皆が憧れるイケメンなインパクトドライバー
私はDIYであれば音が静かで締め付ける力(トルク)を調整できるドリルドライバー派なんですけれども、やはりバリバリと打撃音がなり、大工さんも腰からぶら下げているパワフルでイケメンなインパクトドライバーを購入するDIYユーザーも多いようです。確かにインパクトドライバーはトルクが強いので、構造物や大きな家具の製作ではドリルドライバーより頼もしい存在になります。
しかし、インパクトドライバーってたくさんのメーカーが販売していてどれを選んだらいいのか迷ってしまうと思いますし、プロ用になると価格も割高になります。そこで、個人的に初心者向けのおすすめのインパクトドライバーを紹介したいと思います。
コード式インパクトドライバー
有名メーカーだから安心! 安価なリョービの「CID-1100」
このCID-1100はDIY用モデルなので、プロ用モデルに比べるとトルクや機能が劣りますが、110Nmのトルクがあるので、大きな家具や構造物を作る力は十分にあります。
そしてなにより有名な国内の電動工具メーカーなのに、価格が1万円前後と廉価なのでお買い得です。私の記憶では、以前は9,000円ほどで販売されていたと思うのですが、価格は常に変動しています。今、Amazonで価格を見ると7,800円まで下がっていました。
使いたいときにすぐ使え、バッテリー代もかからない
コード式なので、移動する作業では取り回しにくかったり、コードを抜き差しする手間がかかりますが、DIYの場合は、あまり移動しながら作業することはないと思うので、1,000円前後の建築用延長コードとこのインパクトドライバーがあればストレスなく作業をこなせます。また、バッテリーを電源としないので、いつでも使いたいときにMAXの状態で作業が行えますし、バッテリーが劣化しないので、バッテリーを交換する費用がかからず経済的です。
DIY用モデルなので、長時間負荷のかかるような作業をしていると痛みやすく、過酷な建築の作業現場では不向きです。
コードレス式インパクトドライバー
小型なのにパワフル! 軽々持てるマキタの「TD090DWX」「TD090DWSP」
コードレス式はバッテリーが標準付属されているので、コード式より割高になります。予算に余裕があるのであれば、トルクの強い14.4Vや18Vのインパクトドライバーのほうがよいでしょうが、14.4Vや18Vクラスになると価格が跳ね上がります。
なので、10.8Vで質量の軽くて廉価な「TD090DWX」や「TD090DWSP」をおすすめします。双方の機種はバッテリーの付属されている個数が異なるだけで性能や機能は同じです。10.8Vなのでトルクは14.4Vや18Vに比べると落ちますが、DIYで作るような大きな家具や小さな構造物であればコーススレッドで強固に締め付ける力はもっています。
動画のコーススレッドの長さは100mm(10cm)です。DIYでこんなに長いビスはあまり使われないと思いますが、10.8Vのインパクトドライバーでもスピードは落ちますが、木材にちゃんと締め付けることができます。もしトルクが足りないシーンでは、あらかじめ下穴を開けることで最後まで締め付けられるようになります。
1つのバッテリーで25モデルのツールを使いまわせる コード式に戻れなくなるほど使いまわしやすい
一応プロ用モデルなので、標準付属されているリチウムイオンバッテリー1つで、25モデルの電動工具や園芸工具などを使いまわすことができます。互換性(共用)のある電動工具は全て、本体のみでも販売されているので、付属されているバッテリーと充電器を持っていることで、次回から経済的に違う種類の電動工具を購入することができます。
例えば、私の愛用しているドリルドライバー(DF330DZ)も10.8Vなので、本体のみで購入すれば、今販売されている価格ですと7,000円ほどで購入することができますし、アマゾンや楽天でも人気で一回使うと手放せなくなるコードレスクリーナー(CL100DW)も本体のみで購入すれば、5,000円ほどで購入することができます。
もう少し、パワーのあるものが必要でしたら、リョービ(14.4V)の型落ち、BID-1406、BID1415が安価な価格で販売されています。バッテリーは1.5Ah×1個と容量が少ないですが、1日数時間程度のDIYなら1.5Ahでも充電がきれるようなことはありませんし、切れたとしても30分以内とスピーディに満充電することが可能です。