特長・使い方 | 機能 | ブレードの種類 | 性能比較表 |
スイッチ
マルチポジションスイッチ
スイッチはマルチポジションスイッチになっており、以下のON/OFFに切り替えられるスイッチが2つついています。このシリーズ(10.8V~18V)のレシプロソーは、全てマルチポジションスイッチになっています。
現在、この形状でマルチポジションスイッチになっているのは、国内の会社だとマキタだけだと思います。
無段変速機能がついているレシプロソーは、スイッチの引き具合によってストローク数(スピード)の調整がおこなえます。
このモデルはどちらのスイッチも無段変速に対応しています。
トリガスイッチ(引き金)
トリガスイッチは、手の届かない高い所や狭い所での切断に向いています。トリガロックボタンを押すとトリガスイッチが引けなくなります。下で紹介しているスイッチレバーを使用する際は、このロックボタンを押してトリガスイッチを引けない状態にして使用します。
スイッチレバー(パドルスイッチ)
本機をしっかり保持したり、精度を高めたいシーンに向いています。片手でも力をいれて切断することが可能です。スイッチレバーはロックオフレバーを引かないと、スイッチレバーを引くことができません。スイッチレバーを戻すと自働でロックがかかるので、握っている時に誤ってスイッチが入ることはありません。
ストローク幅
ストローク数(3,000min-1)ストローク幅:14.5cm | ストローク数(2,700min-1)ストローク:幅28cm |
ストローク幅で切断スピードが変わる
レシプロソーのストロークとはブレードが前後に往復運動することをさし、ストローク幅とはブレードが往復する長さを現します。ストローク幅が長いほど、ジグソーと同じように切断速度は向上します。
ストローク幅が10mm前後と少ないモデルで厚い材料を切断する場合は、本体を手鋸のように前後に動かしたほうが効率よく切断できます。
材料の幅があると切断した際にでる切子が排出されずに詰まり、切れ味がおちてしまうからです。
リョービ |
マキタ |
小型と大型のレシプロソーの違い
比較表のレシプロソーのストローク幅を見ていると、上の動画のように片手で保持でき、手のこ感覚で切断できるモデルはストローク幅が10mm前後で、質量が2kg以下になっています。
〔剪定・枝落とし〕〔構造材の切断・窓抜き〕のような作業であれば、片手で保持することができるので、空いた手で枝を動かないように固定したり、不安定な場所だったりした場合に掴まることができるので問題はありません。パワーが必要な場合は18Vシリーズやリョービのコード式レシプロソーしか選択肢がないと思います。
BOSCH(ボッシュ) |
日立工機 |
大型のレシプロソー
大型のレシプロソーは形状が変わり後部のグリップを握らないとスイッチをいれることができません。
そして、どのモデルも質量が3kg以上になるので、片手で保持しながら切断することは難しいので、〔剪定・枝落とし〕〔開口工事(窓抜き)〕には向かないでしょう。
固定された太い材料や硬い金属などを効率よく切断したい場合は、大型のレシプロソーのほうがストローク幅が広いので速く切断できます。
この形状のモデルはブレード(刃)をワンタッチで変えられ、ストローク幅が倍近くあがりますが、ジグソーのブレードが取り付けられないことと、パワーがあるぶん質量も重くなります。
LEDライト機能
LED点灯
LED機能がついているモデルはスイッチを引いている間だけLEDライトが点灯しブレードの先端を照らしてくれます。このモデルは少しだけスイッチを引くことにより、ブレードをストロークさせずに、LEDライトを点灯させることができるギミックがついています。
スイッチを離して少し経つとライトは消灯します。
暗い場所での作業や配線の確認に便利な機能です。
明るい場所で作業する場合はなくても困らない機能です。
ベース位置調整機能
ベースの調整方法
ベース(シュー)の位置を調整できるモデルがあります。
ベースの位置調整は工具が必要なモデルとレバーやボタンでワンタッチで調整できるモデルがあります。
このモデルは工具(六角レンチ)が必要になります。
切れ味が復活!?
基本的に材料にベースを押し当てて切断するので、ベースに近い位置の刃から切れ味が落ちていきます。
切れ味が落ちても、ベースの位置を調整することにより、普段使用されていなかった刃の部分が材料に当たるようになるので、切れ味が戻る場合があります。
その他の機能
バッテリ残量表示
このモデルにはバッテリの残量がわかる機能があります。
パネルの電池のマークがはいったボタンを押すと、バッテリの残量が表示されます。
六角棒レンチ収納スペース
六角棒レンチを収納できるスペースがあるので、工具箱などから取り出す必要がありません。