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バッテリ | 集じん方式 | 性能比較表 |
集じん方式の種類
3種類の集じん方式
現在、マキタの充電式クリーナー(リチウムイオンバッテリー式)には、上記の集じん方式があります。
電圧が同じであれば吸い込み仕事率(吸引力)は変わらないので、用途や自分にあった集じん方式のクリーナーを選びましょう。
兼用できる消耗品
クリーナーの比較表を見ていただけるとわかりますが、電圧が変わっても各集じん方式の集じん容量は全て同じなので、フィルタや紙パックなどの消耗品はどの電圧のクリーナーにも対応します。
カプセル式
集じん容量が多く経済的
カプセル集じんのモデルは、本体のカプセル内にゴミが溜まる仕組みになっています。
フィルター+プレフィルターを装着できるので、粉じんが排気口から排出される心配はありません。
カプセル貯まったゴミはカプセルを半回転させてパカっと開けてポイっと捨てるだけです。
汚れたカプセルを水洗いすることも可能です。
また紙パック式やダストバック式に比べると、集じん容量(ゴミが入る量)が多い利点があります。
フィルター+プレフィルター |
高機能フィルター |
付属品(フィルター)が変わる
以前は、どの電圧のカプセル集じん式のクリーナーにもフィルター+プレフィルターが標準付属されていました。
しかし、2014年から14.4V~18Vのクリーナーだけ、高機能フィルター(A-58207)に変更されています。
7.2V~10.8Vのクリーナーには、これまで通りフィルター+プレフィルターが付属されています。
この「高機能フィルター」は、7.2Vや10.8Vのクリーナーにも装着することは可能でした。
高機能フィルターの生地は、目が細かくなりゴムパッキンがついているので、粉塵がモーター内部に侵入しにくく、プレフィルターがなくなった分お手入れも楽です。
※高機能フィルターを使用した感想の記事は下のページからどうぞ。
マキタ|充電式クリーナ用 高機能フィルターを使用した感想
カプセル式のデメリット
ゴミを誤ってぶちまけることや、捨てる際に埃が舞いあがるというレビューが多く見られたので、カプセルを取り外す際は、ゴミ箱を下においてフィルタに付着したゴミを落とすために、カプセルを軽く叩いてから取り外したほうがよいでしょう。
自分でも色々試してみましたが、メンテの際に埃が舞い上がる回避はできませんでした。
気になる場合はベランダや外で捨てたほうがよいでしょう。
また延長ホースや先端ノズルを取り外す(回す)際に集じん(カプセル)も一緒に回ってゴミが散らばることがありました。
この対策は、集じん(カプセル)を取り付ける際にしっかりと力をいれて回して締め付ければ、ノズルを取り外す際に一緒に回って落ちることはありませんでした。
この集じん方式のモデルのスイッチはトリガー式になっていますが、14.4Vシリーズにだけワンタッチスイッチ式のモデルが販売されています。
水洗いすれば繰り返し使用できる
このフィルターは生地がしっかりしていて、水洗いすれば繰り返し使用することができます。
繰り返し使用しているとフィルターに粉じんが詰まり吸引力が落ちてくるので定期的に洗う必要があります。
石鹸水で軽くもみ洗いするだけで綺麗になり、1日もあれば乾きます。
私は1枚では不安ということもあり、私は10枚セットのフィルタを購入しましたが、まだ予備を使用したことはありません。
1枚で100円前後、10枚セットだと600円前後とリーズナブルな価格で販売されており、何度も繰り返し使え、すぐには消耗しないので経済的です。
プレフィルタ
軽い埃や髪の毛などは集じんカプセルに溜まらずに、プレフィルタに付着します。
プレフィルタの掃除が億劫に感じ、フィルタにティッシュを1枚かぶせて使用している人もいるようです。
ティッシュをかぶせることにより若干吸引力はおちるかもしれませんが、手軽に毛などを取り除くことができるようです。
ゴミに触れるのが嫌な場合は、ダスター刷毛や100円ショップで販売されているミニホウキなどを使った方がよいと思います。
私はダスター刷毛を使用して付着した埃などを取ることにしました。
毎日掃除をしている部屋やゴミが目につかない部屋でも、掃除をするとびっしりと髪や埃がプレフィルタに付着するので、ミニホウキは必需品だと思います。
ちなみに右下にある様な小さいダスター刷毛のほうが埃が取りやすいです。
この埃をとる際に埃が舞うのが、カプセル式の最大の欠点だと思います。
しかし、吸引力は紙パックやダストバッグ式より強くなります。
吸い取ったゴミが落ちない弁
カプセルには弁がついているので、スイッチを切っても吸い取ったゴミが落ちる心配はありません。
紙パック式とダストバッグ式
2つの集じん方式
マキタの紙パック式(モデル)の集じん方式には、使い捨ての紙パック以外に、繰り返し使うことが可能なダストバッグも使用することができます。
管理人は本体のみのモデルを購入しましたが、どちらも標準付属されていました。
この紙パックとダストバッグは、紙パック式のモデルであれば、どの電圧のクリーナにも兼用することができます。
取り付け方
どちらも取り付け方は同じなので、誰にでも簡単に取り付けられます。
紙パックとダストバッグの口をオレンジ色のゴミストッパーに取り付けて、クリーナーにセットするだけです。
紙パック | 衛生的でメンテナンス不要
紙パック式は一般的な掃除機と同じでゴミが溜まれば、本体から取り外しゴミ箱に捨てるだけなので、埃が舞い上がる欠点がなく、ゴミを素手で触れることなく手軽に捨てることができます。
またカプセル集じんのように、定期的にカプセル内やフィルタを水洗いする清掃も不要なので、衛生的でお手入れの手間もかかりません。
紙パックは目が細かいので若干 吸引力が低下しますが、細かい粉塵が外に排出しないのでアレルギーの方にも安心です。
紙パック式のモデルのスイッチはトリガー式ではなくワンタッチボタンになっていますが、14.4Vだけワンタッチボタンで集じん方式がカプセル集じんのモデルが販売されています。
デメリット
紙バック式は使い捨て(消耗品)なのでゴミが一杯になると新しいものと交換しなければいけません。
紙パック式の価格は、10枚セットで400円前後で販売されています。
集じん容量は、集じんカプセルやダストバッグと比べると少なくなります。
また紙パックは目が細かいので、 吸い込み仕事率が同じ数値でも、ダストバッグやカプセル(フィルター)に比べると、吸引力が低下します。
カプセル式は、ダストバッグや紙パック式より吸引力が強くなります。
ゴミが少しでも貯まってくると、ストレスがたまるほど吸引力が落ちてくるので、紙パック式+ダストバッグ式のモデルを購入する場合は、個人的には吸引力の強い14.4Vや18Vシリーズをおすすめします。
7.2Vや10.8Vシリーズを購入したいのであれば、カプセル式の方がおすすめです。
ダストバッグ | ランニングコストを抑えられる
マキタの紙パック式のモデルは、使い捨て用の紙パック以外にダストバッグを取り付けることが可能です。
このダストバッグの口はゴミを取り出しやすい形状になっているので、ゴミを取り出すことにより繰り返し使用することができます。
集じん容量は、若干カプセル集じんより少なくなります。
ダストバッグの価格は1枚100~200円程で販売されいますが、繰りかえし使用できるので経済的です。
紙パックより若干吸引力があがりますが、カプセル集じん式のモデルほどの吸引力はありません。
吸い取ったゴミが落ちない弁
紙パックやダストバッグは、写真のオレンジ色のゴミストッパーに装着して本体にスライドさせてセットします。
このストッパーがないと紙パックなどを装着することができないので、ゴミと一緒に捨ててはいけません。
ゴミストッパーには弁がついているので、スイッチを切っても吸い取ったゴミが落ちる心配はありません。