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猫を早く乾かす方法|シャンプー後のドライヤー時間を短縮するコツ

猫を早く乾かす方法 ブログ

長毛猫を早く乾かすために試してきたこと

長毛猫(ノルウェージャンフォレストキャット)を早く乾かすために試してきたこと

我が家には10回目の誕生日を迎えようとするノルウェージャンフォレストキャットという種の猫がいる。名前のごとく北欧出身の猫なので、毛量たっぷりのダブルコートでふわふわなのは可愛らしいのだがしかし、困るのがお風呂に入れる頻度とそのあと。

うちの猫は頻繁にお風呂に入れてやらないと、首まわりを頻繁に掻くようになり、掻いたところにわゆるかさぶたができやすく、それを放置していると血がでるまで掻きむしったり、剥げてくるという。首周りの白い毛が黄色くなりやすいので、首周りだけ皮脂の分泌が多いのかもしれない。

タオルドライされる猫

そんな皮膚トラブルもあって、大体2週間に一度くらいのペースでお風呂に入れているのだが、毎回やってくるのが乾かすといううんざりする大仕事。お風呂はそんなに嫌がらないし、自分が入浴したときに一緒に洗えばいいので苦ではないが、長毛種だと毛量も多いため、人間用のドライヤー一本で乾かそうとすると、完全に乾くまで1時間以上かかるのだ。

猫を早く乾かす方法

さらに乾燥に時間がかかるだけではなく、愛猫はドライヤーの音を怖がって逃げようとしたり、乾かしたいところにじっと風を当てさせてもくれない。こちらもずっとドライヤーを持ったり、猫の体の向きを変えたりしないといけないので、終わる頃には猫も人間もぐったり。

そこでどうにかもっと早く乾かせないものかと、これまであれこれ色々な乾かし方を試してきたが、その中でこれはかなり時間を短縮できたぞという方法がいくつか見つかったので、今回は我が家で実際に試してきた「猫をできるだけ早く乾かす方法」をまとめてみようと思う。

TESCOMのヘアドライヤー

猫を乾かすのに使っていた人間用のヘアドライヤー(TESCOM)

最初の頃(10年前頃)は、わたしが使っていたTESCOMのヘアドライヤーで乾かしていた。

当時は今ほど体も大きくなく、2週間に一度お風呂に入れなくても首まわりを掻きむしったり、かさぶたができたりといった皮膚トラブルもなかったので、シャンプーをするのは数ヶ月に一度くらい。シャンプーも割安なライオンの猫用シャンプーを使っていた。

それでも長毛種なので、ドライヤー一本でしっかり乾かそうとすると1時間ほどはかかっていた。数ヶ月に一度のことだし、こちらとしてはまぁこんなものかという感じで、それほど大きな負担には思っていなかった。

ただ、猫の方はそうでもなかったと思う。今でこそドライヤーの音にも随分慣れたけれど、当時はスイッチを入れただけ飛ぶように逃げ出そうとするほど音を怖がっていた。そんな状態で一時間近く風を当てられ続けるのだから、今思えば相当なストレスだっただろうなと思う。

ペット用ドライヤー

ペット用ドライヤー

いつからだったかは忘れてしまったが、ベランダに出るようになり、そこに遊びに来る野良猫と接触したことが原因だったのか、一度ノミが発生したことがあった。

それとは別に、首まわりを頻繁に掻きむしるようになり、かさぶたができることも増えたため、それまで数ヶ月に一度だったお風呂を月に1回ほどのペースにするようになった。

シャンプーもそれまで使っていた安価なものはやめて、犬や猫を飼っている人にはおなじみだと思う、フジタ製薬の薬用シャンプーを使うように。

ただ、入浴の回数が増えるにつれ、毎回1時間ほどかけて乾かす時間と手間を考えると、お風呂に入れること自体がだんだん億劫になってきた。

そこでブラシ付きのペット用ドライヤーを購入してみたのだが、音が静かで猫が驚きにくいのは良かったものの、それだけ風速も風量が弱く、人間用ドライヤーより乾かすのに1時間以上かかり、結局使ったのは一度きりで買ったことを後悔した。

SOUNATE 速乾ドライヤー

猫を乾かすのに使っていた人間用のヘアドライヤー(SOUNATE 速乾ドライヤー)

歳を重ねるにつれ、首まわりを掻きむしる姿を頻繁に見かけるようになり、お風呂は月2回ほどのペースに。首まわりの白い毛だけ黄色っぽくなりやすくなったことから、この辺りは皮脂の分泌が多くなっているのかもしれない。

入浴頻度が高くなると、少しでも早く乾かしたいと思うようになり、今度はとにかく風量の強い速乾ドライヤーを買ってみることにした。ダイソンも候補に入れたけど、猫に使って失敗したら痛い金額だったので断念。ダイソンより公称風量が大きい2.8㎥/分、モーター回転数も同じ毎分11万回転を謳っていた中国系ブランドSOUNATEの比較的安価な速乾ドライヤーを購入した。

猫用耳栓の代わりに人間用耳栓をつけたら嫌がるドライヤーを克服できるのか検証してみた

しかし、低騒音を謳った製品ではあったものの、最初は音に驚いて飛んで逃げようとする始末。そこで人間用の耳栓を使って音を和らげてみたところ逃げなくなり、何度か使ううちにドライヤーの音そのものにも慣れ、耳栓なしでも平気になった。猫に耳栓のつける方法は以下ページからどうぞ。

猫用耳栓の代わりに人間用耳栓をつけたら嫌がるドライヤーを克服できるのか検証してみた
猫に人間用の耳栓をつけられるか試してみた猫(長毛種)乾かすのに1時間以上かかる猫が真菌症(マラセチア)にかかったものの感染範囲が狭いため、週1で真菌用のシャンプーをすることによってすぐに完治した。現在は再発を防ぐため、月に2回ほどシャンプー...

肝心の風量はというと確かに最初は強く感じた。ただ、それまで使っていたTESCOMのドライヤーと同時に比較すると少し強いかなという程度で、期待していたほどの差は感じなかった。当然、乾燥時間も劇的に短くなることはなく、風量やモーターのスペックを見た時は、これなら大きく時短できるかも!と思ったがそう簡単にはいかなかったという。

「ドライヤー」+「充電式ファン」+「布団乾燥機」

「ドライヤー」+「充電式ファン」+「布団乾燥機」で猫を乾かす

風量の強いドライヤーに替えても、1台だけでは思ったほど時短にならない。それならば、「ドライヤーを2台使えば早く乾くんじゃないか?」と思い、今度は二刀流で乾かす方法を考えた。ただ、人間用のドライヤーは温風時に1台1000W以上消費するものが多く、2台を同じコンセントや同一回路で使うと定格を超えて、コンセントや配線が過熱する恐れがある。さすがにこれは危ないかもしれないと断念。

そこで家にあったマキタの充電式ファン(CF203DZ)と、ペットドライヤーの代わりにもなるとSNSで聞いた布団乾燥機、それに人間用ドライヤーを加えた3台で乾かしてみることにした。猫の左側から充電式ファン、右側から布団乾燥機、そして正面からドライヤー。三方向から風を当てて乾かしてみると、尻尾と腹部を除いた体の大部分は約15分ほどで乾いた。

スフィンクス座りをする猫

この方法だとこれまでの乾かし方と比べかなり早く感じた。ただ、うちの猫はドライヤーで乾かしているあいだは、お腹全体を床につけたスフィンクス座りをしてしまう。こうなると腹部には風を送り込む隙間がほとんどなく、その姿勢のままではどうしてもお腹に風を当てながら乾かすことが難しかった。

それでも、これまで1時間近くかかっていたことを考えると、乾燥時間はかなり短縮できた。

「ドライヤー」+「業務用サーキュレーター」+「家庭用サーキュレーター」

ドライヤー・業務用サーキュレーター・家庭用サーキュレーターで猫を乾かしている様子

ドライヤーにマキタの「充電式ファン」と「布団乾燥機」をプラスして乾燥時間を大幅に時短できたものの、どちらも風の強さ自体は家にある家庭用扇風機や家庭用サーキュレーターに比べるとそれほど強いものではなかった。

ミナトの大型サーキュレーター MCF-25A

ならば、業務用のサーキュレーターを使えば、さらに風が強くなり猫も早く乾くんじゃないかと購入したのが、ミナトが販売している23cm羽根の小型業務用サーキュレーターを(MCF-25A)購入。(さらに風量の強い36cm羽根タイプもあり)。

業務用の中では小型とはいえ、実際に手をかざしてみると風の勢いはかなり強い。家にある家庭用サーキュレーターは凌駕し、45cm羽根の工場扇と比べても風速は明らかに強く感じた。実際にティッシュの箱を風圧で押し出すほど強い。

ちなみにこのモデルの消費電力は85W。家庭用サーキュレーターは、DCモーター搭載モデルなら強モードで20W程度、ACモーター搭載モデルでも30W前後の製品が多いので、風の強い業務用クラスを探す際のひとつの目安にはなると思う。

ちなみに同メーカーは230〜750Wほどのダクトファンも販売しており、サーキュレーターを凌駕する風を送れるそうだが、動画で見る限りでは猫を至近距離で乾かすにはさすがに風が強すぎるうえ、騒音値も大きそうなので、物怖じしないタイプの猫もさすがに逃げると感じた。

MYCARBONのサーキュレーター

今回使う家にあったサーキュレーターは、MYCARBONのサーキュレータ。左右360°首振り機能が便利で普段は洗濯物を乾かすときにベランダで使用しているもの。仕様を調べると最大風量の消費電力は18Wと業務用に比べると低いが、前回使った充電式ファンや布団乾燥機の風と比べるとはるかに強い。

猫を乗せるためのターンテーブル

さらに、これまでは猫がドライヤーを怖がって背を向けるたびに猫の向きを変えたりする必要があったり、猫も動かそうとすると嫌がるので、その手間や猫のストレスを省くためにターンテーブルの上に乗せて乾かすことにした。

これが思いのほか便利だった。くるっと手で回せば乾かしたい場所をすぐ正面に向けられるからだ。猫を何度も抱えて向きを変える必要もなくなり、人間側の手間も猫のストレスも減った。ちなみにターンテーブルのサイズは成猫であれば、35~40cmはあったほうがよいと感じた(写真のものは35cm)。

猫が早く乾く乾速ブラシ(AIMIKE Hemp-Relax)

そしてもうひとつ気付いたのが、水分を含んで束なった毛をヘアブラシでとかしながら風を当てると明らかに乾きが早いことだ。なぜなら、濡れて束になった被毛をほぐしながら乾かすことで、毛の内側まで風が入りやすくなるからだ。

最初は普通のヘアブラシを使っていたが、背面に隙間が多く風を遮りにくい速乾タイプのヘアブラシの方が乾きが早かった。自分の髪を乾かすときにも業務用サーキュレーターと組み合わせて使ってみたが、ブラシを通している部分がひんやりと感じられ、ヘッドの隙間を抜けた風によって濡れた頭皮が蒸発(気化)しているのが分かるほどだった。

猫が早く乾く乾速ブラシ(曲線)

また、購入したAIMIKEのヘッドは人の頭の形に沿いやすい緩やかな曲線になっており、そのカーブが猫の胴体にもよくフィットして使いやすい。その他に、ヘッド部分に大きく風が抜ける蛇行状の広い隙間があるため、使用後は裏側からシャワーの水を当てるだけで、絡みついた猫の毛を比較的簡単に洗い流せるというメリットもあった。

今回は猫の左側に新しく購入した「業務用サーキュレーター」、右側に「家庭用サーキュレーター」、そして、正面から「ドライヤー」という三方向から風を当ててみた。

業務用サーキュレーター・家庭用サーキュレーター・ドライヤーの3方向の風と速乾ブラシを使い、ターンテーブルの上で猫を乾かしている様子

この方法で乾かしてみると、前回15分ほどかかっていた腹部と尻尾を除く体の大部分が約6分でほぼ乾いた。これはかなりの時短となり歓喜。

サーキュレーターの上に乗せて猫を乾かしている様子

一方、問題となるのが前回鉄壁のガードをされた腹部だ。スフィンクス座りをしてしまい、腹部にほとんど風を当てられなかったので、今回は上半身が乾いたところで角度を変えられるサーキュレーターを上向きにし、その上に猫を載せて下から風を送れるようにしてみた。

猫をサーキュレーターの上で乾かす際に角材を使って傾きを防止している様子

このとき、左右の支柱を結ぶ回転軸の真上あたりに猫を載せておけば、猫の体重がかかってもサーキュレーターの首は比較的傾きにくかった。ただ、猫が動いて重心がずれると、その重みで首が傾いてしまうことがある。

その場合は左右の支柱を取り外し、本体の下に角材などを敷いて固定すると安定した。底面を完全に塞がないように角材で隙間を作っているので、吸気を妨げずに下から風を送り続けることができ、腹部を乾かすことができる。

猫を乾かす際にスフィンクス座りからエジプト座りにさせる方法

これでなにもしなくとも腹部に強い風が当たるようになったが、サーキュレーターの上はさほど広くないため、猫がスフィンクス座りをすると、胸元や前足が送風面よりはみ出し、その辺りには十分な風が当たらない問題が発生した。

そこで首元へドライヤーの風を下から当ててみたところ、猫は顔に強い風がかかるのを嫌うために、前足をすっと伸ばして状態を起こし、スフィンクス座りからエジプト座りの姿勢へと変わり、胸元や前足にも風が当たるようになった。

このまま、下からもドライヤーを当て続けた結果、エプロン部分はおよそ5分ほどで乾いた。

乾燥しにくい猫のお腹まわり

ただ、腹部については10分ほどサーキュレーターの風を当てても完全には乾かなかった。やはり腹部は柔らかく密なアンダーコートが多いうえ、姿勢の関係でブラシを通しながら乾かすことが難しいため、束なった被毛の内側の水分を気化させにくく、背中や胸元よりも乾燥に時間がかかるようだ。

とはいえ、完全に乾かすことだけを優先して長時間拘束するのも、猫にとってはストレスになる。この日は夏の終わり頃で、室温も25℃以上あり、風を当てていても寒さで震える様子はなく、体の大部分はすでに乾いていたので、無理に続けることはせず終了し、残ったわずかな湿り気は、そのまま自然に乾かすことにした。

 

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