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ドリルスタンドに775DCモーターを固定してみた

ドリルスタンドにモーターを直接取り付けてみた ブログ

ドリルスタンドにモーターを直接取り付けてみた

775DCモーターに電気ドリルのハンドルを取り付けた際、775DCモーターの直径と電気ドリルのハンドル取付部の径が同じであることから、電気ドリル用のドリルスタンドに775DCモーターを直接取りつけることも可能なのではないかと思い、確認してみることにしました。もし固定することが可能であれば、電気ドリルは単体で使うこともあるので、ドリルスタンドから着脱する手間が省けるという利点があります。

775モーターのカバーを取り外す

775モーターの直径は設計図と同じで44mmでした。シールドを取り外すと42mmになるため、固定しやすいようにシールドを取り外しました。この775モーターは販売元によって出力の仕様が異なるため、負荷のかかる用途には、より出力の高いものを選ぶことをおすすめします。

775モーターをドリルスタンドに取り付けられるか確認

11年前に購入したモデル25716のドリルスタンドを使用しました。説明書には「スピンドルカラー径(首)Ø43mmの電気ドリルに取付可能」と記載されています。ドリルホルダーの内径と775モーターの外径はシンデレラフィットで、若干ゆるいものの、固定レバーで締め付けるとしっかり固定できました。

マルチ金物に775モーターとPWMコントローラーを固定

ダイドーハントのマルチ金物(69126)を利用して、775モーターとPWM制御の速度調整用コントローラーを固定しました。使用したコントローラーは最大電流値が10Aのものですが、10mm以上の穴を開ける場合には、20A~30Aのコントローラーを選ぶほうが適切だと感じました。

775モーターにドリルチャックを装着

ドリルビットなどの先端工具をしっかりと保持して回転させることができるドリルチャックを取り付けます。775モーターのシャフト(主軸)はØ5mmなので、クランプ範囲が5mmのものを選ぶ必要があります。

775DCモーターをドリルチャックに固定

マルチ金物に固定した775モーターをドリルスタンドに固定しました。

ドリルスタンドによってはマルチ金物に固定した機器にハンドルがぶつかったりすることがあるかもしれません。その場合は、向きを変えたり、他の形状の金物に固定することで回避できると思います。同シリーズの金物はネジ穴のピッチが統一されているので、金物同士を連結することも可能です。金物のラインナップは「マルチ金物 | 補強金物(ステー・隅金)」から確認することができます。

回転方向の確認

モーターに配線を接続しました。一般的なドリルビットなどの先端工具は、右回転(時計回り)の回転方向で効率よく材料を削るように設計されています。そのため、モーターに配線を接続する際に右回転しているか確認する必要があります。

775DCモーターの電源(マキタのバッテリ)
775モーターは12Vから24V程度までの範囲で使用できるモデルのものが多いため、12.8Vのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーや、電動工具のバッテリーで駆動しました。

安定化電源やAC-DCアダプターで駆動させることもありますが、最大出力電流が10Aクラスのものしかありません。そのため、負荷がかかる用途で775モーターを使用する場合、出力電流が高い「30Aクラスのスイッチング電源」や「電動工具用のリチウムイオンバッテリー」があると便利でしょう。


このタイプのドリルスタンドは、ホルダーを左右に回転できるため、ホルダーの位置をベース上からずらし、ドリルチャックにミニダイヤモンドカッターを取り付けることで、アルミ缶やペットボトルなどを水平に切断できました。

以前紹介した電気ボトルカッターの様に点滴システムの搭載と防水対策を行えば、取り付ければ瓶を切断することも可能でしょう(機会があれば試してみたい)。ちなみにこの電気ボトルカッターも775モーターが使用されており、12V/9.5Aのダイレクトドライブ(モーターから直接回転力を伝達する方式)瓶を切断できました。

ドリルビットを取り付ければ下穴を開けることもできます。ただし、直径10mm近くになると厳しくなるため、負荷の大きい用途であれば「タイミングプーリー+タイミングベルト+ベアリング」を用いてトルクを増大させる必要があると感じました。

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