お風呂の排水口の目皿を交換した際、タイルの目地にピンホールや欠損があることに気づきました。このまま放置すると、目地の隙間から水が浸入し、下地を劣化させるおそれがあります。そこで、自分でタイルの目地を補修することにしました。
目地材は水を加えて練るだけですぐ施工ができる家庭化学工業株式会社の「タイルの目地材」をamazonで注文しました。色は「ホワイト」と「グレー」の2色が用意されており、元の目地材と同じホワイトを選びました。購入時の価格は1㎏/398円でした。
目地を補修してから知ったのですが、既存の目地を削り取るための目地カッターが販売されているようです。あらかじめ劣化した目地を削り取らないと、新しく充填した目地材を拭き取る際に、目地まで一緒に引き出されやすかったので、しっかりと目地材を定着させたい場合は、あらかじめ古い目地をある程度削り取ったほうがよいと感じました。
なおメーカー各社から目地を削るマルチツール用ブレードも販売されているので、マルチツールを所持している場合は、それらを使用すると効率的に目地を切削することができるでしょう。
タイルの目地材のパッケージ裏には、成分として「ポルトランドセメント」「炭酸カルシウム」「接着剤」と記載されていました。目地材の密着性を十分に発揮させ剥離を防ぐため、施工前にタイルを「タイルブラシ」と「アルカリ性の洗濯用洗剤」で洗浄しました。その後、さらに「カビキラー」でカビや汚れを除去し、油分・石けんカス・水あかなどもできる限り取り除いてから施工することにしました。
タネを作るために水を加えて練ります。パッケージ裏に本品(1kg)に対して加える水の適正量は、水量290~320ccと記載されていました。施工した時期は6月頃でしたが、水量は多めの320ccにて撹拌したほうが、溝にすり込みやすかったです。
初めてだと失敗する箇所が出てくるので、一度にすべての目地材を練るのではなく、100~200gほど残して作ったほうがよいと後悔しました。なぜなら、目地材の完全硬化は1~2日と記載されていますが、半日でコンクリートのように固まってしまうからです。余った目地材は再び水を加えても元の状態には戻らないため、目地材を少し残しておくことで買い足さずに修正できます。
目地材の硬化不良を防止し、密着性を高めるために水打ちします。刷毛に水を含ませ塗っていくのが面倒だったので、雑巾に水を含ませ、軽く絞った状態で目地全体を拭くように湿らせました。今思うと、霧吹きでも吹き付けてもよかったかもしれません。
目地幅が6mm以下だったので、幅100mmのゴムベラを使ってスリ込むように目地部分に押し込んでいきました。タイル表面がツルツルではなく、シボ加工されたように微細な凹凸があるので、目地材がその凹凸に入り込んでしまい、きれいに拭き取るのに苦労しそうな予感がしました。
タイル表面に付着した余分な目地材を濡らして軽く絞ったスポンジで拭き取りました。
スポンジでは綺麗に拭き取れなかったので、濡らして強く絞ったタオルで拭き取りました。しかし、説明をよく読まずに施工から約1時間後に拭き取ったため、すでに硬化が始まっており、タイルについた目地材をキレイに除去することができませんでした。
また、このとき目地にすり込んだ目地材まで一緒に引き出されやすく、前述したとおり、既存の目地材を除去したり、拭き取るタイミングが仕上がりを左右する最も重要なポイントだと感じました。説明書には「半乾きになった頃に拭き取る」と記載されており、実際には施工後15~30分程度を目安に拭き取るのが適切だと感じました。
拭き取れずに乾いた目地材は、時間が経てば自然に落ちると思っていましたが、一向に落ちる気配がなかったため、#60~#80の研磨タワシでこすって除去しました。その際タイルの艶を失ったため、リョービのポリッシャー(PE-201)を使ってタイルを磨きました。
補足すると、薄くタイルについた目地材は硬化後は非常に密着力が高く、爪でこすっても簡単には剥がれませんでした。そのため、水を多めに加えて粘度を下げれば、コンクリートやモルタルの表面を着色する塗料のような使い方もできるのではないかと感じました。

















































コメント