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電動工具の充電式とコード式の違い

電動工具の電源

写真はドリルドライバーのバッテリーです。

コードレスだから何処でも使用可能

パナソニック-バッテリーアイコンパナソニックPanasonic3.6Vシリーズ7.2Vシリーズ10.8Vシリーズ14.4Vシリーズ18Vシリーズ21.6Vシリーズ28.8Vシリーズ
日立工機-バッテリーアイコン日立工機3.6V7.2Vシリーズ10.8Vシリーズ14.4Vシリーズ18Vシリーズ25.2V36Vシリーズ
ボッシュ-バッテリーアイコンボッシュ
BOSCH
3.6Vシリーズ7.2V10.8Vシリーズ14.4Vシリーズ18Vシリーズ25.2V36Vシリーズ
マキタバッテリーアイコンマキタ
Makita
3.6V7.2Vシリーズ10.8Vシリーズ14.4Vシリーズ18Vシリーズ25.2V36Vシリーズ
リョービ-バッテリーアイコンリョービ
RYOBI
3.6V7.2V10.8Vシリーズ14.4Vシリーズ18Vシリーズ25.2Vシリーズ36V

コードレスだから何処でも使用可能。

作業現場の場合は、家庭のように電気が通ってないので決まった場所にコンセントがありません。なのでコードから電源をとる場合は、電気屋さんが取り付けてくれたブレーカーボックスを探しださなければいけません。また、ブレーカが作業場所から離れていれば、延長コードや電工ドラムを伸ばさなければいけないので手間もかかります。移動しながらの作業シーンでは、移動する度にコードを伸ばさなければいけません。

充電式電動工具の場合はコードがないので、電源を探したり延長コードを伸ばす煩わしい手間がかからなくなります。また、コードが建物や工作物にひっかかったりしないので取り回しやすくなります。充電式電動工具は移動しながらの作業に非常に便利+持ち運びにも便利になります。

互換性のあるバッテリー

様々な電動工具を使いまわせます

電動工具のバッテリーにリチウムイオンバッテリが採用されるようになってから、同じバッテリー1つで様々な電動工具を使いまわせるようになりました。バッテリーには互換性があるので、同じ会社で電圧が同じ電動工具であれば使いまわすことが可能になります。

使いまわせるツールも電動工具だけでなく、園芸ツール、ライト、クリーナ、送風機など少しづつ幅も広がっています。例えばマキタの14.4Vのリチウムイオンバッテリが1つあれば、これだけのツールを使いまわすことが可能です。会社によって異なりますが、充電式電動工具は(本体のみ)でも販売されているので、互換性のあるバッテリーを持っていると、バッテリーと充電器が付属されているセット品より、経済的にツールを購入することが可能になります。

断線
断線 / hageatama

コードを誤って切断しなくなります。

切断系の電動工具に多い故障ですが、職人の方でも誤ってコードを切断したり、コードが回転部に巻き込まれて断線する場合があります。また、DIY用モデルは現場で使用されるプロ用モデルに比べると、コードが細く貧弱なので過酷な作業で使用してると劣化が早く、無理に引っ張ったりすると接触がわるくなりスイッチが入らなくなる場合もあります。

接触が悪くなったり断線した場合は知識があれば自分で直すことは可能ですが、充電式の場合だとコードが巻き込まれる心配がないので、神経質にならずに作業ができます。またコードがないので取り回しも自由自在になり作業が捗ります。

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充電式電動工具のデメリット

Batteries Not Included
Batteries Not Included / Pete Slater

メモリー効果と自然放電

ニカド電池やニッケル水素電池の場合、メモリー効果の影響をうけやすいので、残量を使い切ってから充電する必要があり、継ぎ足し充電することが出来ませんでした。また、使用していないときでも放電するスピードが早いので、いざ使いたいときに残量がなくなっていたりすることもあり、充電しなおさないといけないこともありました。

現在、デバイスなどでも主流になっているリチウムイオンバッテリーは、メモリー効果の影響を受けにくくなっています。なので、わざわざ使い切ってから充電する必要がなく継ぎ足し充電も可能になりました。また、自己放電率も低くなっているので、充電しておけば使いたいときにすぐ使うことが可能です。ただし、全く自己放電しないわけではないので、半年に1回は充電するようにしましょう。充電式の電動工具を購入する場合は、現在主流となっているリチウムイオンのタイプをおすすめします。

パワー不足と寿命

パワー不足と寿命

充電式電動工具は充電した電気の残量が少なくなってくると、顕著にパワーが不足してくるので本来の性能を発揮することができなくなります。例えば、充電式の電気ドリルで負荷のかかる大きな穴を開け続けて残量がなくなってくると、次第にパワーが不足しはじめ穴をあけるスピードが落ちてくるので、作業効率や仕上がりも変わってきます。

このように連続使用(ずっとスイッチを入れっぱなし)する作業ではすぐに充電が無くなるので不向きになります。対策方法として予備のバッテリーや大容量のバッテリーが必要になりますが、リチウムイオンバッテリは従来のバッテリに比べると割高になりますし充電する手間もかかります。

また耐久性の高いリチウムイオンバッテリーでもいずれ寿命が訪れます。寿命がくると満充電にしてもすぐに残量がなくなってしまうので、バッテリーを買い換える必要があります。バッテリーの寿命は使う電動工具・使用頻度・保管方法によって変わります。

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コード式電動工具のメリット

使いたいときすぐに使える

コード式電動工具は、充電式のようにバッテリーを充電する必要がないので、使いたいときにすぐに使うことができます。また、リチウムイオンバッテリは高価なので、電動工具の種類によって異なりますが、電動工具の本体価格より価格が上回ることも珍しくありません。

コード式にはバッテリーがないので、価格が充電式のモデルに比べると廉価になり経済的に購入することができます。私的に電動工具をごくたまに使用する頻度であればコード式で十分だと思います。

Power Miners Unit 7.5
Power Miners Unit 7.5 / The Magic Tuba Pixie

パワフル!

充電式はバッテリの残量が減ってくるとパワーが落ちてくるので、連続使用する作業シーンでは予備バッテリや高価な大容量のバッテリが必要になります。3.0Ah以下の容量が少ないバッテリーで連続使用するような電動工具を使用するとすぐに残量がなくなります。

コード式の電動工具ですと電気の残量がなくなる心配がなく、常にフルパワーで作業がおこなえるのでパワーが必要な作業や連続使用する作業に向いています。

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コード式電動工具の欠点

煩わしい手間

建築作業現場では家庭のように電源コンセントが決まった場所にありません。電源を探して延長コードや電工ドラムを伸ばすだんどりをしなければいけません。また、コードが建材や建物のコーナで引っかたりすることもあるので、移動しながらの作業シーンでは不向きになります。

作業場所が固定されているDIYでも、コードが邪魔になるシーンがあったり、大きな物を作っていると本体のコードの長さでは若干足りなくなる場合もあり不便に感じることもあります。また、充電式に慣れてしまうとコンセントへの抜き差しも億劫になる場合もあります。

電動工具のコードを断線

誤ってコードを切断

コードがついている電動工具(丸のこなど)を使用していると、誤ってコードが巻き込まれてして切断してしまう場合があります。また、コードに足をひっかけて電動工具が作業台から落ちたり、作業中にコードが何かに引っかかったりして引っ張られることもあり、何度も繰り返していると接触が悪くなったり本体が破損する場合があります。

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