インパクトドライバ トップページ |
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電動ドライバとの違い |
特徴
ハンマーの打撃が味方! 力のない女性でも長いネジをラクラク簡単に締めつけられる!
インパクトドライバーは、木ネジやボルトなどを締めつける電動工具です。同じ用途として使えるツールにドリルドライバーがあります。ドリルドライバーはトルク(ネジを締めつける力)が低く、回転する力のみでネジを締めつけるので、コーススレッドなど長くて太いネジを締めつけることができません。また、回転する力のみで、負荷のかかるネジを締めつけようとするとネジ溝がナメりやすくなります。ネジの長さによりますが、あらかじめ下穴をあけてやることで、最後まで締めつけられる場合もあります。
インパクトドライバーとドリルドライバーの大きな違いは、ネジを締めつけている際に負荷がかかると、回転方向に打撃が加わるので、ドリルドライバーより強いトルクを発生させてネジを強固に締めつけることができます。分かりやすく説明するとヘッドの中にはハンマーが入っており、ネジを回す方向に向けてハンマーがガンガンと叩いてくれるので、ドリルドライバーで締めつけられないような長くて太いネジも強固に締めつけることができます。建設現場などで「ガガガガッ!」とドリルより軽い音が響いてくることがありますが、あの音はインパクトドライバーの打撃音なんですね。
利点 怒りの鉄槌!パワフル!
打撃により強いトルクを発生させることができるので、高い負荷がかかる長ビス・ボルト・ナットを締めつける作業に向いています。回転する力以外に打撃が加わるので、長ビスを締めこんでいるときに、頭の十字穴がなめりにくい利点もあります。逆に小さいネジだとなめりやすくなります。材料によっては、ネジ頭ごと飛んでいくこともあります。ネジやボルトを締めつける以外に、専用ビットを装着することにより、穴あけ作業なども行うこともできます。
欠点 慣れてないともろい材料を破損!?
負荷がかかると強い打撃が加わるので、相手材がもろい素材だと材料を破損させてしまう場合があります。利点で長ビスのネジ溝がなめりにくいと書きましたが、逆に小さい短いビスを締めつける場合は、打撃が加わった際にネジ溝がなめったり、ネジの頭が飛んでしまう場合があります。
締め付け時に負荷がかかると打撃が加わりますが、この打撃はそれなり大きな音が発生します。例えばアパートなど、壁の薄い環境で作業をすると、お隣さんが不快な思いをするような打撃音が鳴り響きます。ちなみにインパクトドライバーには静音タイプのモデルも販売されています。
インパクトドライバーはドリルドライバーと同じように先端工具を変えることにより、材料に穴をあけることができます。しかし、負荷がかかると打撃が加わり刃や材料が駄目になるので、大きな穴開け加工や金属などの穴開けは不向きです。穴を開ける場合は、インパクト専用の先端工具を装着します。
向いている用途
大きな家具や建築物は迷わずインパクトドライバー
ドリルドライバーで太く長いビスを締めつけると、トルクが弱いので、最後まで締めつけることができません。また、強い負荷がかかったときに回転する力のみで締めつけようとすると、ネジ頭の十字穴から滑りなめってしまったり、回転が止まってしまいます。無理に負荷のかかる作業を続けているとモーターが焼けてしまい故障の原因となります。
インパクトドライバーは負荷がかかると回転方向に打撃が加わるので、長ビスのネジ溝を潰さずスムーズに締めつけることができます。2×4材を使うような大きな家具や建築物を作る場合は、迷わずインパクトドライバーを選びましょう。
作業時に大きな騒音をだせない環境の場合は、打撃音が小さい低騒音タイプのオイルパルスや電子パルス方式のモデルも販売されています。また、電圧(14.4Vや18V)の高いドリルドライバーは、インパクトドライバーほどではありませんが、トルクが強いのである程度長く太いビスにも対応します。どのくらいのサイズのネジを締めつけられる能力があるのか知りたい場合は、性能比較表やメーカーのサイトに記載しているねじ締め能力を目安にしましょう。
安全対策
目の前に落ちてきたインパクトドライバー
高い場所で作業をしていて誤って落下させてしまうと、電動工具の故障の原因となったり、自分の足や下にいる人の頭などに落ちると惨事となる場合もあります。ストラップを腕に通して作業をすると、万が一の落下にも耐えられる場合があるので、高い場所で作業をする場合は必ず面倒くさくても手に通して作業を行いましょう。万が一落としても落下を防ぐ落下防止・ワイヤーコードも販売されています。
■長ビスを緩めたときに、ビスの摩擦によって焼けどをするほど熱くなっている場合があるので気をつけましょう。
■ビットが作業中に抜ける場合があるので、ビットをスリーブに取り付けた際に、必ずビットを引っ張って抜けないか確認を行う癖をつけましょう。
■安全ゴーグルやメガネを着用しましょう。
■粉じんが大量に発生する研磨ビットなどを取り付けた作業時は防じんマスクを装着しましょう。
■先端ビットは高速回転します。衣類やアクセサリーなど巻き込まれるようなものがないか確認しましょう。