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グルーガンの特徴 | |
グルーガンの使い方 | |
グルーガンの種類 | |
グルーガン専用スティックの種類 | |
グルーガンの使い道、接着以外にも用途がいっぱい | |
グルーガンの性能比較表 |
グルーガンの特徴
接着できる素材が限られていて、乾くまでに時間がかかるボンド
クラフトでは物を接着する作業工程が非常に多くなり、物と物を接着しようとしたときにボンドを利用することが多いと思います。
例えば、木工ボンドで木の実を接着しようとしたときに、木工ボンドの場合、接着剤の硬化スピードが遅く、引っ付くまでに時間がかかります。また、接合力を強めるために、乾くまでにクランプや紐等で圧着しなければいけませんし、ボンドに適した素材でなければ接着することが出来ません。
すぐに接着剤が硬化する瞬間接着剤もありますが、値段の割りに容量が少ないのでドバドバと使うことができません。
たった20秒で様々な素材を接着できるグルーガン
◎ | 木材・紙・布・皮革・プラスチック |
○ | 金属・磁石・陶器・ガラス・プラスチック |
◎・○は接着力を示す。プラスチックによって接着が弱い場合もある。 |
そこで、グルーガンを使用すると、量や素材にもよりますが、TVのCMを見ているわずかな間に物と物を接着することができます。グルーガーンはスティック状の樹脂を溶かして接着するので、〔木材〕〔紙〕〔布〕〔革〕〔プラスティック〕〔金属〕〔ガラス〕など、様々な材料に対応します。
ボンドのように高い接着力はないので、手で強く引っ張れば外れてしまいます。そのため、木工では仮止めで利用したり、素材を傷つけずに取り外すことも可能です。
素材についた樹脂は固まっても柔らかいのでスケーラーを使えば簡単に取り除くことができます。ボンドの接着剤のように固まった糊を取り除く手間もかかりません。
グルーガンの使い方
3分待ってトリガーを引くだけ
まずはじめにグルーガンにスティック状の樹脂を差込みます。次にスイッチを入れて、約3分間、内部のヒーターを温める必要があります。予熱時間が必要なのは、ヒーターを熱くしないと専用スティックを溶かすことができないからです。
予熱時間が過ぎたらトリガーを引いて接着していきます。トリガーを引くことにより、熱で溶けた専用スティックがノズルの先端からドロドロと吐出されるので任意の場所に垂らします。
予熱時間を守らないと接着力が落ちる
グルーガンの予熱時間は機種によりますが3~5分です。グルーガン専用のスティック(樹脂)は融点が低いので、ドライヤーの熱風を当てただけでも溶け始めてきます。なので、実際はどの機種も1~2分ほどで専用スティックを溶かして接着することができます。
しかし、MAXまで温めなかったヒーターで溶かした専用スティックは接着力が弱く簡単にぽろっとれてしまいます。接着力を強めたい場合はきちんと脱脂+予熱をしてヒーターを温めてから作業を行いましょう。
グルーガンで糸を引かないようにする方法
グルーガンで溶かされたスティック(樹脂)は柔らかいので、ノズルを引き離したときにどうしても糸を引いてしまいます。納豆、トロロ、ペペローションなど、柔らかくてネバネバしたものは必ず糸を引くので避けられません。
そこで、ノズルを引き離すときに伸びた糸を盛った樹脂に巻きつけていくことにより糸の処理をする手間が省けます。巻きつけているときはトリガーを離さなければいけません。
検索してもグルーガンの糸引きの対処法がヒットしなかったので、上の説明が分かりにくい場合は、上の動画を参考にしてください。
グルーガンの糊跡を綺麗にとる方法
グルーガーンの糊跡はポロッと簡単に手でとれるものもあれば、硬くてとれないこともあります。そういった場合はスクレーパーを使って取り除きます。それでも上の写真のような頑固な糊跡がこびりついた場合や材料を傷つけたくない場合は、ドライヤーで1分ほど当てていると透明になって柔らかくなったところをティッシュでふき取ります。
グルーガンの種類
藤原産業(SK11)のピタガンがおすすめ 液漏れしないノズル+安全ヒューズ付き
グルーガンは藤原産業(SK11)が販売しているピタガンという製品がおすすめです。クラフト用であれば1,000円前後のラインナップもあるので高価ではありません。過電流を防ぐヒューズを内臓しているので、安全に配慮した設計で安心して使うことができます。トリガーの幅が広いものは握りやすいので吐出量が調整しやすく力を入れる必要もありません。
ちゃんとしたメーカーであれば他のところでもいいのですが、100円ショップなどで販売されているような安い製品は、クラフトで使う場合はおすすめしません。なぜかというとコードが短いことと、グルーガンを使っていないときでも、ヒーター部分で溶けたスティックがノズルからドバドバと液漏れするからです。トリガーを引いた際の吐出量も一定ではありません。藤原産業(SK11)のラインナップは液漏れ防止機能付きのノズルを採用しているので、使っていないときにスティックがドバドバと溶け出してくることはありません。また、絶縁が甘いようでショートして火花がでたというレビューもいくつかありました。
ピタガン GM-100
たまに使う程度であればこれで十分
SK11の中で一番安価なタイプで、1,000円前後で販売されているので買い求めやすい。購入履歴を見ると2011年に購入しているので約4年ほど経っているが、現在も購入時と同様にスティックを溶かして接着することが出来きます。
この価格帯のものはスイッチがないので、ON/OFFにする際はコードを抜き差ししなければいけません。私は頻繁にグルーガンを使いません。いつも2~3ヶ所を接着する程度で済むので、作業中にスイッチがなくて困ったことはありません。
過去に別の電化製品コンセントを抜いしまい、誤って2日ほどコンセントに差しっぱなしにしてたことがありますが、本体は破損しませんでした。グルーガンも本体に納まっている部分以外は溶けていませんでした。
SK11 ピタガンEX GM-130
頻繁に使うのであれば握りやすい+スイッチ付きがおすすめ
従来機種は〔GM-100〕と〔GM-120〕は余熱時間に5分を要しましたが、GM-130は余熱時間が3分間に短縮されています。また、従来機種は自立させた際に倒れやすい欠点がありましたが、GM-130は改良されてスタンド面が広くなっているので倒れにくくなっています。その他に〔ON/OFF〕に切り替えられるスイッチが備わっています。
頻繁にクラフト作業などを行う用途であればGM-130のほうがおすすめです。なぜなら、〔GM-100〕はトリガーが小さいので1本の指で引かなければいけません。なので、指にけっこうな力を入れないといけないので、連続で使用していると指が疲労しますし、吐出量の微調整が難しくなります。また、指に力が入るのでノズル先端がブレやすい。それに比べGM-130は2本の指でトリガーを引けるので、力を入れずに溶かしたスティックを狙った場所に吐出することができます。
EARTH MAN|GG-210CL
コードレス(乾電池式)だから何処でも使える。
コードレスグルーガンは使用するのに単三電池4本が必要になります。私が購入したGG-210CLは、LEDライトとON/OFFスイッチが備わっていました。LEDライトはノズルの先端を照射してくれるので、影で先端が見えないときに、糊付けしたい部分や糸がはっきりと確認することができ便利な機能です。LEDライトは、スイットをONにしているあいだ、ずっと点灯しているのでスイッチの切り忘れも起こしにくいと思います。
乾電池式は電源の無い場所でも使える利点があるので、屋外での作業や移動しながら作業にも便利です。コードの抜き差しする手間もかからないので、気軽に使え取り回しやすく、頻繁に使う人にとって、一度使ってしまうと依存してしまうほど利便性があります。
GG-210CLをネットで注文したので、届くまではGM-100のように小さく使いにくいイメージがありましたが、大きさはGM-130と同じくらいの大きさでした。GM-130よりグリップが太くて小型の電動ドライバーのように握りやすく、トリガーの幅も広く2本の指で握れるので、この中で紹介している機種で一番あつかいやすかった。
ただし、単三電池4本の連続使用時間が45分と短いので、繰り返し使える充電池を使った方がよいでしょう。充電池や充電器を持っていない人にとっては初期費用がかさむのが痛いところだ。
SK11 ボンドガン GM-150
日曜大工や荷物の梱包なら吐出量がアップしたボンドガン
上記で紹介してタイプは「ピタガン」という商品名でしたが、SK11では「ボンドガン」という大型のタイプも販売されています。ボンドガンは大型ヒーターが搭載されているので、ピタガンより太い専用スティックを溶かすことができます。そのため、トリガーを引いた一回分の吐出量が大幅にアップしています。
ボンドガンは接着面が広くなる大きいもの接着に適しているので、日曜大工やダンボールの梱包作業(封かん・固定)用として販売されている。よくアマゾンなどで買い物をすると、ダンボールの底に透明で柔らかいボンドの跡がついていますが、あれは梱包されている商品を固定しているボンドガンの跡です。日曜大工用といってもこれで棚や机を作れるような接合力はありません。仮止めや補強程度でしか使えませんが、接着スピードがアロンアルファより早いので便利です。
トリガーも4本の指をかけられるので、力をいれやすい設計になっています。写真の「GM-150」は一番安価なタイプなのでスイッチが付いていませんが、「GM-1000」や「GM-1200」の上位機種にはスイッチが付いています。
ボッシュ(BOSCH) ホットボンダー[PKP18E]
ロングノズルタイプだから細部の接着に最適
電動工具メーカーでお馴染みのボッシュもグルーガン(PKP18E)を販売しています。ON/OFFスイッチはありません。他社のΦ11mm~Φ11.5mmのスティックを使用することができますが、ボッシュが販売しているΦ11.5mmのスティックは、他社のスティックより接着力が強い感じがします。
一般的なグルーガンは先端ノズルが太くて短いので、不器用な私は細かい部分だと塗りたい場所に正確に塗布することが出来ません。ボッシュの「PKP18E」は先端ノズルが長くなっているので、狙った場所に正確に塗布することができます。また、吐出量もコントロールしやすい。
細かい部分に塗布する用途では、「PKP18E」のように「ロングタイプノズル」が備わっているグルーガンのほうがおすすめです。自分はこのモデルが一番使いやすいので気に入っているが、トリガーはSK11の「GM-150」のほうが握りやすい。
グルーガン専用スティックの種類
7.0mm | クラフト |
7.5mm | |
11.5mm | 日曜大工、梱包用 |
サイズが大きいほうが吐出量が多い
グルーガン専用スティックの芯径サイズは、一般的に〔Φ7.0mm〕〔Φ7.5mm〕〔Φ11.5mm〕のものがあります。〔Φ7.0mm〕〔Φ7.5mm〕はクラフト用で、〔Φ11.5mm〕は日曜大工、荷物の梱包など広い面を接着するときに使用します。〔Φ7.5mm〕のグルーガンに〔Φ7.0mm〕のスティックを差し込んで使うと液漏れするので、必ずグルーガンのサイズにあったスティックを使いましょう。これは予想であるが、おそらく7.0mm用のグルーガンでも、7.5mmのスティックが共用できると思います。
スティックの種類には、〔色のついたスティック〕〔ラメのはいったスティック〕〔大容量のスティック〕など色々販売されていますが、ネットで販売されている商品を見ていると、〔Φ7.0mm〕より〔Φ7.5mm〕のほうが種類が豊富です。ダイソーやセリアなどの100円ショップにもスティックが販売されているようなので、少量しか接着しない場合は、100円ショップのスティックを利用したほうが経済的だと思います。私は足を運んでみたわけではありませんが、ネットの情報ですと、ダイソーは〔Φ7.5mm〕、セリアは〔Φ7.0mm〕のスティックが置いてあるようです。
グルーガンの比較表
image | 商品名 | スイッチ | 予熱時間 | スティック | 最大消費電力 | レビュー |
GM-100 | ないよ | 5分 | Φ7.5mm | 12W | レビュー レビュー |
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GM-120 | ないよ | 5分 | Φ7.5mm | 14W | レビュー |
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GM-130 | あるよ | 3分 | Φ7.5mm | 17W | レビュー レビュー |
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HB-45 | ないよ | 5分 | Φ7mm | 7W | レビュー レビュー |
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GG-210CL EARTH MAN |
あるよ | 5分 | Φ7~7.5mm | 単3電池×4 6V/?W LEDライト付 |
レビュー レビュー |
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20303 スリーアキシス |
あるよ | 5分 | Φ7~7.5mm | 単3電池×4 6V/8W LEDライト付 |
レビュー レビュー |
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GM-150 | ないよ | 5~10分 | Φ11.5mm | 25W | レビュー レビュー |
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GM-1200 | あるよ | 3分 | Φ11.5mm | 70W | レビュー レビュー |
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GM-1000 | あるよ | 5分 | Φ11.5mm | 58W | レビュー |
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