サンドペーパー | #番手の選び方 | シートの種類 | 切り方 | ||||
ハンドサンダー | 電動サンダー | ドレッサー | 防じんマスク |
サンドペーパーの種類
耐久性 |
紙ヤスリ
一般的な紙ヤスリで厚紙に研磨剤が塗布されており、「230×280mm」程の大きさが40円前後で販売されています。
番手は一般的に#40~#400までが販売されています。
色は茶色いものが多く、研磨力が弱いので柔らかい木材をサンディングするのに向いていて、金属などの硬い素材には不向きです。
他の種類に比べると、目詰まりをおこしやすく耐久性が低くなります。
電動サンダーなどに装着すると、すぐに研磨剤がはがれおちてくるので研磨力の寿命が短くなります。
用途によっては、研磨力が弱く使い古したような紙ヤスリのほうが使いやすい場合もあります。
切り方
折り目をつけたり、定規などを当てながら裂くと真っ直ぐに切ることができます。
耐久性 |
空研ぎヤスリ
紙ヤスリと同じで厚紙に研磨剤が塗布されていますが、合成樹脂や目詰まり防止剤も一緒に施してあるので、紙ヤスリより研磨力があり目詰まりやからみが起こりにくく耐久性が高いので経済的です。DIYにおすすめ。
紙ヤスリは番手が細かいほど目詰まりを起こしやすく、砥粒が目詰まりすると傷がつくことがあります。なので、塗装時の上塗り前のやすりがけでは、上の安価な紙ヤスリより、目詰まりしにくい空研ぎヤスリのほうがおすすめです。
「230×280mm」程の大きさが70円前後で販売されています。番手は一般的に#40~#400までが販売されています。色は白いものが多く、表面の色が消えても研磨力は残っているので、繰り返し使用することができます。紙ヤスリより耐久性があるので、電動サンダーなどに使用することもできます。
切り方
紙やすりと同じで折り目をつけたり、定規などを当てながら裂くと真っ直ぐに切ることができます。
耐久性 |
布ヤスリ
紙ヤスリと違い、布に研磨剤が塗布されています。
「230×280mm」程の大きさが100円前後で販売されています。
番手は一般的に#40~#400までが販売されています。
紙(空研ぎ)ヤスリより、耐久性が高く研磨力も高いので、電動サンダーなど強度が必要な作業にも最適です。
布地で柔軟性があるので曲面などの研磨作業にも向いています。
木材だけでなく金属の錆落しなどにも最適です。
切り方
端に切り目を入れて引きちぎれば真っ直ぐに切れます。
耐久性 |
ポリネットシート
ポリネットは〔サンディングネット〕〔アミサンド〕などという商品名でも販売されています。
網目になっている繊維の両面に研磨材を固着させているので、表裏 使用することができます。
網目で目づまりしにくいので、削りカスがでやすい素材や、塗装(ペンキ)をはがす作業に最適です。
耐久性が非常に高く、両面に加工を施しているため、電動サンダーに使用した場合、布やすりより高い耐久性があります。
網目になっているので、吸じん用の穴を開けるも必要はありません。
紙や布ヤスリと比べると、曲面やアール面の研磨は、なじみ難いため作業効率が落ちます。
耐水性があり水をかけながらでも使用することが可能です。
乾式のヤスリより、1枚単価が割高になります。
切り方
紙ヤスリや布ヤスリのような切り方では上手く切断できないので、ハサミを使うとスムーズに切れます。
※ハサミの刃は痛んで紙などが切れなくなるので、100円ショップなどで販売されている安価なものを専用として使いましょう。
耐水ペーパー
紙ヤスリと同じで紙に研磨剤が塗布されていますが、耐水処理されているので蝋引き紙のような台紙となっています。
「230×280mm」程の大きさが60円前後で販売されています。
一般的に#60~#2,000まで販売されており、非常に目の細かいものまであるので、木材だけでなく金属の研磨でもよく使用されます。
高番手のものは仕上がり重視に最適です。
塗装後の表面は凸凹しているので、重ね塗りの前に、なでるような感じで平らにサンディングしておけば、仕上がりも綺麗になります。
水に濡れても研磨力が失われずに破れにくく、水研ぎや油研ぎもできるので万能+様々な用途や素材に活躍します。
切り方
折り目をつけたり、定規などを当ててると容易に切断することができます。
マイクロポリネットシート
ポリネットよりさらに網目が細かい極微細網目基布です。表面は網目状になっているので目詰まりしにくくなっています。ビニールのような薄い素材になっており、布キレのような柔軟性があるので、曲面の研磨に最適です。耐水性があるので、水をかけながら使用することが可能で、素材や粒度により寿命は異なりますが、通常の耐水ペーパーよりが耐久性が高く長寿命です。
例えば、ウレタンニスなどの最終仕上げで鏡面仕上げにする場合、耐水ペーパーで水研ぎをしてからコンパウンドで磨きますが、耐水ペーパーより柔らかく柔軟性があるので、「細部」「筒状のもの」「曲面部分」はマイクロポリネットシートのほうが水研ぎしやすい。
こちらもポリネットシートと同じで、両面に研磨剤の加工を施しているため、裏表使用することができます。水洗いをして乾かしておけば、研磨力が落ちるまで、何度も繰り返し使用することができます。1枚の単価は耐水ペーパーより割高になります。
切り方
ビニールのような素材なのでハサミで切ります。
※ハサミの刃が痛んでしまうので、100円ショップなどで販売されているハサミなどを使いましょう。
サンドブロック
「スポンジヤスリ」などとも言われ、スポンジに研磨剤が塗布されています。スポンジと言っても食器洗い用のスポンジより弾力が強く、スポンジ部は分厚いものから薄いものまであります。
柔軟性があるので、曲面によくなじみます。目詰まりしにくく、汚れ落としや、金属などの水研ぎによく使います。金属面の場合、中性洗剤で泡立てながら研磨すると、なめらかな仕上がりになります。
曲面の仕上げやパテ研磨作業のフラットな面出しに耐水ペーパーなどを巻きつけて使うこともあります。
ペーパーを巻きつける専用のサンディングブロックも販売されています。ニス(ウレタンニス)などの上塗りの前に、目の細かいペーパーをかけますが、手に持ってペーパーをすると、特に角部などで力をかけすぎると簡単に塗膜が剥がれて発狂してしまうことがあります。そこで、こういった柔軟性のあるものに巻きつけてペーパーがけすると塗膜が剥がれにくい。
特殊なタイプ 種類別
写真 | 会社 | 商品名 | シート | 番手(#) | 備考 |
ポリネット | |||||
SK11 | ポリネット 両面やすり |
網目繊維 | #60~#600 | 水研ぎ可 両面使えます。 |
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リリーフ (RELIEF) ミツトモ製作所 |
サンディングネット | 網目繊維 | #60~#240 | 水研ぎ可 両面使えます。 |
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光陽社 (KOYO) |
ポリネットシート | 網目繊維 | #60~#1000 WA#1500~WA#2000 |
水研ぎ可 両面使えます。 |
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KD DAITO |
アミサンド | 網目繊維 | #60~#400 | 水研ぎ可 両面使えます。 |
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マイクロポリネット | |||||
SK11 | マイクロポリネット 両面やすり |
マイクロポリネット | WA#800~WA#4000 | 水研ぎ可 両面使えます。 |
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光陽社 (KOYO) |
マイクロポリネット シート |
マイクロポリネット | WA#-600~WA#-4000 | 水研ぎ可 両面使えます。 |
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フィルム | |||||
3M 住友スリーエム |
ラッピングフィルムシート 超精密仕上げ用研磨フィルム |
ポリエステルフィルム | #320~#15,000 | 水研ぎ可 超精密仕上げ研磨 |
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三共理化学 | 超精密研磨フィルム ラッピングフィルム |
ポリエステルフィルム | #400~#20000 | 水研ぎ可 超精密仕上げ研磨 |
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紙 | |||||
クレオス | GT62 Mr.ラプロス |
カンマ布紙 | #6000-#8000 | 水研ぎ可 コンパウンドがけの前仕上げ 光沢だし |
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スポンジ | |||||
iHelp | サンドブロック | ブロックタイプ スポンジ |
#60~#240 | 水研ぎ可 食器用スポンジより硬め |
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SK | 木工用 金属用 スポンジヤスリ |
ブロックタイプ スポンジ |
#60~#150 | 水研ぎ可 食器用スポンジより硬め |
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Strong TooL ミツトモ製作所 |
ブロックサンダー | ブロックタイプ スポンジ |
#30~#180 | 水研ぎ可 食器用スポンジより硬め |
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Bcross | SF-3 スポンジヤスリ |
ブロックタイプ スポンジ |
#60~150 | 3セット | |
3M 住友スリーエム |
スポンジ研磨材 | 薄め スポンジ |
#120~#1500 | 水洗い可 曲面向き ジグソーパズル型あり (切り目入り) |
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