頭を守る命綱「作業用ヘルメット」
建築現場では必ず頭をぶつける
建築現場で必ず着用しなければいけない安全保護具の1つがヘルメット。十代だった頃のわたしは、このヘルメットをかぶるのがいやでいやでたまりませんでした。なぜかというと、ヘルメットをかぶっていると髪型が崩れるだけでなく、頭が蒸れるのでかゆくなったりするからです。見た目を気にする若い自分にとって格好が悪い存在でしかなかったヘルメット。
しかし、建築現場で作業をしていると、げんこつ、足場、レッカーのフック、ユンボの爪など色々なものに頭を強打してきました。ヘルメットを正しくかぶることにより、たんこぶや頭が割れるような強い打撃を受けても、頭を無傷で守ってくれるます。自分は色々なところを怪我しましたが、建築現場ではヘルメットをかぶらないといけないので、頭に怪我をしたことはありません。
去年のニュースでも、建築現場で高い所からスケール(メジャー)が落下し、作業員の頭にぶつかり亡くなったという記事を見ました。この方もヘルメットをかぶり忘れなかったら、命を落とさなかったかもしれません。危険な作業現場では、ヘルメットをかぶると同時に頭を守る命綱で結ばれます。
最近の高性能ヘルメットがかっこいい
必要なときにシールドレンズを出し入れ出来る
ほとんどの電動工具のマニュアルには、安全メガネを装着するように注意書きがされていますが、実際に安全メガネを着用している職人さんなんてほとんどいませんでした。わたし自信も着用していませんでしたし、着用しろなんて教えられたこともありませんでした。
しかし、建築現場で仕事をしていると色々なものが飛来してきます。例えば柱の上から落ちてくる溶接の火花、塗装屋さんが吹き付けしている塗料、コンクリート打設時に飛び散る生コンなどなど。また、若い頃は恐怖感もなかったので、電動工具や危険な機械を使う際に安全メガネを着用していませんでした。そのため顔面に材料の破片等が飛んでくることもありました。
安全メガネをずっと着用していると目が疲労するので、不必要はなときは外しておきたいものです。でも、安全メガネをポケットに入れていると破損するし邪魔になるので持ち歩きながら作業はしたくありません。しかし、作業内容や場所によっては、色々なものが飛来してくるで、目を守るガードが欲しいなと思うシーンは多々ありました。
シールドレンズ付きのヘルメットですと、安全メガネを持ち歩いたり、身につけておく必要がありません。電動工具を使わない作業でも、火花、液体、鉄粉などが目に飛んでくることもあります。そのため、必要に応じてヘルメットから簡単にシールドレンズを出し入れすることができる機能は、危険な作業現場で働く作業員にとってすごく便利だと思います。
シールドレンズは交換することも可能です。クリアレンズとグリーンレンズの2種類があり、クリアレンズだと視界が見やすくなります。グリーンレンズは遮光度が高いので、眩しい光が目に入っても眩しくありません。さらに約100mmもスライドさせることができ幅広いので、目だけでなく、顔面の半分以上(口から上)をガードすることができます。
視野が広がる透明ヒサシ
建築現場で作業をしていたり歩いていると、頭を梁や足場に強くぶつけることがあります。なぜ前方にあるものに頭をぶつけるかというと、ひさしがあるので視界が狭くなり、頭上のものが把握できなくなることがあります。
ヒサシが透明なヘルメットだと、一般的なものより視野が広がるので頭をぶつけにくくなります。また、スモークタイプなので、晴天時に屋外で作業をしても、強い日差もまぶしく感じません。UV加工処理済みポリカーボネート樹脂なので、紫外線を約100%カットします。
頭の蒸れを防止する通気孔
ヘルメットは頭部に覆いかぶさっているので、頭部が蒸れやすくなります。暑くなるだけなく、かゆくなったりすることもあるので不快になってしまいます。高温多湿になると蒸れるだけでなく雑菌も発生しやすい環境となるので、定期的に洗っていました。
このヘルメットには前後左右に通気孔があり、Air Flow設計になっているので、流れこんできた風は後ろの通気孔から抜けていく構造となっています。この空気が抜けていくとき、蒸れによる湿気も一緒に抜けていくので、頭が群れにくい仕組みになっています。ちなみに前方だけの風でなく、左右の風にも対応します。風が吹いていなくても歩くだけで微量ではあるが風が入ってくるのが感じられます。
さらに不快な臭いのつきやすい汗止め部分には「高機能消臭素材CG-X」、ハンモックテープに「ライオナイトPC」、アゴ紐には備長炭入り繊維が採用されているので、悪臭の発生を抑えてくれます。
サイズを手軽に変えられるワンタッチ式内装
一般的なヘルメットはベルトのサイズを変えるときに、突起した凸部に差し込まれている穴を差しかえなければいけませんでした。そのため、サイズの調整をするときに少し手間がかかりましうた。頭にタオルなどを巻いたときに、よくベルトのサイズを調整することがありました。
トーヨーのヘルメットにはワンタッチ式のタイプがあり、ワンタッチ式のタイプは赤いボタンを押すことにより、ベルトを簡単に緩めることができます。締め付ける場合は、赤いボタンを押さなくてもスライドさせることができるので、サイズの微調整がしやすい。
image | 型番 | シールドレンズ | 通気孔 | レビュー |
NO.390 | × | ○ | レビュー レビュー レビュー |
|
NO.391 | ○ | ○ | レビュー レビュー |
|
NO.392 | × | ○ | レビュー レビュー |
|
レビュー レビュー |