空調服を涼しくするポイント

空調服の各部名称 – 空調服の種類一覧表

涼しくするポイント

空気の排出口「袖」「襟」を塞がない

空調服のファンが取り込んだ空気は襟周りや袖口から排出されます。ここを塞いでしまったりすると空気の流れが遅くなり涼しく感じません。なので、袖のボタンは一番緩いところで止めて、チャックも少し下に下げて空気が流れるようにしたほうが体が涼しくなりますし、首元から空気が排出されるので、首周りに小さな扇風機を設置しているかのように風が吹きあがってくるので気持ちがいいです。

必ず襟の紐はボタンで留めよう

また、えり足部分には空気排出量調整用の紐とボタンホールがあり、ここをボタンで止めることにより、首の後ろにも空気の通り道ができるので、首の前後から空気が排出されるのでさらに涼しく感じます。このボタンは絶対に止めたほうがよいです。

ワンサイズ上の空調服を選ぶ

空調服を稼動させて、お腹をへっこませたり、脇を広げたりすると空気の通り道が広くなり、風が勢いよく流れるので涼しくなります。なので、実際のサイズよりワンサイズ上を購入することをおすすめします。同じ感想が購入先のお客様のレビューをまとめた紙にも掲載されていました。

空調服のサイズはM,L,LL,XL,4L,5Lまであります。選べるサイズが幅広いので、ふっくらした方でも安心して着用することができます。

ポリエステル100％のシャツでさらに涼しく

綿100％のシャツより、ポリエステル100％のTシャツのほうが通気性のいい素材なので、風が通る際に涼しく感じました。また、汗をかいても乾くスピードが綿より早くなります。これを着て登山をすると汗が乾くスピードが早いので遭難した際に生存率があがると言われているほどです。

モバイルバッテリーなどから電源をとった場合、USB端子の出力が5Vに下がるので、ポリエステル100％のTシャツをお勧めします。ポリエステル100％のTシャツは「速乾Tシャツ」「ドライメッシュTシャツ」という名前で販売されおり、安いもので1枚500円ほどで販売されています。
もちろんタンクトップや裸のほうが、風（気流）がダイレクトに肌に当たって蒸発させてくれるのでポリエステル100％のTシャツより涼しいです。

シャツクール 冷感ストロング 大容量 280ml

冷却スプレーを使用したらどうなるのか？

シャツクール（冷却スプレー）には、冷感成分（メントール）が含まれているので、衣類に吹き付けることによりひんやりとした体感を感じることができます。これをTシャツに吹き付けて空調服を着てみたところ、確かにひんやりとした体感を得ることができますが、実際の体温は下がりませんし、ファンが冷却剤を気化させるスピードを早めてしまうので、ひんやりとした体感は20分ほどしか持続しませんでした。

持続時間が短いので作業中での使用はお勧めしませんが、もし使う場合はスプレーの容器が大きすぎて内ポケットにはいらないので、写真右のような携帯用スプレーボトルに移し変えてポケットにいれて使用したほうがよいでしょう。