スコヤの種類

スコヤの種類と選ぶポイント

スコヤの種類

スコヤの特徴 スコヤの種類 各会社スコヤ一覧表

スコヤにはL型の完全スコア以外にも様々な種類があります。
ケガキ作業や角度の確認をするツールは紹介している製品以外にもたくさんあります。
DIYの場合は、目盛りが15cm程はいった完全スコヤが1本あれば十分だと思いますが、45°と90°のケガキ作業や角度確認が行え、安定感のある止型スコヤもおすすめです。
他の種類は必要があったときに購入すればよいと思います。

土台の上から目盛(0)がはじまっているスコヤ

左の完全スコヤの長竿の内側の目盛りは、土台の上部からはじまっています。
内側の目盛りが土台の上部からはじまっていると、土台を材料の側面に引っ掛けて寸法を測る際、目盛りが読み取りやすいです。
右のスコヤのように内側に目盛りがなかったり、内側に目盛りがあっても、土台の底から0がはじまっていると、土台を引っ掛けた際に寸法が読み取りにくくなります。
スコヤを店頭で選ぶ場合は、表裏の目盛りを確認してから選びましょう。

厚みが薄いスコヤの土台 土台が厚いスコヤ
土台の厚みが薄いと引っかからない場合がある。 土台の厚みがあるとちゃんと引っかかる。

SPFなどあらかじめ面がとられている材料の場合、土台(妻手)の厚みが少ないとスコヤだと側面にうまくひっかけられない場合があります。
あらかじめ面がとられているような材料をあつかう場合は、スコヤの土台が厚いものを選びましょう。
※面がとられていると角が丸くなっています。

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完全スコヤ

90°

一般的によく使用されるスコヤでL字の形になっています。
90°と角度確認とケガキ線を引くことができます。
妻手を基準面にしっかりと当てて使います。

逃げ穴

スコヤの内側の目盛りで測定する場合、角に逃げ穴がついているスコヤだと、材料の角にあたらないように測定することができるのでガタツキがおこらなくなります。
逃げ穴がないとガタツキがおこり測定しにくくなる場合があります。

ミニスコヤ

完全スコヤのミニサイズです。
止型スコヤが入らないような狭い場所や、完全スコヤでは竿がつっかえるような電動工具や機械の刃の矩出し(直角確認)にも便利です。
ミニスコヤの場合、長竿部分に目盛りがないものが多いので寸法を測ることはできないものもあります。

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マイティスコヤ

45° 90° 135°

完全スコヤと同じL字型になっており、同じように90°の角度確認とケガキ線を引くことができます。
完全スコヤとの違いは、長竿と交わる妻手の端が45°に切られているので、スコヤを傾けることにより、基準面に45°の段差部分を沿わせることができるので、45°と135°のケガキ線を引くこともできます。
15cm以下の小さいサイズはあまり見かけません。

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止型定規

45° 135°

止型定規の形は平行四辺形の形をしています。
90°の角がないので完全スコヤのように、90°の角度確認とケガキ線を引くことができませんが、中央が90°の角度に切り抜かれてるタイプは90°の線引きが行えます。
名前にスコヤという文字はついていませんが、長辺の1辺がスコヤと同じ土台になっているので、表裏のどちらからでも土台を材料にひっかけることができます。

止型定規も目盛りがついているものとついていないものがあります。

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止型スコヤ


SK 止型スコヤ|2×4材の中心割り出し目盛付

45° 90° 135°

止型スコヤは台形の形をしており、止型定規と完全スコヤが組み合わさったスコヤです。
完全スコヤとは違い90°以外に45°や135°ケガキ作業や角度確認が行えます。
止型スコヤは、完全スコヤと同じように長辺には土台がついているので、材料の側面にあてながらケガキ作業などがおこなえます。
また完全スコヤの土台より全長が長く、台形の形をしているのでブレにくく、土台と指で材料を挟まなくても安定したケガキ作業が行える利点があります。
全長が長いので狭い場所の内角角度の確認は不向きです。

一発止型定規 アルミ 62113 定規 アルミ製 工具 シンワ測定
シンワ|一発止型定規

一発止型定規

一発止型定規は、90°と45°の角度確認とケガキ作業がおこなえます。
他のスコヤのようにひっくり返さずに表面と側面に線引きが同時に行えるので、留加工のケガキ作業に向いています。
動画の製品は材質がポリカーボネイトですが、アルミ製の製品もあります。

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自由スコヤ

シンワ-自由スコア
シンワ 自由スコヤ 150MM


SK 目盛付自由スコヤ

自由自在に角度を設定可能

自由スコヤは止めネジをゆるめることにより、竿の角度を自由に調整することができます。
あらゆる角度のケガキ線を引くことはもちろんのこと、既存の材料や構造物の角度を測り、そのまま角度を写しとることができるので、同じ角度の材料を作りたい場合に非常に便利です。
目盛りがついている製品もあるので、寸法を測ることもできます。

SK 目盛付自由スコヤ FS-150M

目盛り付き

自由スコヤには角度目盛りがついているタイプもあります。
目盛り付きの自由スコヤは、任意の角度に調整して線引きを行う場合や写し取った角度を確認したい場合に便利です。
角度のケガキ作業で精度が必要な場合は、【プロトラクター】>【角度目盛り付きの自由金】を使用します。

スコヤの性能比較表

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