチウムイオン電池 |
76g |
ただし、HDCS22は単4形乾電池2本で使用できますが、200ルーメン以上のモデルは単4形乾電池3本を使用します。電池が1本増えれば、その分だけ重量も増えるデメリットもあります。各モデルの重量は上の表にまとめました。
私の場合は、遠くや足元を強く照らすことよりも、DIYで必要な範囲を照らせる明るさと軽さ、使用する乾電池の少なさを優先しました。そのため、125ルーメンでも用途には十分と判断し、HDCS22を選びました。
まとめ
HDCS22を実際に使ってみて、手軽に使える乾電池式を探しており、軽さと手軽さを重視する人には使いやすいヘッドライトだと感じました。
単4形乾電池2本で使用でき、本体重量も34gと軽いため、頭に装着したときの負担を抑えられます。私のように床下や屋根裏などの暗い場所でDIYをしたり、夜間に短時間の作業をしたりする用途であれば、125ルーメンでも十分な明るさでした。
一方で、HDCS22は照射角度を調整できないため、足元や手元を重点的に照らしたい用途では物足りなく感じる可能性があります。また、より強い明るさが必要な場合は、200ルーメン以上の上位モデルを選んだほうがよいでしょう。
私の場合は、明るさを追求するよりも、単4形乾電池2本で使えること、34gと軽いこと、725円と安価だったことを優先したため、HDCS22は用途に合った選択でした。
高機能なヘッドライトは必要なく、「たまに行うDIYや修繕作業で使える、軽くて手軽な乾電池式ヘッドライトが欲しい」という人には、HDCS22は選択肢のひとつになると思います。


















































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