塩ビ(ポリ塩化ビニル)の特殊継手を使って密封瓶より割れにくい密閉容器を作りました。
任意サイズの「VUキャップ」を用意します。サイズはメーカーにもよりますが、モノタロウブランドのものだと、呼び径[40][50][65][75][100][125][150][200][250]の9種類が用意されています。画像のものは呼び径[100]となり、外形は123mmありました。
「VUキャップ」と同じ呼び径の「DV継手 掃除口」を用意します。今回は同メーカーのものを組み合わせていますが、呼び径が同じであれば別メーカーでも挿し込むことができるようです。
「DV継手 掃除口」の掃除口のネジ付きフタは、どこのメーカーのものも、パッキンがついているため、中に入れた液体や空気が漏れだす心配はありません。
気密性(密閉性)が低くても問題ない場合は、接着剤なしで差し込んでも問題なさそうです。なぜなら、接着剤なしでもバールを使わないと、取り外すことができないくらい接合力が高いからです。
容器の中の防湿性や漏水を防ぎたい場合は、塩ビパイプ用の接着剤を接合部に塗布して差し込みます。
速乾性の接着剤は乾くのが早いので素早く差込部に塗ります。呼び径150以上だと塗ってる最中に乾くほど乾燥が早かったので、遅乾性の接着剤のほうが失敗しにくかったです。
接着剤を塗布したら掃除口をVUキャップに差し込みます。サイズが大きいものだと握力だけでははめ込めないので、自身が上に乗ってはめ込むとよいでしょう。
24時間乾燥させると頑丈な密閉容器の完成です。材質は硬質ポリ塩化ビニルで厚みもそこそこあるので、固いところに落としたり、ぶつけたりしても割れにくいです。
容積が大きいものが必要な場合は、呼び径150や200のもので作るとよいでしょう。ちなみに、掃除口をネットで購入する場合、呼び径100以下のものはモノタロウさんのものが割安でした。呼び径150以上のものは、東栄管機さんの掃除口が割り安でした。
左が呼び径200、右が呼び径100で作った密閉容器です。筆者は、水と研磨石と工作物を装入した容器を、モーターで回転させて工作物(金属・ガラス・樹脂・石等)を研磨しています。
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