ディスクグラインダー|砥石の種類

ディスクグラインダー|砥石の種類


特長・機能 特長・機能 使い方 使い方 砥石の取り付け方 砥石の取り付け方 砥石の種類 砥石の種類
ディスクグラインダー性能比較表 性能比較表

砥石の硬度

ディスクグラインダー-砥石の種類
グラインダーの先端工具(砥石)を販売している会社は、電動工具のメーカーだけでなく、砥石専門のメーカーもあるので、様々な用途で使用できる砥石があります。
砥石の種類は数百種類以上にもおよび、全て把握しきれていないので、一般的なものやDIYで使用できるものだけを下で紹介します。
種類によって砥石の使用できる面やディスクをあてる角度もかわります。
誤った使い方や本来の用途以外の作業で使用すると大変危険なので、作業用途に適した砥石を正しく使いましょう。
また砥石の取り付け方は、メーカーや種類によって異なる場合があります。

硬度|柔い←ABC……WXZ→硬い

砥石の硬度は、アルファベットで表記されています。
Aに近いほど柔らかく、Zに近いほど硬くなります。
一般的に、金属・コンクリート関係なく硬い被削材には軟らかい砥石、軟らかい被削材には硬い砥石が適しています。
砥石は硬くなるほど目詰まりが起こりやすくなる特長もあります。

粒度|荒い←#24・・・・#1,000→細い

砥石に記載されている粒度で目の粗さがわかります。
粒度の数字が小さいほど目が粗く、数字が大きいほど目が細かくなります。
目が粗くなるほど研削力が強くなりますが、深い傷がはいるので仕上がりは荒くなります。
目が細かくなるほど研削力が弱くなりますが、細かい傷しかはいらないので、仕上がりは綺麗になります。

砥石の紹介

オフセット砥石(研削用)
研磨面(オフセット砥石)

オフセット砥石(研削用)


オフセット砥石

用途

  • 角面研削など、深く大きく研磨する場合
  • 金属のバリ取り・溶接ビート取り

特徴

オフセット砥石の形状は、取付面と使用面が一直線になっておらず、平皿のように中央が凹凸になっています。
砥石の厚さは、切断砥石などに比べると分厚くなっているので、研削力が高く耐久性も長いので経済的です。
見た目はまさに砥石が丸くなったような感じです。
一般的に荒削り用として、#24~#36の粒度が多く使われています。

この研削用砥石は、紹介している中で最も研磨力が高い砥石です。
研磨力の高さは、研磨しすぎると材料の厚さが薄くなったり変形するほど力強くなります。
仕上がりは研磨(磨く)というより、金属を研削(深く削りとる)するので深い傷がつきます。
危険なので、円周部分を使って切断作業などを行ってはいけません。
DIY作業で強い研削力が必要な場合は仕方ありませんが、オフセット砥石を使わなくても、安全なフレキシブル砥石や多羽根ディスクで作業をこなせる場合もあります。

使い方

研削用のオフセット砥石は、15~30度ほど傾けてディスク面を使用します。
角度をあげていくほど強く研磨することができますが、30度以上に傾けると危険なので気をつけましょう。

新しい砥石は砥石の角がとれていないので、前方に押し進めながら研磨していると、砥石の角が材料に食い込み反発する恐れがあります。
最初は本体を引きながら研削し、砥石の外周部を削り角を落とす必要があります。
砥石の角が丸くなったらどちらに進めても問題はありません。
切断砥石のように円周部分を使用して材料を切断してはいけません。

取り付け方

取り付け方は、砥石の中央が凸になっている面を固定フランジ側にして取り付けます。
砥石の中央の凹部に移動フランジがはみ出さないように納まるので、検索中に移動フランジが材料に接触することはありません。

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フレキシブル砥石(スキルタッチ)
研磨面(スキルタッチ・フレキシブル砥石)

オフセット型フレキシブル砥石(研磨用)


スキルタッチ

用途

  • 平面研磨など広く加工物になじむように研磨する場合
  • 薄い材料や曲線の金属の研磨
  • 金属のバリ取り・溶接ビート取り

特徴

形状はオフセット砥石(研削用)と同じですが、オフセット砥石の中で柔軟性を持った砥石はフレキシブル砥石と呼称されています。
最初に日本レヂボンが開発した製品で、フレキシブル砥石といえばスキルタッチと言われるほど有名にです。
一般的に荒仕上げ用として、#60~80の粒度が使われています。
オフセット砥石より薄く柔軟性があるので加工物へのなじみが良く、平面だけでなく薄い材料や曲線の材料にも適しています。
仕上がりは、粒度が#24~#320までと幅広いので、粒度によってかわりますが、オフセット砥石より広く削れるので、深い傷がでにくく綺麗な仕上がりになります。
オフセット砥石の様に金属のバリ取りや重研削にも使用できますが、どちらかといえば中研削から仕上げ研磨に使用します。
耐久性は、厚みのあるオフセット砥石の方が優れています。

使い方

フレキシブル砥石の場合は、15度ほど傾けて使用します。
円周部分を使用して材料を切断してはいけません。

取り付け方

取り付け方は、砥石の中央が凸になっている面を固定フランジ側にして取り付けます。
砥石の中央の凹部に移動フランジがはみ出さないように納まるので、検索中に移動フランジが材料に接触することはありません。

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多羽根ディスク
研磨面(多羽根ディスク)

多羽根ディスク


多羽根ディスク


シースルーヂスク

用途

  • 金属のバリ取り・溶接ビート取り ・錆取り
  • コンクリート、木材、金属の表面研磨
  • 木の皮むき
  • コンパネについたコンクリのケレン作業など

特徴

ディスク面の外周部に布ヤスリが扇状に敷き詰められており、中央から空気を取り込み、外周部の隙間から排出されるので冷却効果があります。
冷却効果により、材料の焼けや目詰まりが起きにくくなる利点もあります。
粒度の種類は、メーカーにもよりますが#40~#400位まであるので、様々なシーンで活躍します。
柔らかい当たりなので、荒削りから仕上げまで安全に行えます。
溶接ビート取りでは、オフセット砥石(研削用)やフレキシブル砥石で荒研削し、その後に中研削として多羽根ディスクが用いられことがあります。
各種金属だけでなく、木材、コンクリート、プラスティックなどの研削や研磨作業も行えます。

シースルーディスク

シースルーディスク

右動画の様に、多羽根ディスクに大きな切込み(隙間)がはいっているタイプもあり、こちらのタイプはディスクが回転していても研磨面や研削している部分が透けて見えます。

使い方

多羽根ディスクは、15~30度ほど傾けてディスク面を使用します。

砥材の種類

多羽根ディスクの砥材には、一般的なものでアランダム(A)とジルコニア(Z)があります。
どちらも同じ用途で使用することができ、金属から木材まであらゆるものの研磨に使うことができます

アランダム

アランダム(A)美しい仕上がり

アランダムは、ジルコニア程の研磨力と耐久性はありませんが、粒度は#40~#400程までと幅広く、バリエーションが豊富なので、中仕上げから仕上げまでの研磨作業が行えます。
木材の研削・研磨に適しています。

ジルコニア

ジルコニア(Z)効率の高い研削力・研磨力

ジルコニアの粒度は#40~#120までしかありませんが、同じ粒度のアランダム(A)と比較した場合、ジルコニア(Z)のほうが研磨粒が鋭く、研磨力と耐久性が優れているので、コンクリートや石材の研削・研磨に向いています。
オフセット砥石(研削用)ほどの研削力はありませんが、中研削作業に適しています。

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ナイロンディスク(ユニロンディスク)
研磨面(ナイロンディスク)

ナイロンディスク


ヤナセ ユニロンディスク

用途

  • 木材や金属の表面研磨
  • 曲面の研磨
  • 錆取り

特長

ナイロンの不織布(ビニール繊維)に砥粒が含まれてるので、サンディングディスクや多羽根ディスクより弾力があり当たりが柔らかく曲面の研磨も行えます。

金属をこのディスクで磨くと、深い傷がはいらずに細かい傷がつくので表面が曇ります。この表面が曇るような細かい傷は、下で紹介する、サイザルディスクやフェルトディスクで磨き消すことができるので、下地に深い傷をつけずに研磨したい場合に向いています。番手は、#120~#600ほどまであるので、荒仕上げから極細仕上げまで幅広く使えます。

ユニロンディスクでも消せない傷がある場合は、ハッピーTOP(A#320)がおすすめです。鏡面仕上げのディスクを使う順番としてはハッピーTOP>ユニロンディスク>サイザルディスク>フェルトディスクの順に使用します。サイザルディスクとフェルトディスクには、下で紹介している研磨剤(赤棒 白棒 青棒)を塗布して使用してください。

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フェルトディスク


フェルトディスク ソフト HF02

用途

  • 金属の鏡面仕上げ
  • 鏡面仕上げ前の油分や酸化物の汚れとり

特徴

主に金属の鏡面仕上げに使います。
このディスクには、羊などの動物の毛を圧縮させたシート状のフェルトがついています。
フェルトの表面は柔らかく研磨力がほとんどないので、研磨剤などを塗りこんでから研磨作業をします。
あらかじめ研磨剤が含浸されたフェルトディスクも販売されています。
使っていると黒くなっていきますが、洗わずにへたってくるまで使い続けます。

鏡面は、まるで鏡のように自分の姿がはっきりと写るくらい磨きこまれた傷がない綺麗な面です。
鏡面仕上げされていない金属や使い古されたた金属は、細かい無数の傷がついているので、表面が曇っているような状態になっています。
研磨粒子の細かい研磨剤をフェルトディスクに塗りこんで磨くことにより、この細かい傷を磨き消し鏡面に仕上げることができます。

最終仕上げ前の研磨

  • フェルトディスク|バフ研磨の#800程度)
  • コットンディスク(綿バフ)|バフ研磨の#600程度
  • サイザルディスク(麻バフ)|バフ研磨の#400程度

(参照:ヤナセ製品)

サイザルディスク(麻)
麻バフディスク SDP1

サイザルディスク(麻)

フェルトディスクは最終仕上げに使用しますが、サイザルディスクは最終仕上げ前の研磨に適しています。
サイザルとはロープなどで使用されている植物の繊維(麻)なので、柔軟性はありますがフェルトより素地は硬めになります。
フェルトディスクだけで仕上げてしまってもよいのですが、フェルトディスクでは磨き消せない細かい傷がある場合は、少し粒度の粗い麻バフディスク(サイザルディスク)や綿バフディスク(コットンディスク)などを使用するとよいでしょう。
どのディスクもフェルトディスクと同様、油性の研磨剤を塗りつけて磨きます。

サイザルディスクでも磨き消せない傷がある場合は、上で紹介したナイロンディスクなどを使用します。
こちらも柔軟性があるので材料に深い傷がはいりません。
ヤナセの鏡面仕上げで使用するフェルトディスクやサイザルディスクなどは、他のメーカーに比べると安価なのでおすすめです。

青棒・白棒・赤棒・3本セット
金塊のようにでかい 赤棒 白棒 青棒 3本セット

一般的に使用される研磨剤

  • 赤棒(酸化鉄) 荒磨き用
  • 白棒(酸化アルミナ)  中仕上げ用
  • 青棒(酸化クロム)  仕上げ用

〔赤棒〕〔白棒〕〔青棒〕は固形の研磨剤で、消しゴムくらいの大きさのものが、ホームセンターなどで安価で販売されています。使用頻度が多い場合は、特大のものを購入したほうが経済的です。

材質や傷の深さにもよりますが、通常は赤棒→白棒→青棒の順番で磨いていきます。
この固形研磨剤は油性なので、フェルトに塗りこむ際は水などをつける必要はなく、回転しているフェルトに擦り付けると、熱で溶けながら塗布されていきます。
粒度は研磨している内にさらに細かくなっていくので不明ですが、傷ひとつない鏡面になることから、仕上げ用で#10,000以上の細かい粒度になります。

取り付け方

フェルトディスクの頭にはナットと凹ネジがついているので、スピンドル先端の凸ネジにはめこみねじ込んでいきます。
手で回せなくなったら、スピンドルロックボタン押しながらスパナでナット部を締めつけます。

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カップブラシ
研磨面(カップブラシ)
研磨面(グリッド)

カップブラシ


カップブラシ(ワイヤー)

カップブラシ(グリッド)

用途

  • 金属の黒皮や錆びの剥離。
  • 金属に塗装されたペンキの剥離。
  • 各種金属のバリ・カエリ取り。
  • 木目だし。
  • 表面の清掃。

使い方

砥石と同様に押えつける必要はなく、グラインダーの自重だけで十分です。
安全な先端工具に見えますが、金属疲労や負荷がかかると、線材が折れて高速で飛来することがあります。
1本1本は細いですが、肌に突き刺さりチクチクすることがあるので、必ず保護メガネ等を装着しましょう。

線材の種類

基本的に研削・研磨する材質と同じ線材を使用します。
主にケレン作業などで使用されるイメージがありますが、線材には色々な種類があるので、クリーニング(清掃)や木目だしも行えます。

硬鋼線・鋼線

鋼線、真鍮メッキ線、ステンレス線は幅広い用途で使われますが、鋼線の価格は比較的安価になり、一般的な線材となります。
上の3種類の中では一番錆びやすく、連続使用していると金属疲労を起こしたり、切損しやすい欠点もあります。

真鍮メッキ線

硬鋼線に真鍮メッキを施しており、硬鋼線の腰の強さと真鍮の当りの柔らかさという両面の特長を持ちます。
研磨力が高く強度も優れているので、鋼線より切損しにくくなっています。

ステンレス線

上の鋼線・真鍮メッキと同じ用途で使用できますが、耐腐食性や耐熱性が高く錆びにくく、切損しにくい利点もあります。
研磨材がステンレスの場合は、鋼線では錆びてくることがあるので、同じ材質のステンレス線を使用します。
ステンレス以外にアルミの研磨にも適しています。

真鍮線

真鍮メッキとは特長が異なり、腰が弱く柔らかくなっています。
研磨力も上の線材より劣りますが、研磨物に傷が付きにくく、異物除法や合金や浮造(木目だし)に適しています。

グリッド線(砥粒入りナイロン)

ナイロンに研磨砥粒が入っているので、ヤスリと同じ様に砥粒に番手があります。弾力性があり曲げ変化にも強く切損しにくくなっているので、金属線より安全に作業が行えます。ナイロン素材なので、ステンレンス研磨後のもらい錆を防ぐことができ、様々な材質に対応します。
金属線に比べると研削力は落ちるイメージがありましたが、真鍮メッキ線と比べると、黒皮や錆を落とす作業ではグリッド線(#60)のほうがはるかに上でした。上の動画では諦められて放置されてあったフライパンのコゲをざっと落としたものですが、グリッド線のほうが砥粒が入っているので研磨力が強くコゲをスムーズに落としていることがわかります。

しかし金属面を研磨した場合、摩擦熱により溶けたビニールが溶着することがあります。
ナイロンの色が赤や青のものは溶けやすいですが、黒色で同じ会社の「クールサンダー」という製品は、従来のものより耐熱性に優れているので、高速で金属を研磨していても溶着することもなく、消耗度が少ないようです。グリッド線は、真鍮線と同じで浮造仕上げにも適しています。

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ベベルブラシ:線材-鋼 ベベルブラシ:線材-グリッド
ベベルブラシ(鋼線) ベベルブラシ(グリッド)



ベベルブラシ-浮造り

ベベルブラシ

凹凸部分や隅の部分等では、平たいホイール状になったベベルブラシのほうが適しています。
またベベルブラシだと、木目に沿って研削することができるので、浮造仕上げにも向いています。
グラインダーで浮造する場合は、グリッド線(ナイロン線)のほうが柔らかで美しい仕上がりになります。
カップブラシで木目だしを行うと、円を描いた研磨跡がつくので向いていません。

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切断砥石(金の卵)
平鉄カット

切断用砥石(金属用)


レヂトン|金の卵

用途

  • 金属の切断

特徴

切断砥石は、金属のみを切断する砥石です。
研削用で説明したオフセット砥石形と、CDのように平坦な形状になっているタイプがあります。
オフセット砥石形(切断用)は、ボルトや鉄筋など隅部や余長部の際切りに適しています。

砥石の厚みが研削用砥石に比べると薄く、一般的なサイズが2.2mmです。
切断砥石には金の卵の様に、一般的なサイズ2.2mmに比べると、厚みが1mmと薄くなっている砥石もあります。
厚みのある砥石は耐久性が高くなり、厚みの薄い砥石は耐久性が落ちますが、切断スピードが速く、焼けやバリが軽減されます。

使い方

使用できる面は円周部分だけです。
無理に押し付けても砥石の減りが速くなるだけなので、押えつける力はグラインダーの自重だけで十分です。
断砥石は金属のみを切断する砥石なので、研磨用の砥石の様にディスク面を使用してバリをとったり研磨作業を行ってはいけません。

取り付け方

従来はラベルがついてる面を(移動フランジ側)にして取り付けるのが一般的でしたが、現在はラベルがついてる面を固定フランジ側にして取り付ける砥石も販売されています。
どちらにつけても切断することは可能ですが、メーカーが推奨している向きに取り付けたほうがよいでしょう。
因みに写真の(金の卵)は、ラベルがついた面(パッキンがついてる面)を固定フランジ側に向けて取り付けることをメーカーが推奨しています。
薄い切断砥石には、フランヂ部分にパッキン(厚み増し)をしないとフランヂにて十分に締めつけることが出来ません。

移動フランジが逆になる

移動フランジは、取付砥石(切断・研削)にて取り付ける向きが変わります。
通常は移動フランジの凸面を固定側(砥石側)に向けて締めつけますが、砥石の厚みが薄い切断砥石を取り付ける場合は、移動フランジをひっくり返して、凹面を固定フランジ側(砥石側)に向けて締めつけます。
凸面を固定フランジ側にして締めつけると、上の取り付け手順の最後の確認で、砥石が空周りするので逆に取り付けなおしましょう。

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オフセット型・切断フレキシブル砥石(金の亀)

オフセット型切断フレキシブル砥石(切断・研磨用)

用途

 

  • 金属の切断
  • 金属のバリ取り

 

特徴

一般的な切断砥石で金属のバリをとることは禁止されています。切断砥石は研削する砥石ではないので、禁止されている面を使用してバリを取っていると、破損して思わぬ事故が発生することがあるので危険です。しかし、実際に禁止されていることが分かっていて、金属のバリを取ったり削ったりする方もいたりします。

この金の亀という砥石は、これ1枚で金属を切断することもバリを取ることも可能なので、わざわざ砥石を交換する手間が省けるので、切断とバリ取りの作業をしたいときに活躍する砥石です。

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ダイヤモンドカッター

ダイヤモンドカッター(コンクリート用)

用途

 

  • ブロックやレンガの切断(セグメント)
  • コンクリートの筋入れ=切れ目(セグメント)
  • 瓦やタイルの切断(ウェーブ)

 

特徴

ダイヤモンドカッターは、コンクリート・レンガ・ブロック・瓦など硬い材料を切断する砥石です。
大まかに2種類のタイプがあるので、作業用途に合わせて使用しましょう。
どちらも外周部分に切り込みや溝がはいっており、中心から刃先に向けて風と切り粉が抜けていくので、摩擦熱の冷却効果と切り粉による摩擦が生じません。
使用面は円周部分だけなので、ディスク面を使って研磨してはいけません。

セグメントタイプ

セグメントタイプ

セグメントタイプは、コンクリート・ブロック・レンガの切断をすることができます。。
切断スピードが速いので、切れ味を重視するときに用います。

ウェーブタイプ

ウェーブタイプ

ウェーブタイプは、タイル・大理石・瓦などを綺麗に切断することができます。
タイルなどをセグメントタイプで切断すると割れてしまう場合がありますが、ウェーブタイプはタイルを割らずに切断面を綺麗に切断することができるので、仕上がり重視の用途で用います。
刃先に溝のはいっていない湿式のミルタイプもあります。

取り付け方

ダイヤモンドカッターのディスク面には、矢印マークが表示されています。
この表示されている矢印マークの方向とグラインダーの回転方向が合うように取り付けます。
移動フランジの向きは、ディスクの厚さによって変わります。

グラインダーの性能比較表

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