スピードコントローラーの使い方
スピードコントローラー 解説 |
スピードコントローラー 設定方法と使い方 |
スピードコントローラー 性能比較表 |
準備と確認
②電動工具のスイッチが切れていることを確認してから、スピードコントローラーのコンセントに差し込みます。
設定方法
②電動工具のスイッチをONにします。
③ダイヤルを少しずつ右へ回していき適切な速度にあわせます。
注意点
故障の原因となるので最大負荷以上の負荷がかかる電動工具を使用しないようにしましょう。
使用しないときはスイッチをOFFにして、電動工具の電源プラグも抜いてから放置しましょう。
ヒューズがあるから壊れない
スピードコントローラーは、定格以上の電流負荷がかかった場合に電気回路を守るためにヒューズが溶断するようになっています。負荷がかかってヒューズが溶断するとヒューズを新しいものに取り替えないと動作しません。最大負荷が1,500W(15A)もあるので、ほとんどの電動工具に対応します。
溶断したヒューズは中の線が切れているので目視で確認することができます。この製品はヒューズが溶断しても、スイッチの上にあるキャップを開けるとヒューズを取り出すことができるので本体をばらす必要がありません。
ガラス管ヒューズはホームセンターや電気屋さんで販売されているので、自分で購入して取り替えることができます。ヒューズは100V用でなくても15A用であれば電圧が違うヒューズでも代用可能です。
ブレーカ式はヒューズを取り替える手間がかからない
私は一度スピードコントローラーのヒューズを飛ばしたことがありますが、予備のヒューズを持っていなかったのでヒューズを用意するまでに時間がかかりました。
DIYだと別に急いでないので問題はないのですが、これが仕事などで使用していた場合だと困っていたと思います。神沢鉄工が販売しているスピードコントローラーの上位機種に『K-15R』がありますが、この電源スイッチは、サーキットブレーカー内臓(復帰型ヒューズ)になっていますので、15A以上の電流が流れてもヒューズの交換が不要になるのですぐに復帰させることができます。
うまく動作しない対処法
回転数がうまく調整できない要因
電動工具はモデルや種類によって回転数や内部回路が違うので、立ち上がりの位置が異なります。また、電動工具や環境の温度によって、立ち上がる位置が異なってくる場合もあります。
立ち上がり位置を変更する方法
スピードコントローラーには、サブボリュームがついているモデルがあります。このサブボリュームでメインボリュームの立ち上がり位置を調整することが行なえるので、うまく作用しない場合に解決できる場合があります。
サブボリュームの場所
神沢のスピードコントローラーは『K-15S』と『K-15R』の2種類が販売されています。K-15Rには本体の外側(側面)にサブボリュームがついているので、本体をバラさなくてもマイナスドライバー1つで、立ち上がりの位置を調整することが可能です。
K-15Sには、サブボリュームの有無は記載されていませんが、本体をバラして内部を見るとサブボリュームがありました。限られた電動工具のスピードを調整する場合は【K-15S】でも問題ありませんが、色々な電動工具に使用する場合は、容易にサブボリュームの調整が行える【K15R】のほうが便利です。ただし価格が倍近く変わります。
最初はボリュームMAXでも、スピードが低回転すぎて使えませんでしたが、最後は、サブボリュームをあげたので回転スピードが上がり解決。
K-15Sのサブボリューム調整方法
管理人が持っている電動工具でも電子式の電動工具以外だと〔RYOBI MS-30|サンダー〕が、回転速度をあげることができずに使い物になりませんでした。ボリューム(ダイヤル)をMAXにしてようやく回転するレベル(立ち上がる)だったので、スピードが遅すぎて研磨することができません。
しかし、サブボリュームをあげることにより回転する立ち上がりの位置が変わり、MAX時の回転スピードがあがったので研磨することができました。通常時の音の大きさは家の掃除機より大きい92dBでしたが、スピードコントローラーに接続することにより75~80dBくらいまで音の大きさを下げられました。
サブボリュームは、左に回すと回転数があがり、右に回すと回転数が下がります。K-15Sのサブボリュームは内部にあるので、調整する場合は電源プラグを抜いてから調整しましょう。管理人はいちいち調整するのが面倒くさいことと、回転スピードを落としすぎると材料を切削できない電動工具が多いので左に目一杯回しています。