775DCモーターは、主に工具や玩具などで広く使用されるクラスの直流モーターです。このモーターにハンドル(取手)を直接取りつけることは一般的ではありませんが、モーターの直径と電気ドリルのハンドル取付部の経が同じなので、直接ハンドルを取り付けることができるのではないかと試してみました(775モーターを直接手に持って使用する海外動画をよく見るため)。
ハンドルは、Amazonで一番安価な電気ドリルのハンドルを購入しました。このハンドルは内径を41-44mmに調整可能で、直径42mmの775モーターに取りつけることができると思いました。価格は約600円と非常にリーズナブルでしたが、海外からの配送のため届くまでに約一ヶ月かかりました。
775モーターの直径を測定すると44mmでした。
ハウジング(ケース)に巻かれている外部からの衝撃や汚れを防ぐ役割を果たすシールドを取り外すと直径は42mmになります。
シールドがついた状態ですとキツキツだったので、シールドを取り外した状態でハンドルを取りつけました。ネジを締めつければ強く振ったりしても、モーターが抜け落ちることはありませんでした。
ふと思ったのですが、ドリルスタンドにも775モーターを直接取り付けられるかもしれません。
このままでは使えないので、ドリルビットや他の先端工具を取り付けられるドリルチャックをモーターのシャフト(軸)に取り付けました。
手持ちの775モーターの定格電圧は12Vなので、「電源は安定化電源」「12VのAC/DCアダプター」「車・単車用のバッテリー」「電動工具のバッテリー」に接続すれば駆動することができます。
負荷がかかる用途で使用する場合は最大出力電流が高い電源やモーターを選ぶことと、電源を入れた際に瞬間的に大きな電流が流れ、バッテリーのBMS機能が働いたり、アダプターのヒューズが飛ぶことがあったので、ソフトスタート回路を導入したほうがよいでしょう。
わたしはモーターの速度を制御できるPWM(パルス幅変調)コントローラーで突入電流を抑制しました。負荷のかからない下穴をあける用途では使えましたが、即座にオン/オフにすることができないため、トリガースイッチの重要性が際立ちました。特に緊急停止が必要な場合や、作業効率を向上させたい時に、トリガースイッチが安全性・作業効率・省エネの面で寄与していることを改めて実感しました。
ハンドルを取り付けて使用した動画はこちらからどうぞ。
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