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スライド丸ノコで短い材料を切断する方法

スライド丸ノコ

スライドマルノコはその高い精度、効率性、安全性によりプロだけでなくDIY愛好家でも広く利用されています。しかし、短い材料を切断する際には注意を要します。なぜなら、材料が短いと材料を押さえている手が刃に近づき、事故のリスクが高まるからです。

通常、短い材を切断する作業では安全治具が使用されますが、治具を使えない状況でも安全に作業を行う方法があります。この記事では、スライドマルノコを使って短い材料を切断する際の安全対策と、手を守るための実践的なテクニックを紹介します。

電動工具:回転する刃に手を近づけない鉄則

電動工具や木工機械は、木材加工作業において非常に役立ちますが、安全な使用法を知ることが最も重要です。特に、回転する刃を持つ電動工具を使用する際は、手を刃から遠ざけるという基本原則を厳格に守ることが不可欠です。

手で材料を押さえつける力

人が手で材料を押さえつける力をわかりやすくキログラム(kg)に換算すると、通常は体重をかけなければ10~20kg程度の把持力しかありません。

一方、把持力が弱いとされるクイックバークランプは60kg以上もあります。体重計の中央を掴むことができなかったため、実際にはもっと強力な力で保持できる可能性が高いでしょう。

スライドマルノコ キックバック 事故

普段の作業が安全であっても、キックバックなど突発的な材料の動きによる危険な状況はいつ発生するか分かりません。このような状況で歯の近くで材料を手で押さえていると、手が刃に巻き込まれ重大な怪我につながる可能性があります。

テーブルソーやボール盤などでも、このような事故はよく発生し、経験豊富な職人であっても怪我をするリスクが存在します。実際、私の知人や技術を教えてくれた人の中にも、回転する先端工具に手を近づけたことで怪我をした人がたくさんいます。

スライド丸ノコで短い木を切断する手順

スライドマルノコで短い材料を切る方法の手順①

タンテーブルに乗せている材料と同じ厚みの端材をベースの上に置く。

スライドマルノコで短い材料を切る方法の手順②

切りたい材料と端材の上に少し長い端材を橋渡しの状態で置く。

スライドマルノコで短い材料を切る方法の手順③

スライドマルノコに付属されている縦バイスで橋渡した材を押さえつける。クランプ力が落ちるので、バイスの下に端材がこないように注意する。

スライドマルノコで短い材料を切る方法の手順④

普段材料を押さえている左手を使わずに、恐怖感を感じずに安全に短い材料を切断することができました。

スライド丸ノコで小さい木を切断する手順

スライド丸ノコで小さい木を切断する手順①

スライドマルノコの刃口板に過度な力を加えるとたわむみます。そのため、前述した方法で刃口板の幅より小さい材料を固定すると左側に大きく傾いてしまいます。

スライド丸ノコで小さい木を切断する手順④

そこで小さい材料が傾かないように下に幅のある板を敷きます。

スライド丸ノコで小さい木を切断する手順②

スライド丸ノコで小さい木を切断する手順③

そのまま切断すると下に敷いた板も切断されてしまうため、歯が下降する際の限界位置を設定する「下限位置調整ボルト」を使用し、小さい材料だけが切断されるように深さを一定に保ちます。

スライド丸ノコで小さい木を切断する手順⑤

先述した方法で小さい材料を固定します。

スライド丸ノコで小さい木を切断する手順⑥

小さい材料も手で押さえることなく安全に切断できました。

動画で視聴する


実際に記事で紹介した方法で短い木材を切断している動画はYouTubeから視聴できます。

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