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充電式クリーナの吸引力
吸い込み仕事率(W)
各メーカーが販売しているクリーナーには、吸い込み仕事率が記載されています。
このW数が大きいほど吸い込み仕事率が強くなるので、吸引力の目安にすることができます。
基本的にバッテリーの電圧が高いほど吸引力も強くなりますが、コードレス式なので最大の18Vシリーズでも一般のコード式掃除機より吸引力は劣ります。
また電圧が高いモデルほど質量も重たくなるので、質量の軽いモデルを探している場合は、電圧の低い7.2Vや10.8Vを選んだほうがよいでしょう。
逆に吸引力や連続使用時間を重視する場合は、電圧の高いモデルを選んだほうがよいでしょう。
18Vで一番質量のあるモデルで1.5Kgなので、男性からするとあまり気にならないくらいの重さです。
フィルタやゴミが貯まってくると吸引力も弱くなってくるので、ゴミが溜まったらすぐに捨てて、フィルターが汚れてきたら水洗いします。
吸引力の検証
管理人が所持しているCL141FDの吸引力は、〔弱:9W/強:25W〕ですが、弱の9Wでも廊下、階段、フローリングに落ちてるような埃やゴミを問題なく吸い取ることができました。
しかし〔強:25W〕にしても、付属のT型ノズルにはブラシがついていないので、毛足の長い絨毯やカーペットに絡みついたような髪の毛はなどを吸い取ることは厳しいと思います。
一応別売り販売でブラシのついているじゅうたん用ノズル も販売されています。
その他のアタッチメントは使い方と機能のページをご覧になってください。
適度な吸引力なので布団や毛布を掃除することも可能です。
動画ではCL141FDで硬貨を吸い取っています。
一応〔弱:9W〕でも500円玉(2枚重ね)を吸い取るパワーがあるります。
7.2Vや10.8Vのクリーナーでも吸引力が〔14W〕あるので500円玉を吸い取るパワーはあると思います。
吸引力の検証動画
プロの業者からも支持
マキタのコードレスクリーナーは、コード式の掃除機やダイソンの最新のコードレスクリーナーに比べると吸引力はありませんが、プロの現場でも使用されているので、家庭のゴミを吸い取るパワーは十分にあります。
プロの方にも支持されている理由は、質量が1kg前後と女性が片手でも持てる重さ+コンパクトなので持ち運びに便利だからです。
コンパクトで軽いので車内や階段でも労力をかけずに清掃することが可能で、専用ノズルを取り付けることにより様々な場所の清掃に対応します。
またコードレス式なので電源を探してコードを伸ばす手間もかからず、移動しながら掃除をしていてもコードが障害物に引っかかることもありません。
部屋や作業場に置いておいておけば、ゴミが目についたら、すぐに掃除をすることができます。
またダイソンのコードレスクリーナーはデザインやスペックが高い利点がありますが、そのぶん価格も割高になります。最新のダイソンのクリーナーを購入する予算があれば、電圧にもよりますがマキタのコードレスクリーナーを3台以上購入することが可能なので、各部屋に常備することも可能です。
マキタは電動工具を販売しているメーカーなので、バッテリーを本体から取り外すことが可能で、軽量の軽い1.5Ahから大容量の5.0Ahなど作業用途に応じた容量のバッテリーも販売されています。
また互換性があるので、1つのバッテリーで電動工具や園芸工具など様々なツールを使い回すことも可能です。
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10.8Vシリーズ
左がCL100D(カプセル集じん)と右がCL102D(紙パック+ダストバッグ)です。
2つのモデルの違いは集じん方式だけでなく、スイッチのタイプが違います。
CL102Dの方が新しいモデルになりますが、どちらも価格は変わらないので、用途や使用する人に合ったモデルを購入したほうがよいと思います。
質量は持ち比べなくてもCL100Dのほうが明らかに軽いのが分かりました。
吸い込み仕事率や質量は電圧の低い7.2Vシリーズと同じですが、連続で使用できる時間が長くなる利点があります。私は10.8Vのバッテリーと充電器を持っているので、本体のみ(CL100DZ)(CL102DZ)だけを購入しました。どちらも1台約5,000円とリーズナブルな価格で購入することができます。
紙パックは吸引力が落ちる
どちらのモデルも重たい500円硬貨と100円硬貨を20枚ずつ吸い取ることができました。
最初は気づきませんでしたが、紙パックやダストバッグの場合は、カプセル集じんのモデルに比べると、吸引力が弱くなります。また、ゴミが少しでも溜まってくると、さらに吸引力が落ち、紙や埃は吸えても粒状のものを吸い取るのがしんどくなります。
吸引力重視で選ぶなら、デザインが古臭くなりますが、カプセル式のモデルのほうがよいと思います。
カプセル式は、ゴミが溜まってきても、紙パック式ほど吸引力が極端に落ちません。
個人的に紙パック式の7.2Vや10.8Vシリーズのモデルは、吸引力が弱くておすすめできません。
紙パック式のモデルを選ぶのであれば、割高になりますが、14.4Vや18Vシリーズのほうがおすすめです。
紙パック式は、ゴミがいっぱいになるまで使い切らなければいけません。
ゴミが少しでも貯まってくると、吸引力が落ちてきて、吸い取れないことがあるのでイライラします。
カプセル式ですと、ゴミが溜まっても吸引力は紙パック式ほど落ちませんし、フィルターに付着したゴミを取り除けば吸引力は復活します。
紙パックは目が細かいので、カプセル集じんやダストバッグに比べると吸引力が低下するようです。
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14.4Vシリーズ
14.4Vシリーズは2種類ではなく3種類のモデルが販売されています。
CL140FD(カプセル集じん)とCL142FD(紙パック+ダストバッグ)この2つのモデルは集じん方式とスイッチが違いますが、14.4Vシリーズにだけワンタッチスイッチ(強弱機能付)で集じん方式がカプセル集じん式のモデルが販売されています。(私は、最初にこのモデルを購入しました。)
左の動画が上で説明したモデルで、私がはじめて購入したマキタのクリーナーです。
このモデルも10.8Vと同じように14.4Vのバッテリーと充電器を持っているので本体(CL141FDZW)だけを購入しました。
価格は本体のみだと、どのモデルも約7000円ほどなので、用途や使う人にあったものを選んだほうがよいでしょう。
10.8Vシリーズに比べると質量が増えて若干重たくなりますが、それでも1.3kg程度しかないので女性が片手で持って掃除できる軽さです。
500円硬貨や100円硬貨も問題なく吸い取ることができ、7.2Vや10.8Vのモデルとは比較にならないくらい勢いよく吸い上げていきました。
個人的な意見ですが、フローリングや畳の上を掃除するのであれば、7.2Vや10.8Vシリーズ(カプセルタイプ)でも問題ないと思いますが、毛足の長いじゅうたんなどを掃除する場合は、吸引力の強い14.4Vや18Vのモデルのほうが作業能率が高いです。
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18Vシリーズ
18VシリーズにはCL180FD(カプセル集じん)とCL182FD(紙パック+ダストバッグ)の2つのモデルが販売されています。見た目は14.4Vシリーズと全く同じなので、バッテリーの差込口に記載された電圧の数字を見ないと見分けがつきません。吸い込み仕事率は30Wあり、14.4Vシリーズと比べると5Wの差があります。この5Wの差は体感でも分かります。
14.4Vシリーズと比べると吸引力に少し差がありますが、連続使用時間と集じん容量も変わりません。
バッテリーの価格は、18Vより14.4Vのほうが少し安くなりますし、予算を少しでも抑えたい場合は、14.4Vシリーズを選んだほうが経済的だと思います。
既に18Vのバッテリーを持っていたり、主流となってきている18Vシリーズの電動工具にのりかえる予定があるのであれば、18Vシリーズのクリーナーを選んだほうがよいと思います。
※現在、14.4Vと18Vのカプセル式のクリーナーに標準付属されているフィルタは、高機能フィルタに変更されています。