ディスクグラインダーの選び方

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ディスクグラインダー(各部名称)
写真のモデル:BOSCH:100mm[GWS7-100E-無段変速型]

特長・機能 特長・機能 使い方 使い方 砥石の取り付け方 砥石の取り付け方 砥石の種類 砥石の種類
ディスクグラインダー性能比較表 性能比較表

驚きの切削力+研磨力

  • 高速型』・・・回転スピードが速く金属の切断に向いている。
  • 高トルク型』・・・コンクリートなどの切断に向いている。
  • 無段変速型』・・・作業用途や先端工具に回転スピードを合わせられる。
  • ディスクグラインダー(ジスクグラインダ)とは、砥石を高速回転させて材料を切削したり研磨することができる電動工具です。種類を大別すると上記の3種類のモデルが販売されているので作業用途に適したモデルを選びましょう。建築現場の職人さんは、グラインダーのことを「サンダー」と呼ぶ方も多くいます。

    取り付けられる砥石(先端工具)の種類が非常に多く、金属・コンクリート・木材などにも対応するので、様々な業者の方が使用している電動工具です。ディスクグラインダーの回転スピードは、速いモデルで1分間に10,000回転以上するので、材料の切削や研磨作業を効率よくこなすことができます。

    ディスクグラインダーのサイズ一覧

    ディスクグラインダーのサイズ

    ディスクグラインダーのサイズは、100mm~200mm近くのものがあります。上の写真のモデルは100mmサイズなので、メーカーに関係なく直径100mmの砥石やM10の凹ねじがついた先端工具を取り付けることができます。

    一般的なグラインダーのサイズは100mmとなり、先端工具の種類も豊富なのでDIYで使用する場合は100mmサイズのモデルをおすすめします。切削面が広い場合は、サイズの大きいモデルのほうが効率的ですが質量も重たくなります。

    スピンドル サイズ

    スピンドル(凸ねじ径)

    ●100mm:M10 ピッチ1.5
    ●125mm:M16 ピッチ2.0

    グリップ径

    コーヒー缶と同じ直径・握りやすい細径ボディ

    最近のグラインダーは、どのメーカーを見ても、細径ボディタイプのモデルが販売されています。
    サイズは日立工機・BOSCH・マキタの細径タイプのモデルが56mm。
    リョービが52mmと国内のメーカーでは一番細いようです。
    ちなみにコーヒーの細い缶の直径が55mmなので、非常にスリムなことがわかります。
    実際に握ってみると、細いモデルのほうがしっかり握られるので安定感があり快適に作業が行えます。

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    機能

    スイッチのタイプ

    2種類のスイッチ

    スイッチは、後部にあるモデルと握る部分にあるモデルがあります。
    私はスイッチが握る部分にあるモデルを選びました。
    何故かというと、頻繁にスイッチをON⇔OFFにする断続作業(研磨・研削・錆落とし)に便利だからです。
    後部にレバースイッチがある電動工具を使用していると、何かにぶつかったときにスイッチがはいってしまい怖い目にあうこと欠点もあります。
    また何かあってから緊急停止したい場合も、片手を本機の後ろに回してスイッチを切らなければいけないので、停止させるまでに時間がかかってしまいます。
    スライドスイッチが握る部分にあると、不用意にスイッチがはいりにくくなり、本機を握っている手で瞬時に停止させることもできます。
    (ボッシュのグラインダーは、ほとんどのモデルが握り部分にスライドスイッチがありますが、他のメーカーにもスイッチが握り部分にあるモデルもあります。)

    安全ですぐに停止できる2モーションロック

    このモデルのスイッチは前方にスライドさせてから、前方の先端を押し込まないと〔ON〕の状態で固定されないので不用意にスイッチが〔ON〕になりにくくなります。
    スイッチを〔OFF〕にしたい場合は、後方を軽く押すだけで停止させることができるので、本機を握っている手ですぐに停止させることが可能になります。

    サイドハンドル

    サイドハンドル|ガッチリ安定

    サイドハンドルを握りながら作業することにより安定した作業が行えます。
    サイドハンドルは、付属されているモデルとされていないモデルがあります。
    サイドハンドルは、左右に取り付けられるようになっており、先端が凸ネジになっているので工具なしで取り付け・取り外すことが可能です。
    サイドハンドルがついてないないモデルでも本体側に凹ネジががあれば、別売りのサイドハンドルを購入すれば取り付けることも可能です。

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    回転数と周速度

    回転数

    回転数(min-1)|金属の切断に最適

    グラインダーの回転数とは、砥石(軸)の外周の一点を無負荷の状態で回転する回数です。
    回転数の単位は、min-1(分)もしくはrpm(分)で表記されています。
    rpmは〔rotation per minute〕の略で、周期的動作が1分間に繰り返された回数を示す単位です。

    (例:10,000min-1と→無負荷で1分間に1万回転)
    (例:10,000min-1と→無負荷で1分間に1万回転)

    切断砥石の最高使用周速度は、他の砥石に比べると高いので、金属などを切断する用途では回転数の高いモデルが適しています。
    また回転数が速いと綺麗に切断できる利点もあります。
    一方コンクリートなどの切断では、一番下で説明している最大出力の高い(低速+高トルク)のモデルのほうが適しています。


    確認しやすくする為、安全カバーを外しています。

  • 安全に先端工具や用途に適したスピード調整が行える。
  • 目詰まり・材料や刃の焼け・変色を防ぐ。
  • 騒音の減音。
  • 恐怖感がなくなる。
  • 材料・用途・先端工具に適した回転スピードにするため、ダイヤルでスピード調整が行えるモデルがあります。グラインダーの砥石や作業用途(研磨・研削・錆び落し・塗装剥がし・バフがけ)には、適した回転数があるので多目的で使用する場合は、スピード調整が行えるモデルをおすすめします。

    私は砥石の最高使用周速度を守らずに発生する事故が多いことを聞いたので、ダイヤル式無段変速タイプを選びました。回転数を下げることにより、騒音値も下がるので精神的にも楽になり、不慣れな場合でも恐怖感がなくなります。スピードコントローラーを使うことにより、回転スピードを調整が行える場合もあります。

    周速度

    周速度|(s→秒 min→分)

  • 1m/s(1メートル毎秒)は、1秒間に1メートルの進むときの速さ。
  • 1m/min(1メートル毎分)は、1分間(60秒)に1メートル進むときの速さ。
  • 周速度とは、砥石の外周上の1点が進む移動速度のことです。
    周速度の単位はm/s(秒速)かm/min(分速)のどちらかで表示されていますが、最近のモデルにはほとんどがm/s(秒速)表示になっています。

    飛来・破壊

    最高使用周速度と最高使用回転数

    『最高使用【周速度】』と『最高使用【回転数】』とは、安全に作業できる上限数値になります。
    決められた周速度以上の速度で回転して作業をしていると、砥石が破損して事故につながる場合があります。
    砥石が持ってる強度を超えてしまい、破壊した周速度を破壊回転周速度と言います。

    時速200km以上で飛来してくる砥石

    研削用の砥石は、外周で作業を行うため外周の移動速度を示す【周速度】が重要視されており、75mm以上の砥石には最高使用周速度を表示することが、法律(研削盤等構造規格第29条3項)によって義務付けられています。
    最高使用回転数の表示義務はありませんが、外周が磨り減っていく砥石などには、最高使用周速度と最高使用のどちらも表示されている場合があります。
    砥石の全面で作業を行うカップブラシなどは、最高使用回転数のみが表示されています。

    グラインダー系工具の災害事例を見ていると、砥石の最高使用周速度を守らずに作業を行った為に、砥石が破損して飛来した砥石の一部が体にあたる事故も多くあるので、必ず安全カバーと安全保護具を装着して、表示されてる最高速度と回転数を守りましょう。

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    最大出力

    最大出力

    最大出力が高いほどコンクリートの切断に有利

    グラインダーの場合は、最大出力が高いほどトルクの面で有利になります。
    車の場合は最大出力(馬力)が高いほど最高スピードがあがりますが、グラインダーの場合は最大出力が高いからといって回転スピードが速くなるわけではありません。
    分厚いコンクリートを切断すると研磨作業より負荷がかかるので、コンクリーやモルタルなどを切断する用途では最大出力が高く低回転数のモデルのほうが適しています。
    最大出力が記載されていないモデルでも、回転数が低く消費電力が高いとハイパワーなモーターが搭載されている場合があります。
    最大出力が高いモデルのグリップ(握り部分)は細径ではなく太くなる欠点があります。

    グラインダーの性能比較表

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