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ワインやウィスキーなどの空き瓶(ボトル)に大きい穴を開ける方法


楽天市場のショップでペリエが1箱500円(送料無料)で販売されていたので、慌てて4箱注文したら全て(750ml)だったでござる。カッとなってダイヤモンドコアビットで穴をあけてみた。ネットではフラットなガラスに大きな穴を開ける方法や、瓶に小さい穴を開ける情報は散見されるが、瓶に大きい穴を開ける情報がないので、珍しくブログを書くことに。

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空き瓶に穴をあけるために必要な工具

どんな工具が必要なの?

ウィスキー・ワイン・ビールなどのガラス瓶は、「ドリルドライバー」と「ダイヤモンドコアビット」と「プラスチック粘土」があれば、誰でも簡単に失敗せずに穴をあけられる。ルーターなどで穴を広げていく方法だと時間がかかるうえ、綺麗な真円にならないので、4mm以上の穴をあけたい場合はドリルドライバーにダイヤモンドコアビットの装着して穴をあける方法をおすすめしたい。

瓶に穴をあけるために必要な工具(ドリルドライバ)

まずはじめにガラスに穴をあける先端工具を回転させる「ドリルドライバー」が必要となる。穴をあけるのに大きなトルクは必要ないので、電圧の低い10.8Vのドリルドライバーや、安物のコード式ドリルドライバーでも十分だ。しかし、軸ブレがひどいものだと縁が欠けたりして仕上がりが悪くなるので、ネットで購入する場合はレビューや口コミを参考にして軸ブレのない製品を選ぶとよいだろう。ちなみに、ワインボトルくらいの厚さの穴をあけるのに10分前後かかるため、複数の穴を連続してあける場合は使用時間の長いコード式のほうが適している。

瓶に穴をあけるために必要な先端工具(ビット)

ガラス・タイル・陶器など硬い素材に穴をあけるには「ダイヤモンドコアビット」という先端工具が必要になる。Amazonや楽天市場などで色々なサイズが入った20本セットのものを選ぶとよいだろう。価格は1,500円ほどとリーズナブルだが、刃が焼けないように正しく使えばたくさん穴をあけることができるので安心。20本セットだと(4/5/6/8/10/12/14/16/18/20/22/25/26/28/30/32/35/38/40/50mm)のサイズのビットが揃っているが、50mm以上のダイヤモンドコアビットも100mmまでなら単品で販売されている。

瓶に穴をあけるために必要なガイド(治具)

ダイヤモンドコアビットでガラスのように表面がつるつるしたところに穴をあけると、刃が滑って逃げてしまうため思った場所に穴をあけることができない。また、刃を固定するガイドは市販されているが、平面でしか使えないタイプなので、瓶のように湾曲した場所に固定するのは困難。ガイドを使わずに穴をあける方法もあるが、正確な場所に綺麗な穴をあけたいと思うので、今回は温めると好きな形にすることができる「プラスチック粘土」を利用してガイドをつくる。プラスチック粘土はネットで販売されているが、100円ショップにも「おゆまる」という商品名で販売されているようである。
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刃が滑ってずれてしまう対策

どうやって刃が逃げないガイドを作るの?

プラスチック粘土は沸騰させた熱湯に入れると柔らかくなり、好きな形に成形することができる。冷めると硬くなってしまうが、硬いといってもゴムのように柔軟性があるため、プラスチック粘土のガイドだと瓶のようにカーブを描いたところにもピタっと固定することができる。これなら初めての人でも刃が滑って横にずれたりせずに、好きな場所に綺麗に穴をあけることができるだろう。

プラスチック粘土(おゆまる)柔らかくする方法

まずはじめに熱湯にプラスチック粘土を投入し、柔らかくなったら手で固定しやすいサイズの大きさに成形しよう。かなり熱いので手を冷水につけてから形をととのえたい。厚さを5mmほどにして形をととのえたら、柔らかいうちにダイヤモンドコアビットを差し込んで穴の形をとっておく。無理に貫通させると穴が広がってしまうので、粘土が固まってからドリルドライバーを使って貫通させたほうがよいだろう。
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どれくらいの時間で穴をあけられるの?

基本的にガラスにあける場合は、ドリル刃を低速で回転させながら加工していく。なぜかというと、高速加工による発生する熱が原因で刃が切れなくなるからである。水をかけながら穴をあけていくのは、摩擦制御と冷却効果だけでなく、ガラスの切り屑を排出させる役割もある。ガラスの切り屑が蓄積すると切れなくなるため、流水もしくは、定期的に霧吹きや水差しなどを使って水をかけながら加工しよう。

空き瓶に穴をあけるのにかかる時間は、ガラスの厚さによって変わるが、ワインボトルような厚さだと10分前後で穴を貫通させることができた。ただし、底面は厚みがあるので1.5~2倍くらいの時間がかかるとみたほうがよいだろう。高速モードで穴をあけると時間は短縮されるが、加工精度や切断面が荒くなるうえ、失敗しやすくなるので、失敗が許されないボトルであれば必ず低速で加工するようにしよう。

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瓶(クラック)

失敗しないコツはあるの?

仕上がりを重視する場合は、瓶に対して垂直にドリルドライバーを固定して、ひたすらドリルドライバーの自重のみで押し進めていくのみである。焦って余計な力を加えると穴の縁が欠けたり、特に貫通した際に強く押さえつけていたりすると、ドリルチャックと瓶が勢いよくぶつかってヒビが入ったり、割れたりすることがあるので注意。上の写真は穴が貫通した際にドリルチャックと瓶が衝突し、クラックが入ってしまったもの。

分厚い瓶だとかなり辛気臭い作業となるので、ラジオや音楽を聴きながら作業をしたほうがよいだろう。

ワインやウィスキーのラベルの剥がし方

ラベルを綺麗に剥がす方法

水をかけながら加工をしている際にラベルが破れてしまう場合があるため、ワインやウィスキーのラベルが必要な場合は、穴あけ加工をする前に剥がしておいたほうがよいだろう。ボトルに貼られているラベルはお湯につけておくと1時間ほどで綺麗に剥がれた。加工後にのり付けすると違和感なくもとのボトルの状態に戻すことができる。屋外に設置するなどで耐水性が必要な場合は、爪用のトップコートなどで塗膜を張るとよいだろう。

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