ひのきチップの用途
- ひのきの香りを利用した芳香剤
- クローゼットや靴箱の消臭剤
- ガーデニングのマルチング材
- インテリアの装飾
- 枕の素材や追加チップ
- ペット用のトイレ砂
キューブ状の木片をバレル研磨機のメディアとして使っている人の動画を見て、自分も試してみたくなるまき。日本でも「ウッドチップ」「ひのきチップ」「ウッドキューブ」という商品名で面取りされたものが販売されており、上記のような用途で使用されているようだ。量を揃えると出費が大きくなるため、ケチって端材で自作してみることに。
ひのきチップをポリッシャーでつくるまき
ヒノキの短い端材を縦挽していく。以前は材料を縦挽する場合、マキタの大きいテーブルソー(2703)で加工していたが、2018年に両手のひらサイズのミニテーブルソーを購入してからというものの、短い材料の縦挽はこれで切断するようになった。昔はミニテーブルソーといえばPROXXONしか選択肢がなかったが、今は安価な中華の製品が多く出回っている。
今度は縦挽したものを横挽して、サイコロのような木片のできあがり。1辺の長さは板の厚みに合わせた10×10×10(mm)。この手の据置の機械も軍手の巻き込みやキックバックなどが危険視されるが、自ら回転する刃や先端工具の近くに手を持っていたときに指を切ってしまう事故も多いので、写真のようにテーブルの上に残った木片は必ず長い棒などで取り除く。面倒がったり、慣れたときに手を刃の近くに持っていき、怪我をするパターンが多いような。
チップソーの刃数が少ないためか、バリだらけの木片が大量にできあがるまき。その後、バリと角を丸くしていく工程に移ったが、バレル研磨のメディアで使用されているものは、角が丸くなっていないことに今気づく。なので、このままバレル研磨機に投入し、バリがなくなるまで運転すればよかったという。この程度のバリならワークがぶつかって除去されるのでメディアは不要だった。
回転バレル研磨機で研磨しようと思ったが、先日作ったポリッシャーを利用した研磨装置を使用。装置と言ってもポリッシャーと塩ビ管を固定できる簡素な土台だ。塩ビ管の中に球状のワークを入れることで研磨を自動化できる仕組みだが、正六面体のワークを入れるとバリ取りと面取りが同時に行えるのではないかと検証も兼ねて試してみることに。
木球 自動研磨機の土台を改良-粉塵対策版(ビーズ/レジン 球体/ひのきチップ)
先月、作った土台にポリッシャーを固定して、一度に大量のウッドチップを研磨すると粉じんが大 量に拡散されてしまう問題が発生したため、粉じんが飛散しないようにポリッシャー本体とパットを隔離した土台に改良した。粉じんが飛散すると、床だけでなく周辺...
粉じんが大量に飛散して掃除が大変なので、粉じんが舞いにくい土台に改良しました(上記記事参照)。
回転スピード2(900min-1)、#100のサンドペーパーを使用して研磨した場合、約30分ほどでバリを除去することができた。さらに時間をかけていくと角も丸くなっていき、3~4時間ほどで販売されているものと同じくらいの仕上がりになった。さらに回転スピードを速くしたり、サンドペーパーの番手を粗くすることで、研磨効率を向上させることができるだろうが、本体や塩ビ管をしっかり固定していないお粗末な土台なので、あまり高速にするのは危険だと感じた。また、PE-201はモーターが高温になったときに自動停止する安全機能も搭載されていないので、定格電流(11.5A)以下で連続使用したほうがよいだろう。
ひのきチップを回転バレル研磨機でつくるまき
前述したポリッシャーで研磨する方法だと、部屋が粉塵まみれになるのでで、回転バレル研磨機でも作れないか試してみることに。
ポリッシャーは本機から排出される排気が強いので、研磨時に発生する粉塵が排気に乗って大量に撒き散らされるようだ。このため、長時間使用すると周辺にある物が埃をかぶったように真っ白になり、清掃が大変だった。本体とパットを隔離した土台を作れば、粉塵の飛散を抑えられそうなので改良したい。
回転バレル研磨機は密閉された容器にワークを投入する設計なので、研磨時に発生する粉塵が周辺に飛散することがない。小型のものは連続使用時間が2時間しか使えない欠点があるが、自動でON/OFFを繰り返すことができるコンセントタイマーに接続することで、放置しながら研磨することが可能。
初めは木片のみを研磨槽の中に入れて1日回してみることに。ワーク同士がぶつかることでワークがメディアの代わりになり、バリや面も取れるのではないかと期待した。しかし、結果はバリが取れたのみで、面を取るにはかなり時間がかかりそうな様子であった。バリを除去するだけが目的であれば、木片のみを容器に投入して回すとよいだろう。
ポリッシャーで研磨したときのように角をしっかり丸く面取りするため、研磨層の6面に#120のサンドペーパーを貼り付けて回してみることに。以前はサンドペーパーをマジックテープで固定したが、粘着テープを剥がすのに往生したため、今回は簡単に糊を剥がせるグルーガーンで固定した。
管理人
研磨槽の中にサンドペーパーを貼って検証中です。
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