差出人: D 様
題名: GSS23AEMFについてご教授下さいメッセージ本文:
上記オービタルサンダーを調べていてこちらにたどり着きました。上記機種を購入検討していたのですがマイクロフィルターユニットが結構高いからランニングコストがかかるのではと主人から反対されています。古いマンションに住んでいる為静音性を重視しております。ベランダにて作業する予定で 速度が調節できて音も多少抑えたり出来る点や集塵能力も考慮しての機種選択です。こちらマイクロフィルターユニットはどの程度で交換が必要になるものでしょうか?使用頻度によって変わってくるものだとは重々承知しますがそれでもだいたいの目安等ご存知でしたら参考までにお教えいただければと思います。
当方 家庭で使う家具を自作しておりこれまでに SPF材でダブルベッド枠 TV台 本棚等を作っており 今後も 本棚 扉付キャビネット等作成予定で塗装前に研磨したいと思っております。ホームセンター工作室の備品が使えない事が多く購入を決断したものです。
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掃除機でお手入れをして吸塵できなくなったら寿命
オービタルサンダーのマイクロフィルターユニットの寿命の件ですが、ダストボックスは落下させたりして強い衝撃を与えない限り破損しないので、大事に使えば人間のほうが先に星になるかと思います。
中に組み込まれているフィルターは仰る通り、使用頻度や材料、ペーパーの目の粗さによって寿命が変わります。このことから、フィルターの具体的な寿命は分かりかねます。
予想ですが、毎週日曜大工でSPFに使用しても、3年は余裕で持つかと思われます。毎日使うようなハードな使い方をすれば、1年で寿命がくるのではないでしょうか。
GSS23AE/MFのフィルターユニット(2609199059)の価格は(900円)なので、3年で寿命がきた場合、年間に換算すると300円とランニングコストは問題になりません。
吸塵能力が下がったら掃除機でお手入れできる
ちなみに、オービタルサンダーやランダムサンダーの大鋸屑や粉塵の吸塵が悪くなった場合、ブラシノズルを装着した掃除機でお手入れすれば繰り返し使用することが可能です。フィルターの溝に詰まった粉じんは、硬いもので軽く叩いて振動をあたえると簡単に除去できます。掃除機で掃除をしても吸いが改善されない場合は寿命となります。
掃除機や集塵機と接続して集じんできる
GSS23AE/MFはフィルターユニットを取り外し、延長ホースを接続すれば掃除機や集塵機で吸塵することも可能です。基本的に電動工具メーカーの専用ホース(2607002163)は割高なので、ネットではTS継ぎ手や安価な排水ホースを使い接続しているDIYユーザーが散見されます。
オービタルサンダーよりランダムサンダーの方が静か
静音性を重視されているとのことですが、同社のプロ用モデルのサンダーであれば、オービタルサンダーよりランダムアクションサンダーのほうが音が静かです。現行モデルは、「GEX 125-1AE」と「GEX 125AVE」の2種類があり、どちらもスピード調整をすることが可能なうえ、SPFのプレーナー加工によるナイフマークもオービタルサンダーより速く消すことができます。
サンディングする材料は一般的に作業台に固定しますが、作業台に置いて研磨すると作業台がスピーカーのような役割をして騒音が響き渡ります。そのため、材料を手に持ったほうがサンディングしたほうが静かになります。手に持つのが辛い場合は、材料下に柔軟性のあるものを下に敷くなどすれば騒音が低減されます。
同社のランダムアクションサンダーは、Φ125mmで8個穴が開いているペーパーであれば他社の商品も流用可能です。無名なメーカーの商品は安価で、ホームセンター等にも販売されています。ちなみに、同じ価格帯の「GEX125-1AE」のフィルターユニット(2609199176)は1,200円です。