溶接作業であると便利な道具一覧

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性能比較表

自動遮光溶接面

有害な光を自動遮光!両手が自由になるって素晴らしい。

溶接作業では、溶接中に強いアーク光と火花が発生します。この光や火花による目の損傷や火傷を防止するために、アークが発生しているときは、溶接面を顔にあて続けなければいけません。
溶接機に付属されている溶接面は、従来の手持ちタイプの溶接面なので、溶接中は両手がふさがってしまい、材料が固定できなくなるときもるので、溶接しにくいシーンがありました。
また、面に取り付けられた遮光ガラスを通して溶接物を見ると、真っ暗で何も見えません。なので、スパークした光を頼りに溶接箇所を確認しなければいけないので、思わぬところを溶接してしまったりと、手持ちの溶接面を使いながら溶接作業をするのは、素人には非常に難しいものでした。

この自動遮光溶接面は、見た目はアレですが、ヘルメットタイプになっています。手に面を持つ必要がなくなるので、左手が自由になり、材料を手で固定しながら溶接することもできるようになりました。また、アーク光が発生していない時は、視界が明るくなっているので、溶接する箇所の確認がしやすい。アーク光が発生すると瞬時に自動で遮光状態に変わるので、素人でも溶接したい箇所からアークをスタートすることができる優れものです。さらに、付属されている溶接面と違い、溶接後も視界に青い光が残らないので目が痛くなりませんでした。手前にワークライトなどを置いておくとさらに見やすくなります。

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磁石(マグホールド)

あなたに代わって溶接物を固定 45°や90°で保持

木を直角に保持する場合は、差し金で角度を確認してクランプを使って保持しますが、このマグホールドは治具の側面に強力な磁石が埋め込まれているので、溶接物を45°や90°の状態で保持・固定することができます。慣れてしまえば手で固定して溶接することもできますし、点付け溶接などで仮り付けさえしてしまえば、あとから力ずくで角度を調整して本付けすることもできます。
なので、熟練者にとっては必要のない道具なのかもしれませんが、不慣れで不器用な自分にとっては大変ありがたい道具でした。この道具は、「マグホールド」「溶接 マグネットホルダー」という商品名で販売されています。

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チッピングハンマー&ワイヤーブラシ

作業効率アップ!一人二役

溶接し終わってから、スラグを取り除くときにチッピングハンマーとワイヤーブラシが必要になります。このP-74 は、チッピングハンマーとワイヤーブラシが一体化しているので、便利な商品だと思います。しかし、ワイヤーの植毛密度が低く柔軟性がないので、小物での溶接では使いにくかったです。
個人的に植毛密度の高い真鍮製の腰が柔らかいワイヤーブラシのほうが使いやすいかったです。柄が樹脂のワイヤーブラシは研磨しているときに熱で溶けてしまうので溶接作業では適していません。

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溶接用手袋

火傷&感電しない!高温の溶接物を触れる皮手袋

wikiによると、“アーク熱の発生温度は約4000℃-6000℃ ”と記載されており、溶接した母材は尋常じゃないほど高温になっています。溶接物の大きさにもよりますが、溶接中や溶接したての溶接物の表面は触れた瞬間に火傷するくらい高温になっています。自分も練習中に手の甲に溶接ビードのようなミミズ腫れを作りました。溶接用手袋は、鳶の方が着用している革手袋と似ていますが、生地の分厚さが全然ちがうので熱さを感じません。また、感電の防止にもなるので、便利な物というより必需品でしょう。

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溶接作業台

アースを取り直す必要がなくなる

溶接する物が小さい場合、金属製の溶接用作業台があると便利です。なぜなら作業台が金属ですと、作業台からアースをとることができます。その作業台の上に溶接物をのせて溶接をおこなえば、わざわざ溶接物にアースを付け替える必要もなくなり、そのままスパーク&アークを発生させて溶接することができます。
自分は溶接人さんのページを見て溶接作業台を作ろうと思いましたが、鉄板をネットで購入すると予想以上に高価なので、あまり溶接する機会もないと思うのでケチって断念しました。
ある日、台所の棚奥で埃をかぶっていたバーベーキュー用プレートがあるのを思い出し、このプレートからアースをとっています。溶接のページで貼り付けている動画では、このバーベーキュー用プレートの上で溶接を行っています。
このプレート、ネットで調べてみると、幅500~600mmのプレートが1000~2000円で販売されているので意外に安いような。溶接作業台は購入すると非常に高価なので、せっかく溶接機を購入するのであれば、鉄板、Lアングル、端材などで溶接台を自作したほうがよいと思います。自分もアングルを入手したら、このプレートに足をつけてる予定。

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スパシャッタ(スパッタシート)

床が焦げ付かない・汚さない

溶接をしていると、アークが発生しているときにスパッタ(スラグや金属粒)が周辺に飛び散ります。スパッタは火花のように真っ赤になっており、部屋の床に穴をあけたり焦げつかすほど高温になっています。自分のように部屋で溶接をする人はいないと思いますが、床を焦げつかしたり、汚したくない場所で溶接を行なう場合は、スパシャッタを敷くとスパッタなどの熱から床を守ってくれます。
最初はベニヤ板の上で溶接をしていたのですが、小さなスパッタでも焦げ付かすほど熱く、叩き割ったスラグがベニヤ板の上に転がり煙をあげて燃えそうになっていたので購入。フェルトのような生地に耐炎繊維が加工されているので、この上に落ちたスパッタは転がっていきませんし、スパッタやグラインダーの火花が落ちても穴もあきません。1m×1mなので小さいですが、大きいものは非常に高価なのでこの商品で我慢することに。レンジガードみたいなものを利用すれば、スパッタの飛来を防ぐこともできると思います。

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防じんマスク


塵肺の原因となる溶接ヒューム
溶接を何度か練習したときに、うっかり防じんマスクをつけ忘れたことがり、換気扇も回していなかったので、溶接ヒュームを吸引した原因で、風邪を引いたようなだるさや頭痛が起こりました。あとで調べてみると「金属熱」というものらしいです。
溶接ヒュームは、溶接時に発生する白い煙のことで、この煙は金属が蒸気になったものですが、空気中ですぐに冷却され固体状(細かい粒子)となります。粒子の大きさは0.1μmと恐ろしく小さいですが、浮遊しているヒュームは鎖状に繋がっているので大きさは0.5μm前後になります。この大きさのものが肺に入ると肺に溜まり、長期間曝露していると“じん肺”などの病気を引きおこす場合があります。
木材の粉じんは、国家検定を受けた防じんマスク(区分1)で対応できますが、溶接ヒュームは調べてみると(区分2)なので、木材の粉じんより、体に害があるだけでなく粒径が細かいことがわかります。粉じんの粒径が小さいと体の中から排出することができず、肺の中に沈着してしまいます。じん肺を患うと肺は元通りに治らないので、溶接作業をするときは必ず、国家検定を受けている区分2~3の防じんマスクを装着しましょう。

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ディスク・グラインダー

材料を加工 切断

溶接する材料は金属なので金属を切断・研削などの加工ができるグラインダーや高速カッターがあると便利です。グラインダーは加工以外の用途にもつかえるのでおすすめです。美しく仕上げたいところは、盛り上がった溶接ビードを削り平らにしたり、溶接ビードの周りに飛んだとれなくなったスパッタを簡単に研削することもできます。用途に応じた様々なディスク(砥石)を取り付けられるので、スラグ・スケール・塗装剥がし、錆び取りなどの処理もおこなえます。当サイトでは様々な種類のディスクを使用して、わかりやすいように動画を撮って紹介しているので参考になれば幸いです。砥石の種類のページは下記からどうぞ。
グラインダー砥石の種類

溶接機の性能比較表

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