ジグソー 解説 | ジグソーの機能 | 性能比較表 | 丸のこ |
ブレード(刃)の交換方法
六角穴付きボルト/SDSレバー | SDSレバー | ブレードの取り付け方・取り外し方 |
ワンタッチ機能
従来のジグソーは、ブレードを着脱する場合は六角穴付ボルトをゆるめなければいけませんでした。
最近の機種は、ほとんどがワンタッチでブレードを着脱することができるので、手間をかけずにスムーズにブレードの交換がおこなえるようになりました。
SDSシステムとは?
ジグソーのSDSシステムとは、ブレードをワンタッチで取り付け交換できるシステムのことです。
オービタル機構
オービタル動作のイメージ | オービタル動作の動画 |
オービタル機能とは?
従来のジグソーはブレード(刃)が上下に運動するだけでしたが、最近の機種にはほとんどオービタル機能がついています。
オービタル動作をONにすると、ブレードが前後に振り子運動をします。
ブレードの動きは〔上下運動〕に加え〔前後運動〕も同時に加わるので、ブレードが楕円形の軌道を描きながら切断していきます。
ブレードが上昇しながら後退するため、降下する際に刃先が材料に当たらないので、効率よくスムーズに直線切りが行えなえるようになりました。
オービタル機能のメリット
オービタル動作を選ぶと切断スピードがあがるので、効率よく材料を切断することができます。
GST90BE/Nはオービタル動作の幅のレベルが三段階あり、切断中に切り替えることも可能です。
オービタル動作の幅が広いほど材料を切断するスピードが速くなります。
オービタル機能のデメリット
オービタル動作をONにすると切断スピードがあがりますが、切断面が荒くなります。
オービタル動作が大きければ大きいほど、切断面が荒くなりバリ(ささくれ)もでやすくなります。
切断面を綺麗にしたい場合は、オービタル動作を弱くしましょう。
木材の仕上げ切断や金属を切断する場合はオービタル動作をOFFにします。
曲線切りの場合はオービタル機能は不要
曲線切りをする場合は、ストローク数を上げブレードの刃先を常に材料に当て進めながら切断をしないと上手く進行方向を変えられないので、オービタル機能を切る必要があります。
バリ止めガイド
バリがでなくなる
柔らかい木材を切断したときに一般的なブレードを使用した場合、切断面にバリ(ささくれ)がでます。上で説明したようにオービタル動作をいれるとさらにバリがでやすくなります。BOSCH-GST90BE/N
は、バリ止めガイドをベースに取り付けることにより、切り口部分が押さえられながら切断されるのでバリがでにくくなります。また、バリ止めガイドやバリ止め機能がなくても、切断する面に紙テープなどを貼って切断するとバリがでにくくなります。
※バリ止めガイドを取り付けた場合、傾斜切断はできなくなります。
電子無段変速ダイヤル | ストローク調整動画 |
スピード調整ダイヤル
ジグソーには、ストローク数(速度)を調整できるモデルがあります。ダイヤルを回すことにより、モーターの回転スピードが変わるのでストローク数も変わります。ストローク数を高速にすれば速く材料も切断できますが、ブレードの切れ味の寿命が短くなります。材料や状況に応じてストローク数を調整して使用しましょう。
GST90BE/Nは1~6段階までスピード調整がおこなえます。スピード調整ダイヤルがついていなくても、スピードコントローラーを利用するとスピード速度を落とすことができる場合があります。
傾斜切断
傾斜切り
ベースにある固定ネジを六角棒レンチで緩めることにより、ベースを左右に45°まで傾斜できる機種があります。
メモリなどがベースについていない場合は、分度器などを使って任意の角度で固定します。
ブロア機能
ブロア切り替えスイッチ | ブロアなしとありの比較動画 |
ケガキ線が見やすい
ジグソーにはブロア機能がついている機種があります。
ジグソーで木材やプラスチックを切断していると、手前の墨線に細かい切り屑がたまり見えにくくなります。
ブロア機能をONにすると手前にたまった切り屑をエアーで吹き飛ばしてくれるので、切断するケガキ線(墨線)が見やすくなります。
集塵機に接続
写真の機種 CJ90VST |
快適+清掃作業の手間が省ける |
ジグソーには、後部のノズルに集じん機のホースを取り付けられる機種があります。 ジグソーも木を切断する電動工具ですので、切断中に切り屑や粉じんが発生します。集塵機に接続することにより、粉じんの少ない切断作業ができるので、粉じんが発生する木材や建材を切断する際に有効です。 清掃に手間をかけたくない場合は、集じん機に接続できる機種をお勧めします。木屑を吸込みながら切断すると、能率よく快適な切断作業をすることができます。 |
防じんカバー
切断中に発生する粉じんが舞う散るのを防止します。
透明なので墨線やケガキ線が見えなくなることはありませんが、取り外しがおこなえる機種もあります。