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ドライバードリルとインパクトドライバーの違い

ドライバードリルとインパクトドライバーの違い
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各モデルの締めつけ動画

ドライバードリル リョービCDD-1202 マキタ-DF330DWX
RYOBI (リョービ)
CDD-1020(AC電源)
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Makita(マキタ)
DF330DWX(10.4V)
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インパクトドライバ makita-TD090DWX hitachi-WH14DDL
Makita(マキタ)
TD090DWX(10.4V)
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日立工機(HITATI
WH14DDL(14.4V)
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どちらを選んだらいいのか分からない

■○○の用途で、どのモデルを購入したらいいのかわからない。
■ドライバードリルとインパクトドライバーの違いがわからない。

ネット上では、上記のような質問をよく拝見します。インパクトドライバーとドライバードリルは形状だけでなく作業用途も同じなので、DIY初心者の方はどちらを選んだらいいのか迷われると思います。基本的に同じ用途で使用する電動工具なので、この手の回答は回答者や用途によって意見も変わると思います。

スリムビス
スリムビス↑
コーススレッド
コーススレッド↑

DIYでよく使用されているスリムビスやコーススレッド(ネジ)を使い、DIYでよく使われている木材(SPF)にビスを締めつける動画を撮ってみました。締めつけている動画は、上の各モデルの写真をクリックすると視聴できます。

動画の下にあるビスの写真は、実際のサイズと近い状態にして表示しています。動画にはDIYをする方が気にされている動作音(騒音)もいれています。使用したドリルドライバーやインパクトドライバーのトルクも記載しているので、迷っている方のお役に立てれば幸いです。

動画はスピード重視ではなく、真っ直ぐに締め付けることと、締めつけ時のヒビをいれないために、ヒビの入りやすい軸径の太いビスには下穴を開け、皿を取り、スピードをコントロールしながら締め付けています。

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用途にあったモデルの選び方

締め付け力

ネジの締めつけ能力を目安にする。

ドリルドライバーやインパクトドライバーは、スペックのトルクをの数字を見ると、どのモデルが締め付け力があるのかわかります。しかし、初心者の場合は、このトルクの数字を見ても、どれくらいの能力があるのか分かりにくいと思います。自分が作業をする環境は、どのような場所で、どのくらいの厚さの材料に、どのサイズのビス(ネジ)を使用しますか?ドリルドライバーやインパクトドライバーのスペックには、トルクだけでなく締めつけ能力も記載されています。

締めつけ能力には、締めつけられる木ネジや小ネジのサイズが記載されているので、どのくらいのサイズのネジを締めつけられる能力があるのか分かります。ただし、木材にも堅い木や柔らかい木があるので、材料によって締めつけられるビスの長さや太さが変わるので、あくまでも目安にしておきましょう。

使用するネジのサイズが、締めつけ能力を大幅に超える場合は、電圧の高いドリルドライバーやインパクトドライバーを選びましょう。また、締めつけ能力を超えるサイズのビスでも、予め錐で下穴をあけることにより、締めつけることが可能になります。

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管理人の場合

ビスの長さの目安

板厚

私の場合は〔組み立て式の家具〕や〔小物の工作〕程度であれば、ドリルドライバーを使用します。ドリルドライバーには、クラッチ機能があり、設定したトルク(締めつける力)に達するとブレーキがかかるので、締め付けすぎによる材料の破損やネジ溝をナメさせなくて済みます。

インパクトドライバーだと、打撃の音が大きな騒音となりますし、環境によっては近所の方に迷惑がかかる場合があります。また打撃が加わると、もろい材料や箇所を締めつける際に材料を破損させる場合があります。慣れていればインパクトドライバーでも、もろい材料を組み立てることは可能です。
プロ用のモデルには、デリケートな部分にも対応できるように回転数や打撃を調整できるモードがあります。

ドリルドライバー

上の写真はホームセンターなどで購入できるSPFの1×4材で、住宅の構造材で使用される材料です。DIYでもよく使用される材料の1つで価格が安価で柔らかいのが特徴です。1×4材の厚みは19mmなので、1×4材にビスを打ちつける場合、最長で板厚の3~3.5倍の長さのコーススレッドを打つ能力が求められます。

本来、安価なDIY用ドリルドライバーでは、65mmのコーススレッドを締めつける能力はありませんが、半分ほどドリルビット(錐)で下穴を開けていれば、ドリルドライバーでも65mmのコーススレッドを締めつけることは可能です。なので、私であれば、1×4材程度の厚みの材料を日曜大工であつかうのであればドリルドライバーを使います。ちなみにカラーボックスの板厚が17mmほどでした。
※効率が求められる仕事や作業内容であればインパクトドライバーを使います。

インパクトドライバー

上の写真はSPFの2×4材です。住宅のCMで「2X4工法」という言葉を聞いたことがあると思いますが、SPFの2×4材が6面体の箱状に組み立てられているので非常に頑強な構造体になります。この2×4材の板厚は38mmもあるので、DIYであれば机、ベッド、小屋など、大きな家具や構造物でよく使用される規格です。

大きな家具や建築物の施工であれば、このくらい分厚い材料を使わないと強度が保てません。なので、ビスも太くて長いもので締め付けなければいけませんので、迷わずインパクトドライバーを選びます。

ドリルドライバーでも、あらかじめ下穴を開けていれば、ある程度長いネジを締めつけることも可能ですが、連続で負荷のかかる作業をしていると煙が噴いたり・モーターが焼けて故障してしまいます。締め付け能力を大幅に超えるサイズのネジを締め付ける作業では、高負荷がかかるため適していません。

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ドライバードリルの特徴

電動ドライバーとインパクトドライバーの違い

メリット(利点)

●クラッチ機能 – 材料を破損させない!ネジ溝がなめらない!

インパクトドライバーと違いクラッチ機能(締め付ける強さを調整できる機能)が搭載されているので、ネジの締め付け作業時にクラッチ機能を使用することにより、軟らかい素材や割れやすい場所でも、材料を破損させずにビスを締めつけることが出来ます。なので、小さい家具や木工品・デリケートな場所には、ドリルドライバーが向いています。

●様々な先端ビットを装着できる – 穴あけだけじゃない!

インパクトドライバーと違い、ドライバードリルの先端には、爪のついているドリルチャックがついているので、六角軸以外にも丸軸の先端工具を装着することが可能です。インパクトドライバーはドリルチャックではなく、差しこみ式のスリーブになっているので、六角軸の先端工具のみとなり、丸軸の先端工具を装着することができません。ドリルドライバーの一部のモデルには、ドリルチャックではなく、インパクトドライバーのようなスリーブタイプもあるので注意が必要です。(キーレスドリルチャックを利用することにより六角軸のビットも装着できるようになります。)

●締めつける音が静か

インパクトドライバーは負荷がかかったときに、回転方向へ強い打撃がくわわります。打撃によって長くて太いビスもスムーズに締めつける利点がありますが、打撃が加わった際に騒音となる打撃音が発生します。ドリルドライバーは打撃が加わらないので、静かにネジを締めつけ作業を行うことができます。DIYをする環境によっては、ご近所さんの迷惑になることがあるので注意が必要です。ドリルドライバーは、DIY用のモデルよりも、プロ用のほうが動作音が静かになります。下穴をあけることにより、ある程度長いビスも締め付けられます。

デメリット(欠点)

トルクが弱い

インパクトドライバーに比べると、トルク(ネジを締めつける力)が非力なので、長く太いビスの締めつけ作業や高負荷の作業には適していません。長ビスを使う大きな家具や建築物の施工では、インパクトドライバーのほうが適しています。ネジの軸が細いスリムビスであれば、ドリルドライバーでも締めつけることが可能ですが、軸が太くなるような木ネジやコーススレッドなどはドリルドライバーでは不向きです。しかし、ドリルドライバーでもある程度太くて長い木ネジでも下穴をあけることにより最後まで締めつけられることができます。締めつける力が弱いと接合部分の強度も落ちます。

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インパクトドライバーの特徴

電動ドライバーとインパクトドライバーの違い

メリット(利点)

●強いトルク 締めつけ力が強い!

ドリルドライバーと違い、ネジの締めつけている際に負荷がかかると、回転方向に打撃が加わるので、長ビスを締めつける作業では、ドリルドライバーより、より強固に効率よく締めつけることができます。ドリルドライバーは、ネジを締めつけている際に強い負荷がかかっても、回転する力のみで締めつけようとするとネジの頭の溝がなめりやすくなります。インパクトドライバーは、締めつけの際に負荷がかかると回転力より打撃の力で締めつけるので、ネジの頭の溝がなめにくいというメリットがあります。

デメリット(欠点)

×クラッチ機能がついていない。

ドライバードリルのようにインパクトドライバーには、ネジを締めつける力を細かく調整するクラッチ機能がありません。そのため相手材がヒビのはいりやすいもろい素材や柔らかい材料だった場合、締めつけると力の加減が少し難しいので、慣れていないとトルクが強すぎて素材を破損させてしまったり、ひび割れを発生させることがあります。プロ用には、回転/打撃スピードやを変えられるモードが備わっているモデルがありますが、DIY用モデルより高価になります。

×打撃が仇となる。

打撃により、負荷のかかる長ビスをスムーズに締めつけれれますし、ネジ頭がなめりにくいメリットがありますが、逆に小さい木ネジ・小ネジなどの場合は、回転方向に打撃が加わったときに、ネジ溝が浅いのでなめやすくなります。作業内容によってはネジ頭が飛んだりするデメリットもあります。
また、強い打撃がくわわるので、精度が必要な大きな穴開け作業にも向いていません。下穴用の小さい穴であれば、問題はありませんが、精度を求めるような大きな穴あけ作業では、打撃が加わってしまうブレてしまうので、綺麗な大きな穴を開けたい場合は、トルクの高いドライバードリルや電気ドリルのほうが向いています。(※インパクト専用の穴開け専用ビットなども発売されています。)

×丸軸のビットが取り付けられない。

インパクトドライバーの先端はドリルチャックではなく、スリーブになっています。スリーブは六角軸のビットしか取り付けることができないので、丸軸のビットを取り付けることができません。精度が少し落ちますが、キーレスドリルチャックを装着することにより、丸軸の先端ビットも取り付けることが可能になります。

×騒音

インパクトドライバーは、ネジの締めつけ中に負荷がかかると打撃が加わります。打撃が加わった際に大きな打撃音が連続して鳴り響くので、ネジの締めつけ作業では、ドライバードリルより大きな音が発生します。なので、作業をする場所によっては近所迷惑になる場合があります。インパクトドライバーには、打撃音を低減させた、オイルパルス式/電子パルス式のモデルも販売されています。また、高価になりますが、ドライバーモードに切り替えられるマルチインパクトドライバーも販売されています。どちらも一般的なインパクトドライバーに比べるとトルクが低いので、性能比較表や公式ページで確認してから選びましょう。

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まとめ

ドライバードリル

■設定したトルク(締めつけ力)に達するとブレーキがかかる機能がある。
■もろい素材の締めつけ作業にも対応できる。
■ドリルチャックは爪で挟むので、様々な先端工具を取り付けられる。
■高負荷(長く太いビス)の締めつけ作業には向いていない。

インパクトドライバー

■回転方向に打撃が加わるので強いトルクが発生する。
■太く長いビスもスムーズに締めつけられる。
■長ビスはなめりにくいが、小さいビスは逆になめりやすい。
■もろい素材やデリケートな場所には向かない。
■プロ用モデルには回転スピードや打撃を調整できる機能がついている。
■打撃音がうるさい。

ドリルドライバーの性能比較表

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