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空調服のバッテリーの種類
現在、空調服のバッテリーには『リチウムイオンバッテリー』と『電池ボックス』の2種類のタイプのバッテリーが販売されています。価格の安い商品には古いバッテリーや電池式バッテリーが付属されていたり、空調服のみで販売されていることもあるので、ネットで購入する際は付属品のバッテリーをよく確認してから購入しましょう。
単品購入することができる
バッテリーは単品で購入することができるので、予備として左右の内ポケットに1つずつ入れておけば、もし残量がなくなってもすぐに取り替えることが出来ます。6~7Vで1日中作業をしていると残量が持たないので、涼しい時や、休憩や昼食の際は5V以下に下げて節約すれば、1日1つのバッテリーで持たせることも可能かもしれません。残業になればとてももたないと思うので、仕事中にずっと使いたい場合は、安価なモバイルバッテリーなどを予備として持っておいたほうがよいでしょう。
予備バッテリーは本体のみを購入したほうが得
単品販売されているリチウムイオンバッテリーには『バッテリー本体のみ』と『バッテリー+ACアダプター(充電器)+バッテリーケース』2種類タイプが販売されています。バッテリーの寿命がきたり、予備でもう1つバッテリーを購入する場合は、『バッテリー本体のみ』のほうを購入した方がお買い得です。
予算を抑えたい場合は、風量が5Vになりますが、モバイルバッテリーなどを利用すると経済的です。
1年の保証期間
現在(2015調べ)バッテリーには1年の保証がついていますが、製造元が(株)サンエスのもの(型番がRD9340、RD9410など)で、保証をうける場合は、公式サイトでユーザー登録しないと保証を受けられないので、購入後早目に登録しておきましょう。
RD9410 | RD9340 | LI-Pro1 | |||
容量 | 4300mAh | 容量 | 3600mAh | 容量 | 4300mAh |
充電時間 | 約5時間 | 充電時間 | 約6時間 | 充電時間 | 約6時間 |
重量 | 225g | 重量 | 255g | 重量 | 240g |
連続使用時間 | 連続使用時間 | 連続使用時間 | |||
3.0V | 30時間 | 3.0V | 28時間 | 3.0V | 24時間 |
5.0V | 12時間 | 5.0V | 10時間 | 5.0V | 12時間 |
6.0V | 8時間 | 6.0V | 6.5時間 | 6.0V | 8時間 |
7.0V | 5.5時間 | 7.0V | 4.5時間 | 7.0V | 5.5時間 |
リチウムイオンバッテリー|パワーも稼働時間もアップ
リチウムイオンバッテリーは、途中から採用されたもので、初期に採用されていた電池ボックスより、風量の調整段階数が増え、連続使用時間も長くなっているのが特徴です。充電方法は、本体をアダプタにつないで充電します。
もっとも新しいのが2015年に発売されたRD9410で、他のバッテリーと比較すると、連続使用時間が長く、充電時間も短くなっていることが分かります。リチウムイオンタイプのバッテリーであれば、充電時間が5~6時間で終わります。なので、仕事が終わって夜に充電しておけば、朝には充電が完了しているので安心です。
RD9263 | |
容量 | 3000mAh |
充電時間 | 充電器左右 |
重量 | 190g |
連続使用時間 | |
2.4V | 16時間 |
4.8V | 4時間 |
電池ボックス(乾電池式)|新型バッテリーよりパワーが落ちる
電池ボックスの場合は単三電池を4本使用するので、繰り返し充電が行えるエネループ(充電池)などを使用したほうが経済的です。リチウムイオンバッテリーより安価ですが、単三電池と充電器は別途で購入する必要があります。
電池ボックスは風量の調整段階数が2段階になり、連続使用時間が短いことと、充電時間が長く交換の際に手間がかかる欠点があります。2015年に空調服が発売された頃には、この電池ボックスタイプのみが採用されていたようです。
この表の稼働時間は1900mAhの充電時間です。現在、充電できる単三電池には2400mAhの大容量タイプの電池も販売されているので、そちらをつかえば表の稼働時間より約1時間ほど長く使うことが出来ました。
実際に使用した感想
3V | ちょっときつい。 |
5V | 軽作業やデスクワークなら5Vでも十分。 |
6V | 重労働の場合は、最低6Vは欲しい。 |
7V | 天国だが、充電時間とファンの耐久性が落ちる。 |
個人差によって異なります。30~32℃の環境でドライメッシュTシャツを使用した感想 |
体を動かす作業で6~7Vは欲しい
デスクワークや屋内での軽作業ですと、5Vでも十分涼しく感じます。なので、空調服を使うシーンによっては、メーカーが販売している高価なリチウムイオンバッテリーを購入しなくても、出力が約5VのモバイルバッテリーやパソコンのUSB端子かコンセントに接続して使った方が経済的です。
真夏の体を動かす作業では体温がさらに上昇するので、6~7Vのほうが汗がでにくくなりますし、汗がでたとしても風量が強いのですぐに蒸発させる能力があり快適です。ちなみに、家にはキッチンにエアコンがないので、真夏にラーメンやカレーを食べると汗が噴出しますが、空調服を着ていると汗がでませんでした。
体温が上昇しないから作業能率があがり日射病対策にも
私は家で「筋トレ」や「一人スターウォーズ」や「一人野球」-中略-をすることがありますが、部屋の室内を32℃にした場合、汗だくになって体温が上昇するので1R(3分)とてももちません。
しかし、空調服の6V以上で稼動させて、例えば激しい動きをする「一人スターウォーズ」をすると、1R(3分)もちます。なぜなら汗をかきにくくなるし、汗をかいたとしてもひんやりするので、体温が上昇せず体力が奪われにくくなるからです。本気だしたら休憩をいれずにダースベイダーを斬ることができます。
うだるような真夏に空調服を着て作業をすれば作業能率があがると思います。これは公式にも記載されていますし、空調服を着用した人の中でもっとも多かったレビューの1つでした。
欠点|出したおならを吸い込む+体がふっくらする
空調服を稼動させた状態で、おならをするとお尻からでたおならを再びファンが吸い込み、首元からダイレクトにおならが吹き出すので、嫌でも臭いをかがなければいけません。
また体と空調服の間に空気が流れ体系がふっくらするので、女性や周りの目を気にする人にはきついかもしれません。しかし、今後ラインナップが増えたり、みんなが着れば、この空調服というのは色々な業種、シーン、世代の人のあいだで普及していくと思います。