作業台の長側面に余ったアルミフレームを取り付けてみました。アルミフレームは4つの面に溝があり、ホールドダウンクランプを使用することで材料を効率良く固定できるようになるため、作業の便利さが向上すると考えました。また、アルミフレームには多様な金具が取り付け可能であり、治具など様々なアクセサリーを追加できるため、作業台の汎用性が格段にアップすると思ったのです。
アルミフレームにはさまざまなサイズがありますが、一般的によく使用されるのは5シリーズ(2020)、6シリーズ(3030)、そして8シリーズ(4040)です。今回は、作業台の厚さに近い30mm角の6シリーズを使いました。
アルミフレームに作業台に取り付けるビスやボルトの胴部よりも少し大きめの穴を開けました。これにより、取り付け時の面合わせの微調整が容易になります。
穴のあけたアルミフレームをクランプで仮止めします。
割れ防止のために作業台に下穴をあけました。
ワッシャーをアルミフレームにあけた穴の位置に合わせます。
鍋頭のビスを打ちました。鍋頭ビスは皿頭ビスと異なり、固定されている材料の位置がズレた場合でも、その位置を微調整することができる特性があります。
アルミフレームを取り外すことがある場合、作業台に鬼目ナットを埋め込み、ボルトで固定する方法がおすすめです。再度の取り付けや取り外しをしてもネジ穴がバカにならないからです。
ホールドダウンクランプのTボルトを溝に通します。12mm
作業台の上面に材料を簡単に固定し、ノコギリで切断することができました。ただし、ホールドダウンクランプの角度を変えて押さえつけることができないため、幅広い材料のしっかりとした固定は難しいです。それでも、Tナットなどの専用金具が豊富にあるため、作業台に様々なものを固定することは大きなメリットです。
アルミフレームは4面に溝があるので、側面に材料を固定することもできました。
固定した材料を手ノコや電動工具で切断したところ、簡単に押さえつけてる材料が動きました(木工バイスのほうがはるかに強いです)。おそらく、2列溝以上のアルミフレームを固定し、ホールドダウンクランプを2列で押さえつけると動かないとお思います。
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