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乾式専用と乾湿両用の違い
乾式専用と乾湿両用
掃除機兼用型の集じん機にだけ、乾式専用と乾湿両用の2種類のモデルがあります。
どちらも乾いたゴミを吸引することができますが、乾湿両用は液体や湿ったゴミも吸引することができます。
本体の外見はどちらもほとんど変わらないので、詳細を確認してから用途にあったものを選びましょう。
フィルター部分に違いがあります。
乾式専用モデル
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乾式専用
乾式専用モデルの場合は、一般的な家庭用掃除機と同じで湿っていないゴミや粉じん・切削屑を吸引することができます。カートリッジ式の粉じんフィルターがついています。
フィルターやタンクの容量(L)は家庭用のサイクロン掃除機に比べると大きいので、一度に多くのゴミが溜められるだけでなく吸引力も持続 します。
直接タンク内に回収 | ポリ袋に回収 |
ポリ袋もセット可能
ゴミはタンク内に直接溜めることもできますし、ポリ袋をセットすればポリ袋の中にゴミを溜まて一緒に捨てることも可能です。(紙袋を取り付けられるモデルも販売されています。)
ポリ袋は穴を開けたり、切り込みをいれることにより、市販のポリ袋をセットすることも可能です。
標準付属されているポリ袋の厚さは0.04mmなので、どのメーカーも同じ厚さのポリ袋の使用を推薦しています。
ポリ袋の厚さが薄いと硬いものを吸引したときに破れすくなります。
フィルター
フィルターはカートリッジ式(取り外し可)の粉じんフィルターが装着されています。
最近のモデルでは、粉じんフィルターを詰まらせないようにするため、クロスフィルターやプレフィルターを2層3層にぶせてあるモデルもあります。
フィルターは使用していると粉じんが詰まり吸引力が落ちてくるので、定期的に粉じんを取り除きましょう。
粉じんの取り除き方はブラシなどで掻き落とし水洗いします。
一応消耗品なので寿命を伸ばすために、優しくブラッシングしてあげましょう。
フィルターダンパ
マキタや日立工機のモデルにはウレタンスポンジ(フィルタダンパ)をプレフィルターでかぶせています。
このウレタンスポンジは吸引時にぎゅっと圧縮されて小さくなり、停止時には元の大きさに戻ろうとするのでプレフィルターに付着した粉じんが自動で落ちる仕組みになっています。
マキタは粉じんフィルターにウレタンスポンジが巻かれていて、日立工機は粉じんフィルターの下にウレタンスポンジがあります。
このウレタンスポンジの圧縮具合と元の大きさに戻るスピードを見ていると、本当に粉じんが落とされているのか疑問があり、私はフィルタダンパを外して使用しています。
日立工機はフィルタダンパが粉じんフィルターの下にあるので、フィルタダンパを外してプレフィルターを上にまくることで集じん容量がアップします。
乾湿両用モデル
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乾湿両用
乾湿両用モデルの場合は、湿っていないゴミや粉じん・切削屑だけでなく、湿ったゴミや液体まで吸引することができます。湿ったゴミや液体を吸引する場合は、タンクに溜まった粉じん・切削屑を捨てからにしましょう。
乾式専用と同じでカートリッジ式の粉じんフィルターがついていますが、湿式使用(液体吸引)の場合は、専用のフィルターに取り替える必要があります。
液体を取り出す場合は、スイッチをOFFにして電源プラグを抜きドレンキャップを外して液体を排出します。
タンク内に回収 | ポリ袋に回収 | 液体も回収可 |
湿ったゴミや液体はセットしたポリ袋に溜まり、溜まった液体とポリ袋と一緒に取り出すことができますが、湿ったゴミや液体でも直接タンク内に溜められるモデルがあります。
恐らく現在(2014)販売されているマキタのモデルを見ていると、ほとんどのモデルがポリ袋をセットしないといけません。
日立工機やリョービのモデルを見ていると、ポリ袋をセットしなくても溜められるモデルがあるようです。
ドレンキャップ
直接タンク内に溜められるモデルの特徴は、タンクの下部に液体を排出することができるドレン口があるので、外見で見分けることが可能です。
(念のため公式ページで確認したほうがよいでしょう)
フィルター
フィルターは乾式専用と同じでカートリッジ式の粉じんフィルターが装着されているので、湿っていないゴミも吸引することが可能です。
湿ったゴミや液体を吸引する場合は、専用のフィルターを取り付ける必要があります。
フロート機構
一定量の液体を吸込むとフロート機構が働き吸込まなくなるので、液体を吸いすぎて故障したり溢れる心配はありません。
通常時のフロートは下の方にありますが、タンク内の液体がフィルターがある高さまで溜まってくると、フロートが上に浮きあがり、吸込み口を塞いでしまうので、モーターの内部に水が浸入するのを防ぎます。
吸込み力が悪くなったら、スイッチをOFF+電源プラグを抜きドレンキャップを外して液体を排出します。