楽天市場のショップでペリエが1箱500円(送料無料)で販売されていたので、慌てて4箱注文したら全て瓶(750ml)だったでござる。カッとなってダイヤモンドコアビットで穴をあけてみた。ネットではフラットなガラスに大きな穴を開ける方法や、瓶に小さい穴を開ける情報は散見されるが、瓶に大きい穴を開ける情報がないので、珍しくブログを書くことに。
どんな工具が必要なの?
ウィスキー・ワイン・ビールなどのガラス瓶は、「ドリルドライバー」と「ダイヤモンドコアビット」と「プラスチック粘土」があれば、誰でも簡単に失敗せずに穴をあけられる。ルーターなどで穴を広げていく方法だと時間がかかるうえ、綺麗な真円にならないので、4mm以上の穴をあけたい場合はドリルドライバーにダイヤモンドコアビットの装着して穴をあける方法をおすすめしたい。
どうやって刃が逃げないガイドを作るの?
プラスチック粘土は沸騰させた熱湯に入れると柔らかくなり、好きな形に成形することができる。冷めると硬くなってしまうが、硬いといってもゴムのように柔軟性があるため、プラスチック粘土のガイドだと瓶のようにカーブを描いたところにもピタっと固定することができる。これなら初めての人でも刃が滑って横にずれたりせずに、好きな場所に綺麗に穴をあけることができるだろう。
どれくらいの時間で穴をあけられるの?
基本的にガラスにあける場合は、ドリル刃を低速で回転させながら加工していく。なぜかというと、高速加工による発生する熱が原因で刃が切れなくなるからである。水をかけながら穴をあけていくのは、摩擦制御と冷却効果だけでなく、ガラスの切り屑を排出させる役割もある。ガラスの切り屑が蓄積すると切れなくなるため、流水もしくは、定期的に霧吹きや水差しなどを使って水をかけながら加工しよう。
空き瓶に穴をあけるのにかかる時間は、ガラスの厚さによって変わるが、ワインボトルような厚さだと10分前後で穴を貫通させることができた。ただし、底面は厚みがあるので1.5~2倍くらいの時間がかかるとみたほうがよいだろう。高速モードで穴をあけると時間は短縮されるが、加工精度や切断面が荒くなるうえ、失敗しやすくなるので、失敗が許されないボトルであれば必ず低速で加工するようにしよう。
失敗しないコツはあるの?
仕上がりを重視する場合は、瓶に対して垂直にドリルドライバーを固定して、ひたすらドリルドライバーの自重のみで押し進めていくのみである。焦って余計な力を加えると穴の縁が欠けたり、特に貫通した際に強く押さえつけていたりすると、ドリルチャックと瓶が勢いよくぶつかってヒビが入ったり、割れたりすることがあるので注意。上の写真は穴が貫通した際にドリルチャックと瓶が衝突し、クラックが入ってしまったもの。
分厚い瓶だとかなり辛気臭い作業となるので、ラジオや音楽を聴きながら作業をしたほうがよいだろう。
ラベルを綺麗に剥がす方法
水をかけながら加工をしている際にラベルが破れてしまう場合があるため、ワインやウィスキーのラベルが必要な場合は、穴あけ加工をする前に剥がしておいたほうがよいだろう。ボトルに貼られているラベルはお湯につけておくと1時間ほどで綺麗に剥がれた。加工後にのり付けすると違和感なくもとのボトルの状態に戻すことができる。屋外に設置するなどで耐水性が必要な場合は、爪用のトップコートなどで塗膜を張るとよいだろう。