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コードリールの機能

コードリール各部名称(C-20S)

コードリールの比較表はこちらからどうぞ。


コードリールの選び方 特徴と種類 機能 延長コード コードリールの性能比較表 性能比較表
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防塵シャッター・防塵扉・防雨キャップ

防塵シャッター・防塵扉・防雨キャップ

粉じんの多い作業場所でも安心

ハタヤの屋内用コードリールには、全てのモデルのコンセントに開閉式の扉やシャッターがついているので、粉じんや切り屑等の浸入を防ぐことができます。
防塵シャッターの場合は、プラグを抜くと同時に自動で閉まります。
コンセント側を上に向け寝かせて使用しても、粉じんや切り屑が内部に侵入することがないので安心です。

防水効果のあるキャップ

屋外用コードリールには防雨キャップがついているので、粉じんや切り屑だけでなく、雨や水しぶきを防ぐことができます。ただし、コードリールに接続する機械や電動工具は防雨型プラグでなければ意味がありません。ブラックカッパーを取り付けることにより、どんなプラグも防雨プラグに変えることができます。
自分が購入した屋外用コードリールには、このブラックカッパーが1つ付属されていました。

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電線の太さが大事

電線太さ 画像 5A-使用電流
(500W)
10A-使用電流
(1000W)
15A-使用電流
(1500W)
0.75m㎡
(電線太さ)
電線の太さ(0.75m㎡) 92.9V
電圧降下
85.8V電圧降下 75.7V
電圧降下
1.25m㎡
(電線太さ)
電線の太さ(1.25m㎡) 95.7V電圧降下 91.5V電圧降下 87.2V電圧降下
2.0m㎡
(電線太さ)
電線の太さ(2.0m㎡) 97.3V電圧降下 94.7V電圧降下 92V電圧降下
3.5m㎡
(電線太さ)
電線の太さ(3.5m㎡) 98.5V電圧降下 96.9V電圧降下 95.4V電圧降下

※↑ 電圧:100V / コード長さ:30m の場合の電圧降下
10m~50mの電圧降下の影響をまとめた表はこちらのページからどうぞ。

電圧降下(ドロップ)の例え

電圧降下(ドロップ)

延長コードの電線が細かったり・長すぎたりすると電圧降下の影響をうけるため本来の電圧を届けることができません。例えば、高い所に溜めた水をホースを使って低いところに流そうとした場合、水の流れるホースが太いほうが水が勢いよく流れていきます。しかし、ホースが細かったり・長すぎたりすると、水の流れる勢いが弱まり流れにくくなると思います。

水を(電気)・ホースを(電線)に置き換えてみましょう。延長コードの電線が細かったり、長かったりすると、水の流れと同じように電気の流れにも抵抗が発生します。この電線の太さや長さなどによって発生する抵抗を電圧降下(ドロップ)といいます。


電圧降下は使用電流が高いほど大きくなりますが、上で説明したように電線が細かったり・長すぎたりすると、さらに電圧降下の影響を大きくうけます。従って、電動工具等のパワーを落としたくない場合は、電線が太いコードリールや延長コードを選ぶ必要があります。

ちなみに、一般用の電線の太さは1.25~2.0m㎡ですが、セミプロ用やプロ用のモデルには3.5m㎡の極太電線が使用されているモデルが販売されています。消費電力の低い電動工具等を接続するのであれば、あまり電線の太さや長さにこだわる必要はないと思いますが、どうしても電動工具のパワーを落としたくない場合や、コンプレッサー、溶接機など電圧降下の影響を受けると作業に支障がでるような機械を接続する場合は、作業に適した長さ+電線の太いものを選んだほうがよいでしょう。

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接地端子付き(アース)

2Pコンセントと2P接地付きコンセント

接地付きタイプ

コードリールは、2P接地付きプラグに対応したモデルも販売されています。
接地端子とはアースピンのことなので、接地端子付きのコードリールのコンセントは、2Pプラグだけでなく、2P接地付きのプラグも差し込むことができます。
2P接地付きプラグに対応しているコードリールは、自身のプラグも2P接地付きプラグになっています。
ハタヤのコードリールの2P接地付きプラグには、下記の2種類のタイプがあります。

フキュートピプラグ

フキュートピプラグのアースピンは飛び出し式になっているので、2Pコンセントや2P接地付きのコンセントに差し込むことができます。
アースピンを利用する際は、アースピンを右に回すとロックされるので固定することができます。
アースピンを固定してしてコンセントに差し込めば、アースピンがプラグに押しこまれずに接地極の中に差し込むことができます。
アースピンをロックしていない状態だと、アースピンは壁にあたるとプラグの中に押し込まれていくので、接地極の中には差し込まれません。

ニュートピプラグ(New)

ニュートピプラグは、本体カバーを回すことによりアースピンを出し入れすることができるので、フキュートピプラグと同じように2Pコンセントや2P接地付きのコンセントに差し込むことができます。
フキュートピプラグと違うところは、アースピンを引っ込ませたときに、2つの刃がプラグの中心に移動するため、防雨型2Pコンセントに隙間なくピッタリ接続する利点があります。
フキュートピプラグは刃が中心より上にあるので、防雨型2Pコンセントに接続すると中心にある差込口と合わないので隙間があいてしまう欠点があります。

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温度センサー

温度センサー(復帰ボタン)

火災や熱損を防止

ハタヤの一般向けのコードリールは、中筒ドラム部に温度センサー機能が備わっているモデルがあります。温度センサーは、コードの温度が異常上昇したときに、自動でコンセントへの電力供給を遮断してくれます。
コードリールを長時間使用する場合や、消費電力の高い電動工具を使用すると、コードが熱を持つので注意が必要です。

何故、異常な温度上昇が起こるのか

コードが巻かれているコードリールは、電流が流れることにより抵抗熱が発生します。
コードを巻いたまま長時間使用したり、定格電流を超えた状態で使用していると、コードが「ぐにゃり」と柔らかくなってきます。
さらに放置していると、被覆が溶けるほど熱くなり、発火して火災などの原因になります。
なので、製品定格以上の電力を使用する場合は、コードを伸ばしきり巻いたまま作業しないようにしましょう。建設現場などで、伸ばされたコードを勝手にまいてしまうと怒鳴られることがあります。

温度センサーの復帰方法

1.温度センサーが働いてコンセントへの電力供給が遮断されたら、コードリールのコンセントを抜きます。
2.温度センサーが反応したということは、ドラムにコードが巻かれている状態なので、コードを全て引き出します。
3.コードの温度を下げるために放置して冷却します。
4.十分に冷ましてから復帰ボタンを押します。

一般向けのコードリールは〔復帰ボタン〕を手動で押さなければいけませんが、プロ向けのモデルには、コードが冷却されると自動で復帰するモデルもあります。

防じんマスクの性能比較表

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