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佛珠刀で作った木球(ウッドビーズ)の自動研磨を爆速させるまき

質問:木球のバリ取りと研磨を自動化する方法
木を球状にくり抜く先端ビット(佛珠刀)で、硬い樹脂や柔らかい樹脂を加工した際に発生するバリやカエリを1つひとつ除去していると手間がかかるため、以前ブログで紹介した「バレル研磨機で木の面取り・バリ取り・研磨ができるのか検証してみた」の方法でバ...
以前、質問の回答を記事にした「佛珠刀で作った木球のバリ取り+研磨を自動化する方法」に改良をくわえ、さらに研磨スピードを効率化することができたので、その方法をシェア。
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塩ビ切断

ポリッシャーの上に設置してた塩ビ管を真っ二つに切断。この方法だと内壁に貼ったサンドペーパーは不用かもしれない。

塩ビ固定(ビス)

塩ビ管の位置を微調整しながらクランプで固定するのが面倒に感じたため、塩ビ管をベストとなる位置でネジ止めするようにした。2箇所をネジ止めしないと、塩ビ管が傾いたときに下側に大きな隙間が開き、そこから中の木球が飛散するので注意。

木の蓋

何度か木球が転がっているシーンを眺めていて、上から重石をすればもっと効率よく研磨できるだろうなと想像するように。先日、ようやく重い腰をあげて木の重石(蓋)を作った。12mmの板を塩ビ管の内径より少し小さめに丸く切り抜き、円の中心に取っ手となる丸棒を差し込む。ポリッシャーをスピード6(2,000min-1)にして、木の蓋を上から軽く押さえつけることで2~3分で木球のバリを除去することができた。ちなみに以前は30~60分かけて研磨してたので研磨効率は大幅に向上。おそらく、木の蓋にもサンドペーパーを貼り付けることでさらに研磨力がアップするだろう。

錘(ナット)

面倒が臭いときもあり、ポリッシャーのスピードを1(低回転)にして、木の蓋をして1時間くらい放置しておいても研磨することができた。手で抑えずに放置していると木の蓋がバタつくことがあったため、中央の丸棒にナットを通して重石にすればバタつきを抑えることができた。おそらく、木の厚みも20mmほどあったほうがバタつきにくいのだろう。

蓋がバタつきやすい要因

  • 回転スピードが速すぎる
  • 投入した木球の数が少ない
  • 蓋の重量が軽すぎる
  • 蓋の厚みが薄すぎる
  • 穴があいたタイプのサンドペーパーを使用している

研磨前(バリ)

佛珠刀加工後:バリがある状態。

#60

#60で2~3分研磨しただけでバリは除去できた。

#600

次に#400~#600で一気に仕上げる。これも前述した方法だと2~3分で研磨終了。
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