この記事は約 6 分で読めます ( 約 3228 文字 )

Pocket

はじめまして。HP拝見させて頂きました。

今回初めて卓上のボール盤を購入する予定をしています。
使用目的は、アクセサリーを作る工具です。
穴を開ける対象物は、真珠、天然石、貝殻などです。
作業環境は、専用な場所がないので、小さく軽量なタイプを探しています。
対象物も固定でき、ドリルスピードも調整ができるものがあればと思います。大変恐縮ですが、良いアドバイスがあれば教えて頂きたいと思います。


(上ルーターの動画:スピード調整可能)

一般的に石に小さな穴あけに使用されるのはミニルーター

DIYで天然石や貝殻に2~3mmの小さな穴を開ける場合、一般的にミニルーターが使用されます。さらに精度を高めたり、より垂直な穴をあけたい場合は卓上ボール盤を使用します。ボール盤を使用すると精度が高まるだけでなく、効率よく穴を開けることができます。また、穴の縁や切断面の仕上がりもボール盤のほうが美しくなります。その他に、大きな穴を開けられるメリットも存在します。

卓上ボール盤

大型のボール盤は邪魔になるほど大きい

一般的な100Vの卓上のボール盤はパワーがあるので、モーターに負荷のかかる大きな穴あけ作業や連続して大きな穴をあける作業に向いています。しかし、場所をとるほど大きく、重さが20kg前後あるので、省スペースに収納できないうえ、簡単に移動させることができない欠点が存在します。

小型ボール盤

DIYなら小型なボール盤でも十分

コンパクトで軽量のタイプをお探しであれば、小型のボール盤がおすすめです。パワーは大型のものに比べると落ちますが、石や貝殻に小さな穴を開けるパワーは十分に備えています。重さや大きさは、メーカーによって異なりますが、一般的なものは「重さ5kg前後」「高さ40cm前後」なので女性でも持ち運べるうえ、省スペースに収納することもできます。

小型のボール盤は、マキタ、日立工機、リョービーのような大手国内電動工具メーカーは販売していません。なので、あまり聞きなれないメーカーの安価な製品を買うことになります。信頼できるメーカーの製品がよいのであれば、ドイツのメーカーの「プロクソン」がおすすめですが少し割高になります。

.

ドリルチャック

ドリルチャックがついてるから丸軸の先端工具も取り付けられる

小型のボール盤にはドリルチャックが付いているので、「ミニルーター」や「電気ドリル」などに取り付ける丸軸や六角軸の先端工具を取り付けて穴を開けることができます。また、ドリルビットがブレにくいうえパワフルなので、「ミニルーター」や「電動ドライバー」などで穴を開けるよりも、仕上がりが綺麗な穴が開けられるうえ、効率よく作業がすすみます。特に大きな穴を開けたときの仕上がりは段違いです。

.

DP2250R-レクソン

わたしが所持している小型のボール盤

わたしはREXON(レクソン) の小型ボール盤-DP2250R(約1万円で購入)を所持しています。スピード調整が行えるダイヤルがついているので、材質や穴の大きさに適した回転速度に調整することが可能です。また、バイスも付属されているので材料を固定することも可能です。

先端工具

天然石、ガラス、貝殻などに穴をあける先端工具はダイヤモンビット

ただし、天然石、ガラス、タイルのような硬い素材に綺麗な穴を開ける場合は、螺旋を巻いているドリルビットではなく、「ダイヤモンドビット」や「ダイヤモンドコアビット」を使用しなければいけません。このビットで穴をあける場合、刃を熱で傷めないようにするため、ビットに水をかけながら低速回転でビットを材料に侵入させなければいけません。

.

材料を手で持つのが怖い場合はプラスチック粘土で固定しよう

不定形な石や貝殻をバイスで動かないように固定するのは難しく、素材を破損させてしまうこともあります。バイスをベースに固定して水をかけながら穴を開けると、穴を開けたい位置の調整に手間がかるうえ、バイスやベース(土台)が錆びてしまいます。

なので、容器に水を入れて、素材を水に沈めた状態で、手で固定しながら穴をあけるほうがよいです。また、水に沈めて穴を開けることにより、粉じんが発生しないのでマスクを着用しなくて済みます。

小さい石や貝を手で固定するのが怖かったり、不定形な素材で手に力がはいらずブレてしまう場合は、プラスチック粘土で石を固定しながら穴を開けることをおすすめします。プラスチック粘土は熱湯に入れると粘土のように柔らかくなり、冷やすとスーパーボールのような硬さに固まります。(水に浸けると2~3分で固まります)

プラスチック粘土が繰り返し使用できるといっても、ネット通販でプラスチック粘土を購入すると少々割高です。予算を抑えたい場合は、100円ショップで販売されている「おゆまる」という商品がおすすめです。お近くに店舗に販売されていない場合、Amazonや楽天市場で販売しているショップがあるので、安く販売されているショップで注文するとよいでしょう。

タッパーで固定

プラスチック粘土を手で持って固定させるのも怖い場合は、タッパーなどに入れると安心感がより増すかと思います。また、タッパーに入れるとコアビットで大きな穴をあけたときに周辺が汚れない利点もあります。ちなみに、プラスチックのタッパーだと穴を開ける際に底がたわみやすいので、精度を高める場合、底面が固い耐熱ガラスや陶器の角い容器を使用したほうがよいでしょう。

.

安全メガネ

失明が怖い!必ず保護メガネを装着しよう

作業中に石が割れたり、ビットが折れたりすると顔面に高速で飛来することがあります。硬い飛来物が目に当たると失明するおそれがあるので、必ず「安全メガネ」を着用して作業を行います。保護メガネは長時間作業をする場合は、JIS 規格のものがおすすめです。視界がクリアになるうえ、長時間装着していても目が疲れにくいです。また、ボール盤を使用する際、軍手の装着はNGです。

.

真珠 穴開け

わたしは真珠のような球体のものに穴を開けたことがありません。精度が高そうな専用の機械「バイス」が販売されているよですがかなり高額です。

自分であれば、プラスチック粘土に真珠より小さな穴を開けて固めて、その穴に真珠を差し込んで穴を開けます。または、金属性のバイスで真珠を挟むと傷がつくので、「木の小さいバイス」に固定して穴を開けます。

あまりに小さい穴(1mm前後)をボール盤で開けるとビットが折れやすいので、ミニルーターやピンバイスを使用したほうが確実だと思います。上手くいかない場合や、その他にご質問等ありましたらお気軽にお問い合わせください。お役に立てなくて申し訳ありません。

卓上ボール盤 石に穴

上は小型の卓上ボール盤(DP2250R)で石や貝に穴開けをした写真です。ドリルドライバーを手で持って穴をあけるとブレが発生するので切断面が深いギザギザが残ったり、穴の縁が欠けたり、穴の幅が広がることがありますが、ボール盤だと材料とビットがしっかり固定されているので、これらの欠点が解消されます。

卓上ボール盤の性能比較表
小型ボール盤 DP2250Rのレビュー

Pocket