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朝も夜も自宅で回転バレル研磨機が使える防音対策

朝も夜も自宅で回転バレル研磨機が使える防音対策 ブログ
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安価でバレル研磨機の防音対策を行うまき

就寝中に使えないほどバレル研磨機の音がうるさい!

[磁器バレル][振動バレル][回転タンブラー]と言ったバレル研磨機は、手で操作する電動工具に比べるとやや時間はかかるものの、労力を使わずして金属や石製品などを研磨できるため、DIYに時間がとれなくなった自分にとっては便利な電動工具だ。

しかし、特に振動/回転研磨機はそれなりに大きな騒音を発するためにデスクワークで集中できなかったり、同居人の迷惑になる時間帯に使用できないのがネックとなる。そこで、バレル研磨機の不快な駆動音や研磨音を抑えるため、なるべく激安で防音対策を行うことに。

バレル研磨機の防音対策(木箱)

Youtube_動画 動画で視聴(0:08

遮音シートや吸音材を貼るBOXをつくるまき

まずはじめに防音効果のある「遮音シート」や「吸音材」を貼る木の枠を作製。音は水のように小さな隙間からも漏れてしまうため、広い一枚板や合板を使用すればよかったのだが、予算を削るために幅が約12mmのバラ板の端材を突き合わせて組み立てた。

この蓋のない木箱をバレル研磨機にかぶせて遮音してしまおうという考えだが、ワークとメディアを入れる研磨槽が簡単に取り出せる「回転タンブラー」や「大型の磁器バレル研磨機」の場合は、正面に扉をつけた木箱の中に入れたほうが最適だろう。なぜなら、遮音シートと吸音材を貼ると木箱がかなり重たくなり、木箱を持ち上げるたびに腰にくるからだ。また、5面に遮音シートや吸音材を貼ったほうが防音効果も高まるからである。

遮音シート(サンダム CZ-12)

Youtube_動画 動画で視聴(3:33

遮音シート(サンダム CZ-12)を2重で貼るまき

バレル研磨機が発した音を周りに聞こえないようにするため、ゼオン化成のサンダム(CZ-12)を木枠に貼り付けた。厚さが1.2mmと薄いため遮音効果を高めるために2重で貼り付けた。貼り付けるために使った工具はホッチキスの親玉の「タッカー」。10年前ほどに購入した安物(1,000円)だが、これでも十分だった。

サンダム(CZ-12)を選んだ理由は、別の用途で10m巻のものを購入して余っていたからだ。自分が購入したときのサンダムの価格は10mが5,778円と低価格なうえ、楽天市場で販売されている遮音シートの中でレビュー数が一番多く評価も高い。サンダムは1m単位での切り売りもされており、送料込みで約500円とリーズナブル。

灰色の布地(不織布面)のほうにカッターに切り込みを入れて折りたためば、簡単かつ綺麗に切ることができた。ハサミでも切ることができるため、用途に合わせて切断や加工が容易に行える。後で知ったのだが、つなぎ目は1~2cm重ねたほうが遮音効果が高まるようだ。
サンダムの購入後に知ったのだが、ゼオン化成のサンダムより安価な遮音シート(大建工業 遮音用下地シート )が販売されており、サンダムの遮音シートと幅も厚みも同じだった。先に知っていたら、恐らくこっちを買っていただろう。

吸音材(ニードルフェルト)

吸音材(ニードルフェルト)を2重で貼るまき

楽天市場でサンダム(CZ-12)を販売しているショップでは、[MGボード][GCボード]の吸音ボードが一番売れているようだが、手がだせないほど高額なため、低コストなグラスウールやウレタンスポンジを使おうと考えていた。

しかし、さらに割安なニードルフェルトという吸音材を見つけたのでこちらを購入。ニードルフェルトは糸くずや綿埃を固めたような素材になっており、引っ張ると少し伸ばすことができるため、遮音シートと違って少々短く切断しても問題なかった。

ちなみに、吸音材は音の反響を軽減させる役割のため、遮音する能力は低いと軽視していたが、これがあるとないとでは全然違う結果となった(後述)。

ニードルフェルトも遮音シートと同様にタッカーで固定できたが、ヘッドを強く押さえつけてタッカーを打たないときちんと止められなかった。これは自分が使用しているタッカーが安価なものだから、それが原因なのもかもしれない?

磁器バレル研磨機(輝楽)の遮音

磁器バレル研磨機

防音なし 木箱 木箱
サンダム
木箱
サンダム
ニードルフェルト
75dB 57dB 53dB 42dB

磁器バレル研磨機は他のバレル研磨機に比べると高音のため、揚げ物をするようなシャーという研磨音を遮音しやすかった。遮音シートと吸音材で囲ったときの騒音値は換気扇の最低騒音値(42dB)まで低減することができたため、個人的にこの木箱の横で寝ることもできるくらい静か。大型のタイプはわからないが、小型の磁器バレル研磨機であればゴム板とスポンジを貼っただけでも、気にならないほどに騒音値を抑えられるのではないだろうか。

回転タンブラー(KT-2000)の騒音対策

回転バレル研磨機

防音なし 木箱 木箱
サンダム
木箱
サンダム
ニードルフェルト
74dB 59dB 55dB 47dB

回転バレル研磨機は、研磨槽の中に入れるメディアやワークによって騒音値が大きく変わり、特に質量のある鉱物や貴金属などを大量にいれた場合、宝くじ会場にある抽選機のようなガラガラとうるさい音がする。

自分の家の場合、50dB台まで減音させると隣の部屋まで聞こえてこなくなるので、木箱+遮音シートでも満足だったが、それでもうるさいと感じる場合は、安価なニードルフェルトやアマゾンに売ってるようなパネルタイプのウレタンスポンジを貼れば50dB以下に減音することが可能だろう。

ちなみに、動画のバレル研磨機のスピードは3、大きな音がでるように研磨槽の中に2~3cmの石を入れている。

振動バレル研磨機の騒音対策

振動バレル研磨機

防音なし 木箱 木箱
サンダム
木箱
サンダム
ニードルフェルト
80dB 66dB 60dB 53dB

振動バレル研磨機の振動音+研磨音の騒音値はバレル研磨機の中で一番うるさい80dB。音の種類も遮音しにくい低音の部類なので、工事音やドラム音のように防音しにくく、安価な遮音材や吸音材を貼る場合は二重以上に重ねて貼るのは必須だと感じた。家にあるものは木箱にサンダム+ニードルフェルトを二重に貼ると53dBまで下げることができたため、なんとか隣の部屋までは聞こないレベルまで減音できた。
バレル研磨機 防音まとめ

バレル研磨機を遮音したまとめ

電動工具の音には[高音]と[低音]の2種類が存在し、スマホの着信メロディのような高音は遮音しやすく、工事現場で発生するような低音になるほど遮音するのが難しいことがわかった。このため、比較した研磨機の中で一番音が高い音を発している[磁器バレル研磨機]は遮音がしやすく、同じ条件だと一番減音させることができた。

一方、[回転バレル研磨機]と[振動バレル研磨機]は低い音がするため、完全に遮音することは難しいものの、安価な遮音材や吸音材でも重ねて貼ることで気にならないレベルまで遮音することが可能だった。さらに防音材を木枠に重ねて貼ったり、床に木枠より広い(吸音+遮音シート)を一面に敷くことで検証結果以上に減音することも可能だろう。

どの研磨機も換気扇と同等の騒音値まで減音することができたため、隣の部屋に設置した場合、まったく研磨機の駆動音や研磨音が聞こえなくなり、デスクワーク中だけでなく、就寝中に使用しても気にならないほどになった。遮音対策を行った場合、一軒家だけでなくアパートのような集合住宅で使用しても問題ないだろう。

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